こんにちは!Mama Yell編集部です。
子育てママに役立つ情報をお届けするラジオ番組「MamaYell」。
第11回目は、日本音楽絵本推進協会の代表理事、寒河江 克枝先生をお呼びして「子どもの習い事~リトミック~」をテーマに、お話を伺いました。
「子どもに習い事をさせたいけれど、タイミングが分からない」といったお悩みは、お子さまを持つご家庭で多く聞かれる悩みではないでしょうか。そんな中、幼児期からできる習い事としておすすめされるリトミック。いったいどんな効果があるのか、そしてどんな内容なのか気になりませんか?
今回はそんな音楽教育の一つであるリトミックについて、寒河江先生が講師も務める音楽教室でのお話を交えて解説いただきました!
目次
日本音楽絵本推進協会
今回のゲストである寒河江先生は2人のお子さまを持つママ。
以前は幼稚園の音楽教諭として勤務されていて、幼児を中心に、ピアノやリトミック指導、歌唱指導を行っていたそうですが結婚を機に退職。現在は日本音楽絵本推進協会の代表理事として、オリジナルの絵本に音楽をつけた「音楽絵本」の製作や、音楽絵本講師の育成事業、また推進事業として音楽絵本を使ったイベント、演奏会などのコンサート活動をされています。
音楽絵本とは?
日本音楽絵本推進協会がおすすめしている「音楽絵本」とは、オリジナルで制作された絵本に音楽をつけたものです。家庭でも日常的に絵本を取り入れてもらいという想いから生まれた音楽絵本。そもそも、絵本の読み聞かせにはどのような効果があるのか寒河江先生に解説いただきました。
(左画像:日本音楽絵本推進協会オリジナル絵本「クーちゃんのサイクリング」)
絵本の読み聞かせのメリット
絵本の読み聞かせをすることによって、
1.語彙力を伸ばす
2.感情を豊かにする
3.想像力を豊かにする
4.気持ちが安定する
5.集中力が身に付く
などの効果が期待できるそう。
さらに絵本に音楽が付くことで、まだ言葉が分からないお子さまでも曲調によって「明るい」「暗い」という違いを認識することができるそうです。例えば明るい音楽のときには楽しそうな様子、暗い音楽の時にお母さんにしがみつくなど、感覚的に理解して反応しているお子さまが多いと話してくださいました。
年齢に合わせた教室のメリット
寒河江先生が主宰する音楽絵本を使った0歳の幼児から通うことができる音楽教室では、年齢に合わせて楽器や英語のレッスンも提供しているそうです。
「絵本に音楽が付くと子どもたちの集中力が上がるだけでなく、繰り返し出てくる歌もすぐに覚えるようになるんです。」と話す寒河江先生。日頃レッスンに通っているお子さまの保護者の方から「家でこんな歌うたっているんですけど、検索しても何の歌かわからなくて」とオリジナルの音楽について聞かれることもあるとか。また、子どもたちが歌を覚えることで、言葉を覚えることにもつながるそうです。
そして、演奏会などで使用した音楽絵本は来場者全員に無料プレゼントをしているそう。「お家に帰っても親子で楽しんでもらえたら良いなと思います」と語る寒河江先生の熱い想いが伝わってきました。
人気の習い事リトミックについて解説!
さて、ここからは子どもの発達に良い効果があると評判の「リトミック」についてです。一体どんな内容で、どんな効果があるのでしょうか。
リトミックは、スイスの音楽教育家で作曲家でもあったエミール・ジャック=ダルクローズが開発した音楽教育で、すぐに楽器の演奏訓練をするのではなくまずは音を聴き、それを体感的に身に付けていくための情操教育の一環のことだそうです。寒河江先生は「例えば楽器などの音を聞いて動く、音が止まったら動きを止める、音に合わせてリズムをたたくなど、耳の発達から始めていく教育です。」と解説してくださいました。
一番最初の習い事?~リトミックを始める時期~
リトミックが子どものはじめての習い事としておすすめされる理由は、幼児期の脳の発達にメリットがあるからだと言われています。そんな幼児期の脳の発達について、皆さんはご存じですか?
幼児期の脳の発達
幼児期の脳は6歳までに急成長します。中でも聴覚はお母さんのおなかの中にいるときから発達し始める、一番早い機能なんだそう。
「その時期に音を聴いて、それに合わせて体を動かすという体験は、音感・リズム感・集中力などを身に付けることに関わってきます」と寒河江先生は話されました。音感やリズム感が良いと歌が上手になるのはもちろん、ピアノやバイオリンなどの楽器に移行した時に上達がとても早くなったり、運動能力も高くなったりと良い効果があるといわれているそうです。
「乳幼児の頃から楽器などの音に合わせて体を動かすという体験が、その後の子どもたちにとって大きなメリットとなるんですね!」とパーソナリティのらんらんは驚いていました。
6歳までが黄金期
寒河江先生は、「リトミックを教えた子どもたちが小学生になったころから、リズム感や、楽器の習い事に移行した子どもたちは習得の早さに差がでてくるので、リトミックの効果を実感します。」と、幼児期の脳が急成長する時期からリトミックを習っていた子どもたちについて話されました。
さらに音楽だけでなく英語の学習においてもその差がでているそう。寒河江先生が運営する音楽教室には英語のレッスンも用意されており、リトミックで音を聞いて反応する活動が身についてる子どもたちは、英語を聞いてすぐに真似することができるそう。また、聴くチカラがついているので発音も良いということです。
まずは0歳からの幼児期にリトミックの教室に参加することで「音を聴いて体を動かす体験」をし、お子さまが4~5歳くらいになってからそれぞれ興味を持った分野に進むことができると良いですね。
あくまでも音楽は「楽しむ」もの
リトミックが浸透してきて、幼児期の習い事として人気が出ていますが、やはり音楽は「楽しむ」ことが一番だという寒河江先生。
「テレビなどで『有名大学の学生が経験した習い事』としてピアノが挙げられた頃、それを目的にピアノへのお問い合わせが多くなった時期があります。でも、音楽を教育的に考えすぎてしまうと、お子さまは長続きしません。あくまでも音楽を親子で『楽しむ』ことが長続きする秘訣ですし、お子さまが『好き』を見つけるとどこまでも成長します。
ぜひ、お子さまの『好き』を見つけてサポートしてほしいです。幼児期のリトミック教室への参加がそのきっかけになると嬉しいです!」とコメントされました。
まとめ ~おすすめの習い事、リトミック~
はじめての習い事としておすすめされるリトミック。乳幼児期からの脳の発達が著しい時期に教室に通い始めることで、音に合わせて体を動かす体験が身につき、子どもたちのその後に大きなメリットとなります。音楽をあまり教育的に考えすぎず、親子で楽しみながら「好き」を見つけることができると良いですね。
また、日本音楽絵本推進協会がおすすめする「音楽絵本」は、言葉がまだ理解できない乳幼児期から取り入れることができます。ぜひ皆さんも、ご家庭で取り入れてみてください!
寒河江先生、ありがとうございました!
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