お家で過ごすことが多くなった昨今。
子どもと何をして遊ぼう・・・とあなたの悩みも尽きないものですよね。そんな時、親子の絆を深めながらも子どもの成長も促す『育脳遊び』をぜひ取り入れてみてはいかがでしょう?
そこで、60年以上の歴史を持つ「七田式」が研究・実践してきた右脳教育を、自宅で週末に楽しめる育脳あそびとして、株式会社しちだ・教育研究所 代表取締役 社長の七田先生にお伺いしましたので、ご紹介いたします!
遊びの中で右脳を刺激しながら、ぜひお子さんの成長を楽しんでみてくださいね。
一回目となるこのコラムでは『たった3秒・3分が親子関係を変える! 子どもとの時間をより『濃密』にする秘訣』をお伝えします。
量より質! 限られた子どもとの時間を、より『濃密』にする秘訣
仕事もしなければいけない、家事もこなさなければいけない、そんな日々の中で、いくらかわいいわが子のためとは言え、とてもじゃないけれど、一日中、わが子の相手をすることはできない。
はい、そんなことができる人はいません。
特に二人目、三人目となると、力の入れどころ、手の抜きどころがわかってくるのですが、一人目の子育ては、肩に力が入り過ぎるものです。今は一人っ子さんも多いですから、心のゆとりのないまま、これでいいのかな?と不安な気持ちで、日々、過ごしていらっしゃる方が多いかもしれません。
今日、あなたはお子さんに笑顔を見せましたか?
でも、良い親子関係を作るのは、一緒にいる時間の長さじゃないんです。
一日中、一つ屋根の下にいて一緒にいるのに、子どもを寝かせる前に振り返ると、「今日、子どもに一度も笑顔を見せていない」っていうのは、ダメなんですね。
それでは、子育てが上手くいきません。
とはいえ、日中は皆さん、何かとお忙しいでしょうから、子どもをお風呂に入れたときとか、寝かせる前のゆったりした時間に、一日を振り返って、「今日も一日頑張ったね。明日もいい日にしようね!(ニコッ)」と、お母さんの太陽のような笑顔をお子さんに3秒見せてみてください。
それだけでずいぶん親子関係は違ってくると思うんですね。
さらにできれば寝かせる前に、何かハッピーエンドの絵本を読み聞かせすると、さらに良いでしょう。
たった3分が親子関係を変える
量より質、たとえ3分でもいいので、100%お子さんと向き合う時間を作ってあげてください。家事の手を止め、お子さんのためだけの時間を作るのです。
たとえ短い時間でも、じっと待っていれば、毎日必ず、お母さんがそういう心温まる時間を作ってくれるということが習慣になると、お子さんはわかってくれます。子どもがお母さんを信頼するのです。
「お母さんはお仕事があって忙しいから、いい子にして待っていたら、夜、寝る前に絵本を読んでくれる、話を聞いてくれる…」そういう子どもの期待に応えるようにしていたら、子どもは言うことを素直に聞いてくれるのです。
もし、あなたが、お子さんが言うことを聞いてくれないというお悩みがあるとしたら、その前に、あなた自身がお子さんとの約束を守っているかを振り返ってみてくださいね。
日々がんばっているお母さんたちへ
「おうち時間が増えている今、その時間を有意義に過ごしたい!」という声が多くなってきたので…と、2020年の夏、WAVE出版さんからお声がかかり、『七田式0~6歳の週末右脳あそび』という本を2020年末に出させていただきました。
『週末右脳あそび』の本ができた時のインタビュー動画(2分半)をぜひご覧ください。
日々がんばっているお母さんたちへメッセージを込めさせていただきました。
ぜひ3秒の最高の笑顔、3分の100%お子さんとの時間を、そして今しかないこの時期を、ぜひ楽しみながらお過ごしください。
七田 厚/Ko Shichida