子どもって、本当によく親のことを見ていますよね。筆者も、子どもの口調や仕草が自分と似ていて驚かされることが多々あります。子どもにとって親は一番近くにいる大人です。
時と場合を考えて、周りに思いやりを持った正しい日本語でコミュニケーションをとるように意識し、親自身が子どもの見本となるような言葉遣いや行動をしたいですね。
小さな子どもがいるママは、幼稚園や保育園、公園などで周りのママと話す機会が多くあると思います。
今回は『言葉』に焦点を当て、ママ友と話す場面で気をつけたいNG例を4つご紹介します。一緒に確認していきましょう!
目次
正しい日本語で周囲へ思いやりを持ったコミュニケーションを
【NG例:その1】 自分の子どもに『ちゃん』や『くん』付けをする
皆さんはご自身のお子様をどのように呼んでいますか?ご家庭では『○○ちゃん』、『○○くん』と呼んでいる方も多いかもしれません。では、ママ友との会話の中ではどうでしょうか?
ママ友との会話の中で、「昨日、○○ちゃん(自分の子ども)がこんなことを言っていて…」などと言うのは親として「え、それってどうなの?」と思われてしまう可能性が高いです。自分の子どもに敬称を付けるのはやめましょう。
また自己紹介の際に、子どもがまだ上手にお話ができない年齢の場合には、親が子どもの名前を相手に伝える場面があるかもしれません。そんな時も「○○くんです」なんて言わないように気をつけたいですね。
【NG例:その2】 間違った敬語を使っている
自分の子どもに敬称を付けることと似ていますが、身内に対して敬語を使っている方も意外と多いように感じます。「自分の身内に対しては敬語を使わない」という知識はあっても、きちんとそれを実践できているでしょうか?
配偶者のことについて「旦那さんがね…」と話したり、お誘いを断るときに「実家の母(義母)がいらっしゃるから、その日はちょっと…」と言ったりはしていませんか?言わずもがなですが、他人と話す時、配偶者に『さん』付けはしませんし、義理のお母さんであっても『いらっしゃる』は間違いです。
正しい敬語が使えないと「最低限の常識がない人」というレッテルを貼られ、ママ友からの信頼が揺らいでしまうこともあります。もう一度、正しい敬語の使い方を確認し、それを日常的に使うことで、自分の中に定着させていきましょう。
【NG例:その3】 汚い言葉を使う
日常的に「超~」や「やばい」「うまい」などの汚い言葉を使っていると、周りを不快にさせるとともに、人としての品性を疑われかねません。
特に子どもはこのような言葉をすぐにマネして使いたがります。外出先でいくらきれいな言葉を遣っていても、子どもの言葉遣いが悪ければ「きっと家ではママも汚い言葉を遣っているのね」と周りに感づかれてしまいます。
親が子どもとの会話で正しい敬語を話していれば、子どもも自然と敬語を身に付けることができますよ。
お友達のママや保育園の先生について子どもと話をするときに、「これ、○○ちゃんのママからもらったのよ」ではなく「これ、○○ちゃんのママから頂いたのよ」、「先生が言っていたよね」ではなく「先生がおっしゃっていたよね」と、普段の何気ない会話の中に敬語を取り入れてみましょう。
【NG例:その4】 ネガティブな話題が多い
ママ友と話す時には、言葉遣いだけでなく話の内容にも気をつけたいもの。会話をするならお互いに、明るく楽しい気分になることを話したいですよね。周りの人の噂話や悪口は、話すのも聞くもの気持ちの良いものではありません。
中には噂話が好きな人もいますが、話している時に「そうだよね」と同調してしまうと、どこかで「あのママがそう言っていたよ」と、自分が悪口を言っていたかのように広がってしまう可能性もあります。
噂話や悪口を言わないことはもちろん、そのような類の話が始まったら、そっと席を立つか、あいづちは「そうなのね」くらいにとどめておきたいですね。
いかがでしたか?知識を取り入れ、意識をするだけで、言葉遣いはすぐに変えられます。あなたも今日から早速実践してみてくださいね。
ママのためのコミュニケーション術シリーズ
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美しい所作、立ち居振る舞い、メイクなどについての講座を主宰している。InstagramやYouTubeでは、美所作で自分に自信を持ち、人間関係を良好にするために役立つ情報を発信している。ソムリエやライターとしての顔も持ち、Precious.jpやfuelleなどメディア掲載、執筆実績も多数。他の記事を読む
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