子どもの生き方が変わる『言葉』ってどういうこと?/『言葉』を変えて、子育てをもっとハッピーに!Vol.1

子育てをする女性と赤ちゃん お役立ちコラム

はじめまして、曽田照子です。私はライターとして子育ての本を書いたり、取材したりしています。

この連載では私のテーマの一つでもある、親から子への『言葉かけ』についてお伝えします。普段何気なく使っている『言葉』を、意識していいほうに変えてみると子育てがもっと楽しくなりますよ。

第1回目の今回は「言葉を変えるってどういうこと?」です。

 

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『言葉』を変えるってどういうこと?

親の言葉は子どもの人生に影響を与える

私たちは普段、言葉を使ってコミュニケーションをしています。
言葉だけでなく身振り手振りや表情、小さい子には抱っこなんかもコミュニケーションの一種ですが、「こうして欲しい」という意志や「こう思う」といった考えを伝えるのに、一番使っているのは、やはり言葉です。

親の言葉は子どもに影響を与えます。このコラムを読んでいるあなたも、自分が親に言われた言葉のいくつかを覚えているのではないでしょうか。
「かわいい」「いいね」といった肯定の言葉ばかりというラッキーな人もいるでしょう。でも「あんたは●●なんだから」「○○しなさい」なんて叱咤激励や命令、否定の言葉が心に刺さっているケースも少なくありません。

そう、親の言葉って、子どもの思考や生き方に影響を与えるのですよね。
親の言葉がその後の子どもの人生の土台になるといっても過言ではありません。

親子の手 ハート

同じ内容を伝えていても、表現で印象が変わる

日常の何気ない言葉も、積み重なれば大きな違いが出てしまいます。
同じことを伝えるのでも「○○しないと、××だよ」と怖がらせるのと、「○○すれば、△△だよ」とよい未来を提案するのとでは、印象が真逆になります。

たとえば「手洗いしないと病気になるよ」より「手洗いすればバイキンをやっつけられるよ」のほうが前向きで、子どもも張り切りますよね。
そんなふうに、ママが言葉を変えると、子どもの態度が変わります。子育てがしやすくなり、毎日が今より少しハッピーになるのです。

子育てをする女性と幼児

 

言葉を変えると『人生』が変わる

ところで、私たちは考えるとき言葉を道具として使っています。

頭の中で独り言を言ったり、自分自身と対話したりするのも言葉ですよね。これを『内言』といいます。
逆に喋ったり書いたりするのに使う言葉は『外言』といいます。
脱線しますが、小さい子に独り言が多いのは、この『内言』が口から漏れ出てしまうからなんですよ。

親子コミュニケーション

『内言』が明るい楽しい前向きな言葉ばかりだと、気分よく生きられそうですが、逆にツライ苦しい呪いの言葉ばかりだとドヨーンとした気持ちになってしまいます。

無理にこじつけてすべてをポジティブにすると無理が出ますが、口に出す言葉をプラスの方向に変えるように意識するだけで、内言は影響を受け、気分も変わっていきます。

 

ほんのちょっと意識するだけでOK

そうはいっても「言葉を変えるってどうしたらいいの?」と疑問に思う人もいるでしょう。

言葉を変える第一歩は「自分の言葉を意識しよう」と決めることです。
そして、言葉を口に出す前に、一瞬だけ「この言葉は子どもにどんな影響を与えるだろう?」と立ち止まってみましょう。
それだけで、反射的に言葉をぶつけることを止められます。

だれだって、自分がどんな言葉を口にするかを、自由に選べるし、思い通りに制御できるはずです。
ぜひ今日から試してみてくださいね。

▼第2回目はコチラ

親子 笑顔

ちょっと言い換えるだけ! 親も子どもも前向きに過ごせる言葉かけのコツ/『言葉』を変えて、子育てをもっとハッピーに!Vol.2

「どう変えたらいいのか分からない」という人や「キツく言わないと子どもが動いてくれない」という人のために、次回は、言葉を変えて子どもを動かす具体例をご紹介していきます。

曽田照子さん
曽田 照子/Teruko Soda
作家・ライター・エディター、3人の娘の母。

自身の子育て経験を活かして書籍、雑誌、WEBサイト等に執筆中。子育て中の人の気持ちに寄り添った優しい文章が好評。
著書「子どもを伸ばすママの言葉がけ 言ってはいけないNGワード55」(メイツ出版)「『お母さんの愛情不足が原因』と言われたとき読む本」(中経の文庫)など。

最新刊は「決定版 ママ、言わないで!子どもが自信を失う言葉66」(学研プラス)。
曽田照子公式ブログ

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