子どもも大人も大好きな『とうもろこし』は真夏の旬の食材です。
とうもろこしは、焼いたり、茹でたりでおやつとして食べることが多い食材ですが、主食としておいしく食べることもできます。
今回はそんなとうもろこしを使った『とうもろこしのリゾット』のレシピをご紹介します。
甘くて栄養満点の『とうもろこし』
とうもろこしには、暑い夏を乗り切る栄養がたっぷりなのをご存知ですか?
特に捨ててしまいがちなとうもろこしの『ひげ』には、実はすごい栄養があるんですよ。
とうもろこしのひげ根は『玉米鬚(ぎょくべいしゅ)』という立派な生薬です。水分代謝をよくしてむくみを解消してくれます。
さらにとうもろこしの栄養で豊富なのが食物繊維。
不溶性食物繊維が多く、とくに実(粒)の皮にセルロースと呼ばれる食物繊維が含まれています。食物繊維は腸内環境を整え、腸の動きも活発にしてくれるので便秘の解消など腸をサポートする効果があります。
そして、便秘は肌荒れの原因でもあるので美肌づくりにも有効な栄養となります。
『とうもろこしのリゾット』の作り方
材料
- 米1カップ
- とうもろこし(ひげ根付き) 1本
- 鶏のささみ 1本
- オリーブ油 大さじ1
- 塩小さじ 1/2
- 水 500ml
- 生クリーム 100ml
- パルメザンチーズ 大さじ3
作り方
- とうもろこしのひげ根は茶色い部分を除いて1~2センチ幅に切り、生の実は包丁でそいでおく。
- 鶏のささみは筋をとって食べやすく切り、お酒(白ワイン)をかけてまぶしておく。
- 鍋にオリーブオイルを引き、1のひげ根と生のトウモロコシを炒める。香りが立ってきたらお米を加え、透明になるまで炒める。
- 鶏肉、とうもろこしの芯、水を加え、柔らかくなるまでフタをして中火で煮込む。
- 水分が少なってきたら、生クリームを加えて更に煮込む。
- パルメザンチーズ、塩、こしょうを加えて味を整えたら出来上がり!
子どもにも大人にも人気のとうもろこし。ぜひご家族で楽しんでくださいね。
相藤 春陽/Haruhi Aito
管理栄養士/食生活アドバイザー/フードコーディネーター/オーガニックコンシューマー
1966年熊本県熊本市生まれ
短大卒業後、管理栄養士として病院や施設で26年勤務その後、独立。
身近な栄養士として、食のカウンセラーを目指す。
医療機関の栄養指導や料理教室講師、フードコーディネーター、企業のレシピ開発など食関係全般で活動。
熊本地震で離乳食の災害支援をしたことをきっかけに離乳食セミナーなどを各地で講演。
現在は、地元テレビで旬の食材を使った時短料理コーナーを担当したり情報誌などでコラムを掲載。
料理教室もオンラインレッスン、YouTube(相藤春陽チャンネル)などで忙しいママたちでも参加できるレッスンを開催中。プライベートでは3歳の孫を育てながら家族の食生活を守るおばあちゃんであり母です。