親子の心をぐんと近づけるコミュニケーションの極意 / 生活をより豊かにするコミュニケーション術Vol.1

親子コミュニケーションイメージ お役立ちコラム

あなたは「もう少し上手にコミュニケーション出来たら…」と思ったことはありませんか?

人は起きている間の80%をコミュニケーションに費やしていると言われています。その⼿段は大きく4つに分かれ、⼀般的なウェイトは、聴く(45%)・話す(30%)・読む(17%)・書く
(8%)と言われています。
私達は⽇常生活の大部分を話したり聴いたりする時間に費やしています。

人間関係を築く上で大切なコミュニケーション。
コミュニケーション上⼿になり皆さんの生活がより豊かになるよう、3回に渡り親子のコミュニケーション、家族のコミュニケーション、仕事場でのコミュニケーションをテーマに、お届けいたします。

第1回目は『親子のコミュニケーション』についてです。

 

親子のコミュニケーションの極意1 オープンクエスチョンで想いを受け止める

このコラムを担当させていただく私、河田京子は、アナウンサーという仕事柄、これまで⽼若男女問わず様々な⽅と接してきました。中でも⼦どもへのインタビューは⼤変勉強になりました。息子は現在中学一年生ですが、私の子育てにも役⽴っています。何か少しでも皆さんのヒントになれば嬉しいです。

子どもにはオープンクエスチョンでお話を聞いていきます。オープンクエスチョンとは「はい、いいえ」ではなく、⾃由に思いを答えられるような質問の仕方です。

成長段階の子どもはまだボキャブラリーが少ないので、インタビューで答えを引き出す時に「楽しかった?」と聞くと「うん」という答えで終わってしまいます。「どうだった?」とか「どうして?」と聞くことで⼦どもの気持ちを引き出していきます。

オープンクエスチョンで⼦どもの思いを具体的に知ることができ、会話も広がるのでコミュニケーションも活発になります

コミュニケーションイメージ

この時に必ず向き合って背丈も目線も合わせること。腕を組んで仁王立ちでは上から目線で怖い印象を与えてしまいます。子どもがホッと安心して話せるよう柔らかな表情や笑顔でしっかりと聞きます。受け⼊れる心を態度で示していく事が大事です

語り出したら、ちゃんと最後まで話をさえぎらずによく聞いてあげること。聞くことで、子どもの思いや考えが整理され、安⼼します。これは大人でも同じですね。

そして「それはすごいね」「嬉しかったね」「辛かったね」「よく頑張ったね」と思いを受け⽌めて、心に寄り添い、同調・共感することで、子どもの⼼はどんどん開いていきます
家事や用事の最中でも一旦手を止めて体ごと向き合って話を聞きくように心掛けましょう。

 

親子のコミュニケーションの極意2 できたことを認めプラスに変えていく

できないことや間違いに親は目が行きがちですが、できていることを認めていくことが⼤事です。
上手くいったら「よくできたね」「これで良いよ」。もし上手にできなくても「ここまでできて良かったね」「今、間違いがわかって良かったね」と否定せず、⼀つ一つをプラスに変えて褒めましょう。

そして最後に「絶対⼤丈夫」と伝えることで、⼦どもは容認され自信がつき、⾃己肯定感の高い大⼈へと成長できます

親子コミュニケーションイメージ

そして、私は息⼦に友達のように色々な話をするようにしています。
時には「これどう思う?」と相談したり、また失敗した時の話もします。つい怒ってしまった時にはすぐに「ごめんなさい」と謝ります。

たとえ親であっても人間は完璧ではないので、ありのままを見せるようにしています

 

親子のコミュニケーションの極意3 人の役に立つ喜びを伝える

どんなことにもチャレンジする姿勢を見せるようにしています。趣味を楽しむ姿や、仕事の技術を磨く姿を⾒せることで、働く喜びや人の役に⽴つ喜びを分かち合えたらと思っています。

家の中でも子どもがお手伝いをしてくれた時には「ありがとう」とか「⼿伝ってもらって本当に助かった」「やってくれて嬉しかった」と、その時の気持ちを素直に伝えていく事で、⼈の役に⽴つ喜びを⼦どもが知っていきます

チャレンジイメージ

反対に「これくらいやってよ」ではマイナスになってしまいます。

子どもは親の背中をよく見ています。⼦どもが変わるのではなく、親が工夫して変わっていくことでコミュニケーションが育まれ、⼦どもから何でも打ち明けてくれる関係性が培われます

 

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⼈と比べるのではなく個性を大切に

人はそれぞれ顔や性格が違うように、みんな素晴らしい個性を持って、ものすごい確率でこの世に⽣を受ける。これだけでも本当に奇跡!

⼈と比べるのではなく、その子にしかない個性を⼤切にしていく事で、親も育児が楽しくなり⼦どもも幸せを感じられます

私も日々試⾏錯誤しながら頂いた命に感謝して、明るく温かく笑顔で、もうすぐ思春期に入る子育てに向き合っていきたいです。

 

河田京子さん

河⽥ 京⼦/Kyoko Kawada
フリーアナウンサー/話し⽅・コミュニケーション術講師/アナウンスコンシェルジュ®

K・アナウンススペース合同会社代表、神奈川大学工学研究所特別研究員、韓国⼤大邱観光名誉広報委員NHKはじめ⺠放各局でMC やリポーターなど現役アナウンサー歴25年以上。みのもんた氏と長期に渡りラジオ番組共演、テレビ朝⽇生CM など出演多数。またフリートークを得意とし、著名⼈人とのトークショーも多数。イチロー選⼿、⾼橋尚子、尾木ママ、柴崎コウなどと共演。
長年の経験とスキルを活かし、アナウンス、話し⽅方、コミュニケーション術、ミスインターナショナルスピーチトレーナー、ビジネスマナー講師としても多岐にわたり活動。大学、企業向けセミナー、個⼈人向けレッスンなど受講者からも好評を得ている。
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