「うちの子、なかなかハイハイしないなぁ…」 「ずっとズリバイのままで大丈夫?」
そんなお母さんの不安を解消する鍵は、実は『うつ伏せ遊び』に隠されています。
今回は、WARAリズムの中でも特に人気の高い『ちゅっちゅこっこ』というバランス遊びを通して、ハイハイ運動を支えるうつ伏せの重要性と、ご自宅で楽しくできる運動あそびをお伝えします!
前回のコラムでご紹介した、姿勢の良さにつながるエクササイズ『いもむし』と合わせて、挑戦してみてくださいね。
目次
知ってた?うつ伏せは、ハイハイ運動の原点!

ハイハイ運動といえば、足の動きに注目しがちですが、実は腕や肩、そしてお腹の力(体幹)がしっかり育っていないと、まず重たい体を持ち上げることができません。
うつ伏せは、まさにハイハイ運動の原点。重力に負けないように顔を上げ、自分の体を支える経験をたっぷり積むことで、自然と四つ這いへとつながる筋力が育まれます。
逆にうつ伏せの経験が少ないと、その後の四つ這いにつながりにくいという傾向もあります。生後50日頃になったら、ご機嫌の良い時に少しずつ『うつ伏せタイム』を作ってあげましょう。赤ちゃんの世界がぐんと広がりますよ。
赤ちゃんの発達に大事な『うつ伏せ遊び』の3つのメリット!

意外と知られていない『うつ伏せ遊び』のメリットを3つご紹介します。
- ハイハイ運動をスムーズにする『腕の力』が育つ
うつ伏せ姿勢は、自分の重い体を支える『腕の力』と『体幹』を鍛えます。『肘』や『手のひら』で床をグッと押す経験が、はいはい運動への大切な準備運動になります。 - 重心が安定し、手足を自由に動かせるようになる
うつ伏せ姿勢が安定すると、体の重心がおへそのあたりまで下がります。赤ちゃんは体を支えることに必死にならなくて済むため、おもちゃに手を伸ばしたり、足をバタバタさせたりと自由な動きを楽しめるようになります。目線の高いところでおもちゃを見せてあげる等、ちょっとした遊びの工夫で、はいはい姿勢が見られるようになりますよ。 - 『真ん中の感覚(正中軸)』が育ち、姿勢が良くなる
うつ伏せで頭を持ち上げる動きは、体の中心を感じる『正中軸(せいちゅうじく)』を育みます。中心が分かるようになると、左右交互にスムーズに手足を動かせるようになるので、理想的なハイハイ運動の動きにつながります。
床が苦手でも大丈夫!お母さんと一緒に始めてみよう!

うつ伏せ遊びにはいくつものメリットがありますが、実は「うつ伏せにすると泣いちゃう…」というご相談も少なくありません。そんな時は、お母さんの胸や膝の上でのうつ伏せ遊びがおすすめ!お母さんのぬくもりを感じながら、安心してチャレンジできますね。赤ちゃんと目を合わせて、声をかけながら行いましょう。
わらべうたに合わせてやってみよう!『ちゅっちゅこっこ』の遊び方
うつ伏せ姿勢に慣れてきたら、WARAリズムの『ちゅっちゅこっこ』で楽しく遊んでみましょう。
遊び方の手順
- お母さんが床に座り、足の甲に赤ちゃんを乗せる。(うつぶせ姿勢に)
- お母さんはゆっくり仰向けに寝転ぶ。
- お母さんの膝を曲げたり伸ばしたりして、赤ちゃんを上下に動かす。
- 最後は、足を伸ばした坂道をシューッと滑らせて、お母さんの胸で着地する。
ポイント
- 赤ちゃんと目を合わせて、笑顔で声をかけながら行いましょう。
- 「頭がお尻より下がる動き」の経験が、ハイハイ運動につながる刺激になります。
- 最初は小さな動きから、少しずつ高さを変えて楽しんでみてください。

『ちゅっちゅこっこ』はこんな時におすすめ
- うつ伏せ姿勢が苦手な子に
- 腹這いから四つ這いの移行期に
- ハイハイ運動の経験が少なかった子に
- 遊びながら体幹を鍛えたい時に
【動画】『ちゅっちゅこっこ』
動画を参考に、わらべうたのリズムに合わせて、毎日のふれあい遊びに取り入れてみてくださいね。
お母さんの「すごいね!」「できたね!」という笑顔が、赤ちゃんにとって最高の栄養になります。毎日のふれあいタイムに、ぜひ取り入れてみてくださいね。

落田 順子/Junko Ochida
近年は、保育現場への普及にも尽力し、保育園や保育士会での研修のほか、保育士養成大学での学生向けワークショップを通じて保育の質の向上に寄与する。
2022年からは、阪神梅田本店「ママそら」講師として「0歳からの体幹育て講座」を担当。2025年、共著「子どもたちの未来は、関わる大人で変わる~MANA部屋プロたちからのススメvol.1」を共著で出版。


















