負の連鎖を断ち切る 『アンガーログ』で怒りを可視化/ 今日から始める アンガーマネジメント vol.2

笑顔で電話する女性 お役立ちコラム

自分らしく過ごせていないと感じてしまう方、何故か日常にモヤモヤが残る方、怒った後に後悔してしまう方・・・。
このコラムでは、そんな感情を抱いている方は是非取り入れていただきたい『アンガーマネジメント』をご紹介しています。

 

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怒りの連鎖を断ち切り、自分らしく輝くためのアンガーマネジメント

「あなたは自分らしく毎日を過ごしていますか?」

この質問に対して、どのくらいの方が自信を持って「はい!」と言えるのでしょうか。
大半の人は、環境を見直して、もっと自分が輝ける日常があるのではないかなと、首を傾げているのではないでしょうか。

さらにあなたに質問です。

「最近、子どもや家族、周囲に怒りをぶつけましたか?」

実は人は無意識に、怒りのエネルギーを発しています。
「怒っても疲れるだけ・・。」と頭では分かっていても、ついつい怒りを感じてしまう自分をどうにかしたい。

日々、ちょっとしたことでイライラしたり、思うように事が運ばなくてモヤモヤすることもあると思います。しかし、『怒り』は人間が持つ感情の中でも、精神的に大きなダメージを受けやすいと言われています。

落ち込む女性

あなたは怒りを自分で『選んで』いる

早速ですが、2つのシチュエーションをイメージしてみてください。

  1. 「大好きな人と、楽しくお喋りしながら気分良く歩いていたら、すれ違い様に誰かと肩が激しくぶつかりました。」
  2. 「家族や子供と痴話喧嘩をして、イライラしながら歩いていたら、すれ違い様に誰かと肩が激しくぶつかりました。」

 

さて、ここで質問です。
1つめのシチュエーションの時、あなたはどのような感情になるのでしょうか。

殆どの方は、『怒る』ことはないでしょう。

しかし2つ目のシチュエーション。
イライラしていた状況下で肩が激しくぶつかれば、もしかしたら「気をつけてよ!」「痛い!」と言ってしまう人もいるかもしれません。

とはいえ2つのシチュエーションは、「すれ違い様に、誰かと肩が激しくぶつかった」という同じ状況です。
しかし、沸き起こる感情は全く違います。2つのフキダシ

ここで大切なのは、「肩がぶつかった」という出来事そのものがあなたを怒らせているのではなくて、その直前の気分であなた自らが、時と場合によって「怒ること選んでいる」ということに気づくことです。

『誰か』や『何か』があなたを怒らせているのではなく、あなた自身が『怒り』を選択しているということです。

 

怒りが生まれるメカニズム

実は怒りが発生するまで三段階あります。

第一段階  出来事に遭遇

何らかの出来事があったり、誰かの言動を見たり、聞いたりします。

第二段階 出来事への意味づけ

その出来事、誰かの言動などが、どういうことなのかを考え、意味付けをします。

第三段階 怒りの発生

意味付けをした結果、自分が許せないものであれば怒りが生じます。

この段階を踏まえた上で、怒りが発生します。
特に大切なのは、第二段階の『出来事への意味づけ』 になります。
この意味付け次第ではあたなの中の「許せる」「許せない」が決まってきます。
一旦、自分の中の「許せる」範囲を広げてみる努力をするのも、オススメします。

 

『アンガーログ』怒りを可視化することで扱いやすくする

前回のコラムでは『6秒ルール/怒りを点数化』をご紹介しました。
今回は、更に自己分析を深める『アンガーログ』をご紹介します。

具体的に怒りを客観視することで、自分が物事をどのように認識しているのか、
どのように怒りを感じているのかを、知っていくことで、怒りの感情をマネジメント出来るようになります。

準備物

ノートか、または携帯のメモ機能

ノートとペンとコーヒー

やり方

日時・・・怒りを感じた日時を記載
出来事・・・怒りを感じた状況について完結に記載
感情・・・その時どのような感情を持ったのか
感情の強さ・・・怒りが10段階のうち何段階か
行動・・・どのような行動をとったのか
結果・・・行動をした結果どのような結果になったのか

ポイント!

  1. その場で書く、メモする。
  2. イラっとしたり、カチンとしたら、その都度書く。
  3. 書いている時は一切の分析をしない。

綺麗に書こうとせず、自分が見返した時に分かる範囲で書いていくので十分です。

記録を続けて数日分のログが出来たら、その内容を見直してみましょう。
そうすることによって、自分の怒りの傾向や特徴を客観的に知ることができます。

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怒りは水が流れ落ちるように、立場の強い者から弱い者へと、上から下へと流れていきます。上司から部下へ、大人から子どもへ。
更に、受けて側はその感情を下へ下へと流れ、負の連鎖が止まらなくなります。

このアンガーマネジメントを皆さんが実践することによって、負の連鎖を断ち切ることができます。

皆さんの人生が自分らしく輝けるように、日常生活にアンガーマネジメントを取り入れてみてください。

 

 

片岡まこ片岡 まこ/Mako Kataoka

ウェルビーイングディレクター
文化服装学院 非常勤講師 「ウェルビーイング・プログラム」
AMFT アンガーマネジメトファシリテーター
ナショナルアンガーマネジメト認定 NAME Certified Anger Management Specialist- I

ヨガインストラクター マタニティピラティスインストラクター
フィットネスモデル
東京タワーメインデッキ貸切“ASAYOGA”プロデューサー

10代の頃から、ミュージカルや舞台に出演し、2014年ミス・アースジャパンファイナリスト、2015年ミスインターナショナルファイナリストの経験の際に心身共に体調を崩したことをきっかけに、心と身体の豊かさを大切にしている。

一部上場企業でウェルネス事業部を立ち上げ、様々な企業の健康経営に7年間携わる。

独立後も、企業のウェビナーや講演会、学校法人などで登壇し、
ウェルビーイングの考え方を軸として、アンガーマネジメントやコーチングの要素を取り入れながら、“自分らしい生き方を見つけること”をテーマに活動行っている。

また、2015年から現在まで、東京タワー大展望台貸切ASAYOGAのプロデューサー兼ヨガインストラクターとして述べ6000名以上指導。

ヨガウェアのプロデュースや、フィットネスモデル、ライター、イベントプロデューサーとして、多岐に渡り活動をしている。
保護犬のハルコと、保護猫のレイコを引き取り、保護活動にも取り組んでいる。
不妊治療を経て、2022年1月、第一子出産。

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