お家で過ごすことが多くなった昨今。
子どもと何をして遊ぼう・・・とあなたの悩みも尽きないものですよね。そんな時、親子の絆を深めながらも子どもの成長も促す『育脳遊び』をぜひ取り入れてみてはいかがでしょう?
このコラムでは60年以上の歴史を持つ「七田式」が研究・実践してきた右脳教育を株式会社しちだ・教育研究所 代表取締役 社長の七田先生にお伺いしましたので、ご紹介いたします!
育脳あそびの中で右脳を刺激しながら、ぜひお子さんの成長を楽しんでみてくださいね。
第五回目となる今回は「子どもが『好き』に出会う方法とそれが生むメリット」です。
今、子どもが『好き』に出会う方法とそれが生むメリット
あなたの好きな食べものは何ですか? あなたは何をすることが好きですか?
その好きな食べ物は、今まで食べたことのあるものですよね? 好きなことは、今までやったことのあることですよね?
何を言いたいかといいますと「好きなもの・好きなことは、今まで出合ったものの中からしか選べない」ということです。
では、お子さんの好きな食べものは何ですか? お子さんは、何をするのが好きですか?
親と違って、お子さんの世界はとても狭いものです。お子さんの好きなものも、お子さんが出合ったものの中からしか選べません。
その世界を広げてあげられるのは、両親をはじめとした、お子さんの周りの大人です。お子さんに是非、いろんな世界を見せてあげてください。
子どもの世界を広げるために
そのためには、お子さんをあちこち連れて行き、いろんな体験をさせてみましょう。「もう1回やりたい!」「また来たい!」と夢中になることが見つかるかもしれません。
このご時世ですし、共働きでは、頻繁に外出することは難しいかもしれません。それでも、好きなことを見つける手掛かりはあります。
お子さんの知らない世界の絵本や図鑑を買ってきたり、図書館で借りてきたりして、読んで聞かせるのです。身を乗り出し、目の色が変わって、興味津々というものに出合ったら、そこを深堀りして、世界を広げていってあげましょう。
好きなものに早く出合うメリット
野球を知らない子どもが、野球を好きになることはありませんが、
3歳で野球の楽しさを知って練習を始めた人は、将来、世界的なプレイヤーになるかもしれません。
13歳、中学の時に初めて野球が好きになって野球部に入っても、なかなかレギュラーにはなれず、試合に出ることができたとしても、補欠・スコアラー・マネージャー止まりかもしれません。
23歳、社会人になって野球が好きになった人は、プロ野球の熱狂的なファンになることはあっても、プロの選手になることはないでしょう。
早く始めたからと言って、必ずその世界で花開くとは限りませんが、好きなものには早く出合った方がいいと思います。
子どもは、好きなことは「やりなさい」と言わなくても、放っておいてもやります。そして、そのことに自信がつくと、他のことも意欲的にやるようになります。
早いうちから打ち込めるものがある子どもは、「こうなりたい!」という目標・夢があるから、時間を無駄に使いません。
今しかないこの時期を、ぜひ親子で楽しんでくださいね。
動画でもお伝えしています
こちら動画でも今回の内容をご紹介していますので、ぜひご覧くださいね。