コロナ禍で働き方も随分と変わりつつあります。「収入が減るかもしれない」との不安から節約を考える人はあなただけではないでしょう。
とは言え、思い立って実際に節約ができる人は少数派。
雑誌の節約術や家計簿特集を読んでみても、自分ができるとは到底思えないですよね。
そこで、家計簿が続かなかったり、先取り貯蓄ができない人向けに、ズボラでも楽に続けられる家計やりくり術をテーマにお届けいたします。
第1回目は『買い物レシートを使った家計やりくり術』です。
買い物レシートを使って家計簿いらずの家計やりくり術
買い物レシートは捨てる派?保管派?
休校や在宅勤務で家族そろって家で過ごす時間が長くなると、食費など家計支出が増えがちです。節約したい項目として「食費」を挙げる人もいるのではないでしょうか。
牛乳や卵などの食料品やスナック菓子、コンビニスイーツなど日々の買い物は多岐に渡ります。まとめ買いしたとき、財布に入れるのも大変な長いレシートをもらうことがありますが、あなたはレシートを捨てる派ですか?それとも保管するタイプでしょうか?
結論から言うと、買い物レシートはもらって帰らなければ「損!」。
あなたがもし買い物レシートを捨てているのなら、ぜひ今後は保管するようにジッパー袋やフォトアルバムなどを財布と一緒に持ち歩くことをおすすめします。
買い物レシートからわかること
買い物レシートは情報の宝庫。
「いつ」「どこで」「何を」購入したのか、一目瞭然です。マイバッグ割引やまとめ買い特典の有無なども記録されています。
振り返り評価のポイントは、支払額の多寡ではなく、【満足度】です。
たとえば、複数個購入すると割引になる品物や夕方で値引きされた生鮮品などがあったら、買った後に満足したか、ちゃんと使い切れたかについて思い返してみましょう。
もし「無駄だったな」とあなたが感じたとしたら、そうした割引商品は、あなたの財布の紐がゆるむポイントと言えます。次の買い物では、無駄にならないよう意識して買い物かごに入れることができます。
普段の食費のやりくりに長けていても意外な落とし穴があるかもしれません。インテリア雑貨店や百均ショップなど店別に一度振り返ってみることをおすすめします。
レシートでポイントGET!
スマホをお持ちの方であれば、買い物レシートアプリ を活用してレシートでポイントを貯めることもできます。
さまざまなレシートアプリがありますが、主な仕組みは次のとおりです。
- 買い物レシートを写真撮影する
- アプリより画像を登録(アップロード)する
- アップした画像数や商品によりポイントが付与される
対象商品が限られているものや商品パッケージのバーコードで同様にポイントが貯まるものもあります。
お子さんがお昼寝のときなど手が空いたときにレシートを撮影して登録するだけ。
捨てるだけだった買い物レシートが役立ちます。
操作のしやすさを比較するためにも、まずいくつかアプリをダウンロードして試してみてはいかがでしょうか?
レシートアプリの一例
- CASHb レシートがお小遣いに変わる主婦の味方アプリ
App Store / Google Play - レシートがお金にかわる家計簿アプリCODE
App Store / Google Play
まとめ
家計簿をつけられないから節約できないわけではありません。
節約の工夫が長く続かないことが貯められない一因かもしれません。
楽に続けるために、やめることも同時に決める、一週間だけと思って頑張ってみるなど、あなたなりのひと工夫を施してみましょう。
続けることが楽しくなってきたら、しめたもの!家計やりくりは成功したと考えてまず間違えないでしょう。
海老原 政子/Masako Ebihara
ファイナンシャルプランナー・住宅ローンアドバイザー
国内生保にて生命保険募集人業務に携わるなかで、ライフプランの重要性に目覚め、生活者視点を活かしたFP業務を開始。千葉市在住。個人・企業向けマネープランセミナーや家計相談業務を行う。マネーコラム執筆多数。子育て中の主婦の目線を活かした、わかりやすい保険見直しや住宅購入、家計改善アドバイスを提供する。
(保有資格:AFP、住宅ローンアドバイザー)。