やる気・自己肯定感アップ!  笑顔を増やす『I(アイ)』メッセージ/私らしいキャリアと育児の両立を実現するコーチングスキル Vol.2

空にハート お役立ちコラム

1人の社会人として、1人の母親として、1人の女性として、自分らしく人生を楽しみたい!
そんなあなたの日々の生活を支えてくれているものの1つとして『コーチングスキル』があります。

自分らしくキャリアと子育てを両立するための力強いサポーターとしてとても役立つこのスキルをコラムを通してお届けしています。

第二回目は相手のやる気や自己肯定感がアップし、より良いコミュニケーションに効果的な『Iメッセージ(アイメッセージ)』についてお伝えいたします。子育てでも職場でも役に立ちますよ!

 

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子育てママでも仕事ができる

自己肯定感をアップする『Iメッセージ(アイメッセージ)』とは?

『YOUメッセージ』と『Iメッセージ』

相手の存在を認めたり、相手への好意や感謝を言葉で伝えようとする時、大きく分けて2つのスタンスからそれらを伝えることができます。『YOUメッセージ』と『Iメッセージ』です。

YOUメッセージとは相手(YOU)を主語にした伝え方。「(あなたは)すごいね!」「(あなたは)上手にできたね!」などです。

一方 Iメッセージは「(私は)とっても嬉しいよ!」「(私は)すごいと思う!」「(私が)助かったわ〜」このように話し(I)を主語にした伝え方です。夕日を背景にジャンプする女性

こちらの言い方が正しい!どちらの方が良い!というわけではありませんが、このIメッセージを意識すると、相手の

  • 自己肯定感が高まる
  • やる気やモチベーションがアップする

などの効果が期待できます。

 

なぜIメッセージでやる気アップ?

なぜIメッセージにこのような効果があるのでしょうか?

話し手(あなた)が主語のIメッセージは、感謝や嬉しい気持ちなど「あなた自身がどう感じているか?」を相手に直接伝えることができる言い方だからです。

育児の場面では『Iメッセージ』を通して、子どもは「ママを嬉しい気持ちにさせている!」「自分の行動や言葉で誰かを喜ばせることができる!」という事実を『言葉』で聞くことができ特別な喜びを感じると共に、自己肯定感の向上ややる気アップに繋がります。おもちゃの片付けや着替えなど、良い行動の習慣化にも有効ですよ。見つめあう親子

例えば子どもが鉄棒をうまくできた瞬間に「おお!すごいね!」「上手にできたね!」とYOUメッセージで伝えても「別にそんなにすごくないし…」「クラスにもっと上手な子いるし…」と否定されてしまう可能性もあります。

しかし同じシチュエーションで「すごい上手にできて、びっくり!」「ママ感動しちゃった!」とIメッセージで伝えると、実際に生じた『ママの気持ちや考え』は事実なので否定せず素直に受け取ることができるのです。

 

Iメッセージで良い行動を習慣化

実際に、「わあ!すごい!!」「天才だ!」「かっこいい!」のように『YOU』のスタンスから褒めた時よりも、「これやってくれたの?嬉しい!ありがとう!」とか「こんなことが出来たの?大人でも難しいのにすごいと思うよ!」と『I』メッセージで感謝や嬉しい気持ちを伝えた方が、より嬉しそうな表情を見せますハート

 

実例:子どもの行動の習慣化

ある朝の出来事。息子はいつもリビングにパジャマを脱ぎっぱなし。しかし、その日は着替えを終えて脱いだパジャマを自分で洗濯カゴに入れました。

それを見たお母さんはすぐに息子に近づき、目を見て「脱いだパジャマをすぐに洗濯カゴに入れてくれてありがとう!お母さん嬉しい!」とIメッセージで気持ちを伝えました。すると息子は「別に~」とちょっと照れ臭そうに笑って、素っ気なくその場を離れていきました。

それ以来、毎朝必ず脱いだパジャマを洗濯カゴに入れるようになったのです。

 

職場でも活用できる! Iメッセージ

Iメッセージは育児やしつけのみに効果のあるものではありません。働いている職場でもぜひ活用してほしいスキルです。会議風景

上司や同僚、部下に対して「とても助かりました!」「感謝してます!」「本当にすごいと思います!」と感謝や喜びを『I』メッセージで相手に伝えることで、自分の言動が誰かの役に立っている、喜んでもらっている、感謝されているということを相手は直接感じ取ることができます。

そしてそれは仕事へのモチベーションアップや行動の促進、職場での円滑なコミュニケーションへと繋がります。お互いに感謝をしながら気持ちよく働くためにも、ぜひIメッセージを意識してみてください!

 

まとめ:『Iメッセージ』を通して笑顔を増やす

「Iメッセージだけが特別にいい!」ということではありません。

YOUを主語にして、客観的に相手の言動の素晴らしさを表現する。Iを主語にして、あなた自身の感謝や嬉しい気持ちを伝える。どちらも使い方次第。

しかし、Iメッセージを通して「自分の言葉や行動が相手を喜ばせている」「嬉しい気持ちにさせている」という事実を相手から直接『言葉で』聞くことができる時、人は特別な喜びを感じます

ぜひ『I』のスタンスで子どもやパートナー、そして職場の同僚に感謝や嬉しい気持ちを伝えてみましょう。相手の感動や嬉しさは、さらにやる気を引き出し笑顔を増やしてくれるはずですよ!

 

兼平麻季さん

兼平麻季 / Kanehira Maki

国際線客室乗務員 × 国家資格キャリアコンサルタント × シングルマザー

国際線客室乗務員として15年間勤務。
女性の自分らしい魅力的なキャリアを応援するAAC Life Coachingのライフキャリアコーチ/キャリアコンサルタントとして活動中。
2019年:一般社団法人日本コーチング教育振興協会認定コーチ資格取得
2021年:国家資格キャリアコンサルタント資格取得

シングルマザーとして息子と共に自分らしい人生を歩む決断をした自身の経験から、女性が自分らしい道を、自分で決めて、自分の足で歩むための応援/サポートがしたいという想いで、AAC Life Coachingの代表ライフキャリアコーチとして起業。(A:Active A:Attractive C:Challenging)
現在は国家資格キャリアコンサルタントの資格も活かし、女性のその人らしいキャリアを応援/サポートするサービス提供や、厚生労働省「働き方改革関連法説明会」運営スタッフ、また客室乗務員の経験を活かし就労希望者向けの「ビジネスマナー講座」や「Web面接対策講座」などのサービスも提供中。

兼平麻季Instagram

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