育児と仕事の両立は一人では乗り切れない! 夢を叶えたママの姿を子どもに見せよう(名倉 綾子さん)/私らしい生き方・働き方

名倉 綾子さん インタビュー

名倉 綾子(なくら あやこ)さん

大阪府在住。夫、長男(8歳)、次男(5歳)、長女(1歳)の5人家族。

産前産後ママと赤ちゃんの心身の健康を整える『いぶきケアルーム』をコロナ渦の2020年9月にオープン。代表を務める。

 

子育てママでも仕事ができる

理想のワークライフバランスを求めて

壁にぶち当たり、見つめ直した自分の働き方

私は、専門学校の教員として勤めていましたが、長男が小学校に入学した2019年の4月、長女出産のため産休育休に入りました。そのおかげで保育園と小学校とのギャップのある『小1の壁』を乗り越えることができました。

更にその年度の2月より新型コロナウイルスの影響を受けた時期も、育休中のため自宅保育をすることができました。

偶然産休育休のタイミングが重なっていたけれど、元の職場でフルタイム勤務をしていたら、きっとこの状況は乗り切れなかった。そう強く思いました。時計

 

遅い時間や休日の仕事は、夫婦で協力!

元々はシフト制のフルタイム勤務で、帰宅が22時過ぎたり、土日祝も交代勤務で出勤したりすることもありました。保育園には19時までの延長保育をお願いしていました。

私の実家は遠方ですし、義母はすでに他界されているため、育児を助けてくれる人が近くにいなかったので、色々な方々の協力を得て乗り越えました。

当時、夫の方が自宅も保育園も職場が近かったので、ほとんど送り迎えは夫がしてくれました。家事も決まった役割分担はなく、早く帰宅した方ができることをするスタンスでした

おかげで長男は夫がいないと寝れないくらい「お父さん大好きっ子」です。父と息子

22時を過ぎるシフトのときは、シフト確定前に夫の予定と調節するようにしました。それでも都合がつかない場合は、ファミリーサポート提供会員さんに、また土日祝の交代勤務については、いつもの保育園に土曜保育をお願いするほか、休日保育を登録していました

長男が大きくなってからは、近所に引っ越してきてくれた80歳の義父に保育園のお迎えなどお願いできるようになりました。

 

地道な広報活動 起業までの道のり

私が起業したのはコロナ渦中。開店1か月前からSNSで告知をしたり、ホームページを開設したり、自分でチラシを配布したり、チラシを置いてくれるお店の開拓をしたりなどの広報活動を開始しました。

しかし、なかなか周知されませんでした。ママと赤ちゃんのためのイベントのチラシを配布しても、受け取ってくれる方は少なかったです。

同年10月からは子育て支援ボランティアに参加させていただいたり、ママ起業家さんたちと交流を持つようになったりと、少しずつ活動の幅が広がってきました。

また、産前産後のママへのお役立ち情報を提供するために、自分で助産師資格を取ることも考えていました。ちょうどそんな時に、フリーで助産師として活躍されている方と知り合い、コラボ企画などを開催できるようになりました。

以前、鍼灸整骨院で働いていた経験から、その時の患者さまとのつながりで、少しずつ知っていただけるようになりました。施術風景

 

転職して理想のライフワークバランスに近づく

試行錯誤して乗り越えてきましたが、起業してからは、勤務時間が短く職場も近いので、とても両立しやすい環境になりました名倉 綾子さん

現在は夫の方が早く出勤し遅く帰宅します。子ども3人が家にいる間は、家事や仕事はなかなかはかどりませんが、以前よりも家事育児を頼ることはなくなりました。夫は今でも私の仕事を理解してくれて協力的で、SNS投稿などのために、スマホやパソコンとにらめっこしていても分かってくれます。

 

恵まれた職場環境とスケジュールの調整

ケアルームは知人の鍼灸整骨院の2階をお借りしており、スタッフの一人に鍼灸を学んだときの同期も働いているため、いろいろと甘えさせていただいています。

子どもの発熱などで保育園から急な呼び出しがあった場合、片付けを任せて帰宅させてもらうことも。

病気の時は、予約が入っていなければ、仕事を休ませていただいています。予約があり調節不可能なときは、夫に半日だけ休暇をとれないか頼んだり、病児保育に依頼したり、短時間なら近くに住む義父に子どもが寝ている間だけ見守りをお願いします。

今の仕事は完全予約制なので、あらかじめわかっている学校や保育園行事の時は予約を入れないようにしています。名倉 綾子さん

 

高校生の頃からの夢を実現

高校生の頃から「女性だからこそできる女性をサポートする仕事をしたい」、特に「女性特有の症状、妊娠出産育児に関わる症状をケアできるようになりたい!」と思い、資格取得のために学んできました。

今、それが実現できて毎日が楽しくて仕方ありません!

初診で暗いお顔をされていたお客様が、また受診してくださり「帰ってから段々良くなっていることを実感したよ。元気になると嬉しくて、自然に笑顔になれる」と言ってくださいました!安心したと同時に、とても嬉しかったです。名倉 綾子さん

私は、もっともっとたくさんの女性のサポート・ケアをしたいです。

自分自身が妊娠・出産・子育てをしてみて、いくら勉強しても経験しないと分からないことが山ほどあることを知りました。そして、一人では乗り切れないということにも気付きました

それらをお伝えすることで、ママたちの気持ちや身体が楽になったり、今何かで悩んでいる現状を乗り越えたりするお手伝いができたら嬉しいです。

 

これから働きたいあなたへ

コロナ禍で新しいことを始めることに対しおっくうになってしまうこともあるかと思います。私も同じように悩んでいた時に、『それでも時間は確実に過ぎ、子どもは絶対に巣立っていくよ』とファミリーサポートの方にお言葉をいただき、ハッとしたのです。

限りある時間の中で、ママ自身が自分の想い、そして自分自身を大切にしている姿は、必ず子ども達の心の中に残り、将来彼らが同じように自分を大切にしてくれる礎となるかと思います。名倉 綾子さん

 

 

一日のスケジュール

6:30 起床、準備
7:30 子どもたちを順番に起こす
8:00 夫と長男を見送り
8:30 次男と長女を保育園へ送る
9:00 ケアルームの準備
9:30 仕事(お客様の施術、ママと赤ちゃんのためのイベントや講座、メッセージチェックなど)
17:00 ケアルームの片付け
17:30 長男帰宅、次男と長女の保育園お迎え
18:00 家事(洗濯、夕食・お風呂準備、保育園支度)
18:30 子ども入浴
19:30 夕食(20:00~21:30 夫帰宅)
20:00 メッセージチェック、SNS投稿
21:30 入浴、洗濯
22:00 子ども寝かしつけ、残っている家事、メッセージチェック、勉強
24:00 就寝
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