子どもを持つ親としての一大イベントの一つといえば『七五三』。
撮影スタジオから『七五三』の案内が届いたり、周りのお友達から「七五三どうするの？」なんて聞かれる機会が増える季節となりましたが、「そもそも七五三っていつ？どういうもの？何をするものなの？」と戸惑っていらっしゃいませんか？
そんな今更聞きづらい『七五三』について、今回はお伝えします。
目次
七五三での子どもの服装
七五三というと、日本古来の行事のため、和装と思われがちですが、最近は和装だけでなく、洋装で神社参りをする方も増えているそうです。
和装は子ども達にとって着慣れないものなので、屋外で歩いてお参りする時には負担になることもあります。
七五三を行う年齢と同様、子ども達の体力や状況にあわせて検討してみてくださいね。
和装は写真館で撮影だけして、お参りはお気に入りの洋装という方法もオススメですよ。
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七五三のパパ・ママの服装で気をつけること
七五三の服装では、子どもが主役というところが一番のポイントです。
まずは子どもの服装を決めて、可能であれば、子どもの服装に合ったり、引き立てることができる服装をパパ・ママが選ぶと、統一感が出るのでオススメです。
付き添う人（パパ・ママ）の服装は、「あくまで主役は子ども」というところを意識して、基本的にフォーマルで色味を抑えたもの（黒・グレー・ベージュなど）を選びましょう。
パパの服装は、スーツがマスト！
パパは、和装であれば紺などの無地、洋装であればダークスーツ（ブラック、ネイビー、チャコール系）など。最近では、洋装のスーツが多いようです。
- 洋装・和装どちらでもOK！
- 普段来ているビジネススーツでOK！（ネクタイをお祝い色に）
- 気品が出るスリーピーススーツもオススメ
- 子どもより目立たないこと
シャツや、ネクタイなどのアイテムに汚れやほつれ、シワがないかを事前にチェックしておきましょう！
ママの服装は和装なら無地、洋装ならセミフォーマル
ママは、和装であれば色無地、洋装であればスーツや、落ち着いた色味のワンピースにジャケットなどでも良いでしょう。
- 洋装・和装どちらでもOK！
- セミフォーマルファッションが基本（スーツ、セットアップ、ワンピース等）
- 露出は控えましょう
- 子どもより目立たないこと
フォーマルすぎるかな？と感じたら、アクセサリーや小物で少し華やかにするのもオススメです。
子どもの健康を祝う『七五三』
『七五三』は元々は11月15日にお祝いするものでしたが、近年では10月中旬から11月下旬まで、ご家族の都合の良い時に行うことが多いものとなりました。
そもそも『七五三』は子どもが健康に育ったことに感謝をし、神社にお参り、お祝いをする行事のことです。
なぜ七五三？
七五三はその文字の通り、3歳・5歳・7歳の節目でお祝いします。
七五三の起源となった行事が始まったのは室町時代といわれています。
その頃、乳幼児死亡率は50％以上と極めて高く、「7歳までは神のうち」といわれ、まだ魂が定まっていないとされていました。
そのため、公家や宮中では子ども達の成長をお祝いする行事が何度も行われていたのです。
お宮参りや百日祝いなどもその一つですね。
一般的には男の子は3歳と5歳、女の子は3歳と7歳の時にお祝いします。
元々はそれぞれ違う行事でしたが、やがて、この行事をまとめて『七五三』と呼ぶようになったとされています。
3歳：髪置（かみおき）
昔は3歳になるまでは坊主頭で過ごし、幼児になった証として3歳から髪を伸ばし始めるという儀式です。
5歳：袴着（はかまぎ）
名前の通り、男の子が初めて袴を着てお祝いする儀式のことです。
7歳：帯解き（おびとき）
女の子は7歳になるまでは幼児用の紐をつけて着物をとめているのですが、この日を境に帯を結ぶという儀式です。
七五三は数え年？満〇歳？
七五三を祝う際に、数え年で祝うかお誕生日を迎えてその歳になってから祝うか悩みどころですよね。
元々は数え年（生まれた時に1歳、その後元旦を迎えるたびに+1歳。例えば12月31日に生まれたとしても、次の日の1月1日を迎えれば、数え年は2歳となります）で祝っていたそうです。
しかし現在では、数え年の3歳は実質2歳ですので、子ども達の体力を考えて満3歳で行ったり、兄弟と一緒にお祝いするなど、そのご家庭ごとの状況や考えにあわせて行うことがほとんどです。
七五三にまつわるエトセトラ
いかがでしたか？いつの時代も子ども達が健やかに育ってくれることは親として何よりも幸せなものですね。
過ぎてしまえば一生やってくることのないその時を、ぜひ存分に一緒に楽しんでくださいね。
＜参考＞
◆日刊サン＞特集記事＞知ってみるともっと楽しい！「七五三」の由来、歴史、豆知識
◆晴れ着のあれこれ＞はじめての七五三
◆暮らし歳時記＞暮らしの作法> 人生の通過儀礼> 七五三
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