お子さんの入学や進学。新しい環境に期待と不安が入り混じる季節です。この時期は、お子さんだけでなく、ママである私たちにとっても新たなスタートの時かもしれません。子育てに奮闘しながらも、自分らしい生き方を模索しているママたちへ。今日は、あなたの人生に新しい風を吹き込む可能性について、お話しいたします。
目次
子どもの成長と共に広がるママの時間
子どもの成長は、ママの生活にも大きな変化をもたらします。特に、小学校への入学は一つの大きな転機となります。これまで子育てに集中していた時間の使い方が、少しずつ変化していくのです。
進学がもたらす”自分時間”
子どもが小学生になると、幼稚園や保育園の頃と比べて、ママの時間の使い方に変化が訪れます。まず、幼稚園や保育園への毎日の送迎がなくなります。これだけでも、朝と夕方の時間に余裕が生まれるでしょう。
また、小学生になると、学校にいる時間が幼稚園の頃よりも長くなることが一般的です。もちろん、地域や学校によって違いはありますが、この変化は多くのママたちに「自分時間」をもたらします。
さらに、地域によっては放課後に子どもたちが安全に過ごせる場所やサービスが提供されていることもあります。例えば、習い事、放課後子ども教室、地域のコミュニティセンターでの活動など、様々な選択肢があります。これらのサービスを利用することで、さらに「自分時間」を確保できる可能性があります。
時間の使い方の新しい選択肢
突然できた「自分時間」。その活用方法として、趣味に没頭するのも素晴らしい選択ですが、ここで一つの選択肢として「仕事」を考えてみてはいかがでしょうか。ここでいう「仕事」は、従来の会社員としてのフルタイムワークだけを指すわけではありません。より柔軟な働き方の可能性があるのです。
例えば、パートタイムでの就労や、在宅ワーク、フリーランスとしての活動など、様々な選択肢があります。これらの働き方は、子育てとの両立を図りやすく、自分のペースで仕事に取り組むことができます。また、これまでの経験やスキルを活かせる分野で働くことで、自己実現の機会にもなるでしょう。
新しい仲間との出会いがもたらすもの
仕事を始めることは、単に収入を得るだけではありません。新しい環境に身を置くことで、様々な出会いや経験が待っているのです。
ママ友ネットワークの力
仕事を始めると、思わぬ副産物があります。それは、新しい仲間との出会いです。同じように子育てしながら働くママたちとの出会いは、お互いの経験や知恵を共有し、励まし合える貴重な関係を築くきっかけとなります。同世代のママはもちろん、先輩ママたちとの交流は、子育ての悩みを共有したり、アドバイスをもらったりできる貴重な機会となります。
このネットワークは、仕事面でも大きな助けとなります。情報交換や協力関係を築くことで、より効率的に仕事を進められたり、新たなビジネスチャンスが生まれたりすることもあるでしょう。
先輩ママの経験談が道しるべに
「子育てと仕事の両立は本当に可能なのか」という不安を抱えている方も多いかと思います。そんな方々にとって、先輩ママたちの経験談は具体的なヒントや励みになるはずです。彼女たちの苦労話や成功体験は、同じ立場の仲間としての共感と希望を与えてくれます。
実際に両立を果たしている先輩ママたちの話を聞くことで、具体的なタイムマネジメントの方法や、困難を乗り越えるためのヒントを得ることができます。また、「自分だけじゃない」という共感や連帯感は、精神的な支えとなり、新しいチャレンジへの自信につながるのです。
個人事業主という新しい働き方
ここで注目したいのが、「個人事業主」という働き方です。個人事業主は、子育て中のママにとって魅力的な選択肢となり得ます。
時間の融通が利く魅力
個人事業主は、一見難しそうに感じるかもしれません。しかし実は、子育て中のママにとって、非常に魅力的な選択肢なのです。最大の魅力は、時間の融通が利くこと。子どもの学校行事や急な病気にも対応しやすく、自分の裁量で仕事ができるのです。
例えば、子どもが学校にいる間に集中して仕事をし、帰宅時間に合わせて仕事を終えるといった柔軟な働き方が可能です。また、夜間や週末に仕事をすることで、平日の日中は子どもとの時間を十分に確保することもできます。
収入を得ながら自己実現が可能
個人事業主として働くことで、家計の助けになる収入を得ながら、自己実現の機会も手に入れることができます。自分の能力や経験を活かせる仕事に挑戦することで、新たな自分を発見できる可能性があります。
企業の業務委託:ママたちの活躍の場
個人事業主の働き方の一例として、企業の業務委託があります。これは、多くのママたちが選択している働き方の一つです。
業務委託が選ばれる理由
業務委託は、個人事業主として働く際の大きな課題を解決します。通常の個人事業主では、仕事の獲得に多大な時間を費やす必要があり、収入の増減が激しいというデメリットがあります。しかし、企業との業務委託契約を結ぶことで、契約期間中の収入の見込みが立ちやすくなります。
特に、営業活動が不得意な方や、子育てで時間的制約のあるママたちにとって、この点は大きなメリットとなります。仕事獲得のための営業に時間を割かれることなく、自身の専門スキルを活かせる業務に集中できるのです。
ヤクルトレディという働き方
Mama Yellを運営する東京ヤクルト販売株式会社では、個人事業主として商品や健康情報をお客さまへ届ける、ヤクルトレディを募集しています。
実際に、多くのママたちがヤクルトレディとして活躍しています。子育てママが多いため、子どもの行事や体調不良にも理解があり、ママの事情に合わせて柔軟に働くことができるのです。
子育てとキャリアの両立:新しい自分との出会い
子育ては確かに大変です。しかし、それと同時に自分らしく生きることも大切です。個人事業主として働くことは、その両方を叶える可能性を秘めています。
子どもの成長は、ママである私たちも成長し、新しい自分に出会えるチャンスでもあります。子育てとキャリアの両立は、決して簡単ではありませんが、それぞれが相乗効果を生み出し、より充実した人生につながる可能性があります。
仕事を通じて得た経験や知識は、子育てにも活かせるでしょう。同様に、子育てで培った忍耐力や創造性は、仕事の場面でも大いに役立つはずです。この相互作用が、あなた自身の成長を加速させ、新しい可能性を開いていくのです。
さあ、新しい季節、新しい私。あなたの輝くキャリアの始まりです。新しい一歩を踏み出してみませんか。その一歩が、あなたと家族の未来をより豊かなものにしていくことでしょう。

三好夏枝/Natsue Miyoshi
大阪経営クリニック株式会社 代表取締役
メーカー勤務の傍ら、結婚・出産後の働き方と資産形成に不安を感じ、個人事業主として不動産の大家業を開始して、資産形成に着手。
その後、大阪経営クリニック株式会社を設立し、個人事業主や小規模事業者の売上アップ支援、ライティング業を軸に活動。「自分らしく輝く大人」を増やすことで、子どもたちが「大人になって働くことは楽しい」と将来に希望が持てる地域・社会づくりを目指している。