ママ必見!運動も勉強も好きになる子の秘密は『体幹』にあった/おうちで簡単!親子で楽しい! 0歳からの体幹トレーニング vol.2

お役立ちコラム

あなたは、私たち人間は、地球上で唯一「二本の足でまっすぐに立って歩く」ことができる生き物だと知っていましたか?

はるか昔から私たちの遺伝子に組み込まれた、生きるための基本的な能力。赤ちゃんが誰に教わることもなく、立ち上がって、よちよち歩き始めるのは、まさにこの本能的なプログラムのおかげなのです。

そして、まっすぐに立ち、バランスを保ちながら歩くためには、体の中心にある「体幹」が働いている必要があります。

そこで今回は、様々な能力につながる『体幹』についてお伝えします。

 

\この機会にぜひ!/子育てママでも仕事ができる

赤ちゃんの成長に欠かせない『体幹』の役割

『体幹』と聞くと、なんだか難しそうに聞こえるかもしれませんね。簡単に言うと、首から下、足の付け根までの胴体部分にある筋肉の総称のことを指します。

体幹には、主に3つの役割があります。

  • 体をしっかり支える(姿勢の安定)
  • 体をスムーズに動かす(運動能力の向上)
  • 内臓を正しい位置に保つ(健康維持)

どれも、私たちが生きていく上で、なくてはならない大切な力ばかり。赤ちゃんは、歩き始めるまでの間に、寝返りやハイハイ運動を通して、体幹の力を鍛えていくと言われています。

ハイハイする赤ちゃん

 

0歳から育む体幹 嬉しい7つのメリット

0歳のうちに体幹が育つと、その後の成長にたくさんの良いことがあります。

  1. 良い姿勢の土台ができる
    猫背になったり、反りすぎたりせず、きれいな姿勢を自然と保てるようになります。
  2. 運動能力がアップする
    走る、跳ぶ、投げるなどの動きがスムーズに、力強くできるようになります。公園で遊ぶ子どもたち
  3. 疲れにくく、ケガをしにくい
    体の軸が安定し、バランス感覚が向上。転倒しにくく、もしもの時も身を守りやすくなります。
  4. 手先が器用になる
    体幹が安定すると、手や腕の動きをより細やかにコントロールできるようになります。お箸や鉛筆を上手に扱うための大切な基礎が、赤ちゃんの頃から育まれます。
  5. 集中力がアップする
    姿勢が安定し、脳への血流が良くなることで、集中力が持続しやすくなります。勉強をする児童
  6. 「やってみたい!」の意欲が育つ
    体を思い通りに動かせるようになると、「もっと知りたい」「挑戦してみたい!」という意欲が自然と高まり、新しいことにもワクワクしながら挑戦できるようになります。
  7. 自分に自信が持てる
    「できた!」の成功体験が増えることで、自分に自信が持てるようになります。

好奇心旺盛で色々なことに興味を持つ子に育ってほしい!と願うママにとって、体幹を育むことはその第一歩となります。

二足歩行の図

 

教育界も注目!その訳は?

生まれたばかりの赤ちゃんの脳は驚くほどのスピードで成長し、日々の新しい体験が将来の土台を築いていきます。子どもの可能性を伸ばす教育法はたくさんありますが、どんなに素晴らしい学びの機会も、それを吸収し、発揮するための「体」という土台がしっかりしていなければ、思うようにいかないことがあります。

体幹が強い弱いの比較

そのため今、幼児教育の世界でも注目されているのが、この『体幹』なのです。

高い高いして遊ぶ赤ちゃんとママ

 

体幹ってどこ? 自分の体幹を感じてみよう!

まずはママ自身が体幹を感じてみてください。風船を使った簡単なワークで、感覚を掴んでみましょう。

自分の体幹を感じてみよう

風船ワークの手順

  1. 椅子または床に座り、風船をくわえます。
  2. 両手を組み、手のひらを返して真上に伸ばします。
  3. ゆっくりと長く息を吐き、風船を膨らませます。
  4. 息を吐き切ったら静止し、鼻から息を吸います。
  5. 鼻から吸った息をゆっくりと吐き出し、再度、風船を膨らませます。

ゆっくり息を吐きながら風船を膨らませると、お腹周りがキュッと締まるのを感じます。これが体幹の筋肉を使っている証拠です。

ママ自身が体幹を意識することは、お子様の成長を見守る上で、きっと新しい発見に繋がるはずです。ぜひ今日から、ご自身の体幹を感じてみてくださいね。

次回のコラムでは、赤ちゃんの体幹が育っていく発達の順序についてご紹介しますね。どうぞお楽しみに!

 

一般社団法人WARAリズム普及委員会 代表理事落田順子
落田 順子/Junko Ochida
一般社団法人WARAリズム普及委員会 代表理事
保育の現場経験を経て、2008年にベビーマッサージ教室を開業。17年にわたり親子教室を運営。活動を続ける中で「ハイハイしない」「よく転ぶ」といった子どもの成長に関する相談を受け、乳児期の運動発達の重要性を強く感じるようになる。2014年、0歳児の体幹育てに着目した独自プログラム「WARAリズム」を共同開発。WARAリズム普及委員会を設立し、子育て支援者を中心に指導者育成に力を注ぐ。現在400名を超えるアドバイザーが全国で活動中。子育て支援センター等の公共施設においても講座が開催され、地域の子育て支援に貢献している。
近年は、保育現場への普及にも尽力し、保育園や保育士会での研修のほか、保育士養成大学での学生向けワークショップを通じて保育の質の向上に寄与する。
2022年からは、阪神梅田本店「ママそら」講師として「0歳からの体幹育て講座」を担当。2025年、共著「子どもたちの未来は、関わる大人で変わる~MANA部屋プロたちからのススメvol.1」を共著で出版。
一般社団法人WARAリズム普及委員会 HP / Instagram

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