ちょっと言い換えるだけ! 親も子どもも前向きに過ごせる言葉かけのコツ/『言葉』を変えて、子育てをもっとハッピーに!Vol.2

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この連載では、親から子への『言葉かけ』についてお伝えします。

 

ヤクルトレディになりたい

ちょっと言い換えるだけ。親も子どもも前向きに過ごせる言葉かけ

第1回目「言葉を変えるってどういうこと?」では、親から子にかける言葉の大切さについてお伝えしました。

第2回目となる今回は気をつけたい『NGワード』と、「こんな風に言い換えたらどうかしら?」という私からの提案を2つご紹介します。

子育てをする女性と赤ちゃん

子どもの生き方が変わる『言葉』ってどういうこと?/『言葉』を変えて、子育てをもっとハッピーに!Vol.1

 

NGワード① 「いい子にしてなさい」

私たち大人は簡単に『いい子』と言いますが、子どもにとっては、とてもあいまいで分かりにくい表現です。似たような言葉に「ちゃんとしなさい」「しっかりしなさい」などがあります。

遊ぶときはお友達と仲良くするのが『いい子』、公共の場では静かにしていられるのが『いい子』、ママの知り合いにはしっかりあいさつできるのが『いい子』…。

時と場合によって『いい子』の定義は変わります。もしかしたら「いい子にしてなさい」というのは、実は大人にとっての「都合のいい子でいなさい」という意味なのかもしれません

鼻と子どもの手

「いい子にしてなさい」と言われた子の多くは「いい子でいよう」と思います。でも親が思うような『いい子』になれません。それは、どういう場面でどういう行動をすると『いい子』なのかが、いまいち把握できないからです。

その結果、イラッとして反抗的になってしまったり、ぐずぐずしたり、むすっと黙り込んだり…。大人から見て『いい子』ではない行動をしてしまいます。では、一体どうしたらいいのでしょう?

 

具体的な行動例を示す

「してほしい行動を具体的に示す」というのはどうでしょうか。

たとえば、「手はおひざにおいて、お口は閉じてね」「ご近所の人に会ったら『こんにちは』ってごあいさつしようね」など、その場で期待される『いい子』の意味を言葉にして伝えるのです。

自分がどういう行動を期待されているのかが分かれば、子どもも行動を変えられます。親子ともにハッピーになれるのではないでしょうか。

そうそう、お腹が空いた、暑いor寒い、退屈した…などの場合に「いい子」でいられないこともあります。
子どもの体調やペースに気を配ってあげることもお忘れなく。

 

→OKワードへの言い換え例

「手はおひざにおいて、お口は閉じてね」「ご近所の人に会ったら『こんにちは』ってごあいさつしようね」など

 

NGワード② 「置いて行くよ」

お出かけ先で子どもがグズグズして歩かないとき、つい言ってしまいがちな言葉です。「先に行っちゃうからね」「迷子になっても知らないよ」なんて言葉とセットになっていたりしますよね。

「置いて行くよ」と言われた子どもはあわてて親のあとを追います。「親に見捨てられてしまうのではないか」という恐怖心で動いているのですよね。

裏返せば「置いて行くよ」という言葉は子どもに対する脅しともなってしまうのです。

子どもと母親

脅し脅される関係は、親子の幸せな信頼関係とは真逆です。
続けていれば「脅して言うことを聞かせようとしているんだ」と親の意図を見抜き「脅せば人は操れる」と思わせてしまうことに繋がります。できれば言わないほうがいいですね。

では、グズグズ嫌がり動かない子どもにどう働きかけたらいいのでしょうか?

 

理由を聞く

まずは理由を聞いてみましょう。

「どうしたの?」と子どもが動かない理由を聞き、そして「そうなんだ」と共感します。ママに分かってもらえたという実感で、子どもの気が済んで動き出せることもあります子どもと母親育児書などにはよく「子どもが飽きるまで付き合ってあげましょう」なんて書いてありますが、無制限に付き合ってあげることは難しいものです。

テコでも動かないときは、5分とか10分とか、時間を区切ってただ待つ、というのが現実的でしょうか。ある程度待っていても子どもの気持ちに区切りつかない場合には「また明日」とか、「お家で折り紙しよう」など子どもの気をそらす言葉をかけてもいいでしょう。

 

→OKワードへの言い換え例

「どうしたの?」「待ってるよ」「一緒に行こう」「お家で折り紙しよう」など。

 

いかかでしたか?今回は、よくあるNGワード2つと、その言い換えアイディアをご紹介しました。まずは少しづつ意識をして取り入れてみてくださいね。

次回も引き続き、別のシーンでの気をつけたいNGワードと、私からの提案をご紹介します。

曽田照子さん
曽田 照子/Teruko Soda
作家・ライター・エディター、3人の娘の母。

自身の子育て経験を活かして書籍、雑誌、WEBサイト等に執筆中。子育て中の人の気持ちに寄り添った優しい文章が好評。
著書「子どもを伸ばすママの言葉がけ 言ってはいけないNGワード55」(メイツ出版)「『お母さんの愛情不足が原因』と言われたとき読む本」(中経の文庫)など。

最新刊は「決定版 ママ、言わないで!子どもが自信を失う言葉66」(学研プラス)。
曽田照子公式ブログ

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