これだけ押さえておきたい! 離乳食・幼児食のポイント/簡単!楽しく食べる子どもご飯vol.1

子供に食事させる母 教育

忙しい日々の中でも気を配りたい子どもたちの食事。そして子どもが成長するにつれ、どんどん食事に対する悩みも変わり、なかなか尽きることはないですよね。

このコラムではママ、パパ、お子さん、ご家族みんなが楽しい食事時間を過ごせるよう、子どもの食事について三回にわたってお伝えします。

第一回目の今回は、ママパパに知っておいて欲しい『お子さんの食事に関するポイント』をお伝えします。

 

\ヤクルトレディのリアルな姿をチェック/

子育てママでも仕事ができる

これだけ押さえておきたい!離乳食・幼児食のポイント

子どもの成長に伴う食事の変化

生まれたばかりの赤ちゃんは、母乳やミルクで成長していきます。

そして、生後5ヶ月頃から『離乳食』が始まります。
最初はトロトロのお粥から始め、段々と食事から栄養を取れるように『食べる練習』をしていきます。

1歳半頃からは『幼児食』へと移行していきます。
幼児食は、離乳食を卒業したとはいえ、まだまだ大人と同じ食事を取るのは難しい時期。子どもは、小学校に上がる学童期になってくると、大人とほぼ同じようなものが食べられるようになっていきます。

 

離乳食のポイント

離乳食と聞くと難しく考えてしまいがちですが、気にして欲しいポイントは実は4つだけ!

すりおろしりんご

【1】衛生面

赤ちゃんは細菌に弱いので、食材はなるべく加熱します。
離乳食初期(生後5〜6ヶ月)は、調理して冷蔵庫などで保存していたものは、食べる直前にもう一度加熱してあげるとよいでしょう。
また、食材だけでなく、食器や調理器具の衛生面も保てるよう、おろし金など洗うのが難しいものは赤ちゃん専用のものを用意してあげると安心ですね。

 

【2】食物アレルギー

食物アレルギーが心配な食材は午前中に少しずつ(ひとさじ程度)あげるようにします。

ただ、あまり心配し過ぎる必要はありません。
逆に心配しすぎて栄養が足りなくなってしまったり、偏ってしまう可能性も考えられます。

少しずつ、いろんな種類の食材を食べられるように心がけてみましょう。また、どうしても心配な場合はお子さんの様子をよく見て、肌荒れがひどい場合はよく保湿してあげるようにしましょう。

 

【3】いろんな食材を食べているか

『いろんな食材』とは、「炭水化物(ご飯・麺・パンなど)」「ビタミン・ミネラル(野菜・果物)」「タンパク質(肉・魚・乳製品など)」の3種類に分けられます。この3種類がバランス良く食べられるといいですね。

ただ、赤ちゃんが成長してくると、好き嫌いや食べむらなどが出てきて、なかなか食べてくれないことも…。毎食毎食、完璧を求めてしまうと、ママパパの心がしんどくなってしまいますよね。

ですので、そんな時は3日〜1週間単位で、バランスを気にしてみてください。

もし赤ちゃんの成長が心配な場合は、体重・身長の増え方もよくみて、かかりつけ医などにご相談ください。なんでも好き嫌いなく食べてくれる子どもなんて、ほとんどいません。

食事は、笑顔で楽しく、家族みんなで食べられることが大切です。毎食完璧な食事バランスを気にする必要はありませんよ。

 

【4】注意が必要な食材

ハチミツは1歳過ぎまでは注意が必要です。食パン、ヨーグルトなど、赤ちゃんが好む食材に入っている場合があるので、1歳までは気をつけましょう。

また枝豆は、そのままあげると気管に詰まってしまう可能性がありますので、切るか潰してからあげた方が安心です。トマトやブドウなども、同じく喉に詰まってしまう事故が起きていますので、こちらは1/4に切ってからあげるようにしましょう。

 

幼児食のポイント

離乳食が終わって、すぐ大人と同じような食事が食べられるようになるかといえば、そうではありませんよね。概ね1歳半頃〜5歳ぐらいまでの幼児食で、気をつけて欲しいポイントを3つご紹介します。

鍋ににんじんとキャベツ

【1】味付け

幼児食になると、様々な調味料を使った味付けも食べられるようになります。

ただ大人と同じような味は、消化機能に負担がかかってしまうこともありますし、将来の生活習慣病のリスクを考えるとおすすめできません。大人が食べてみて、ちょっと薄いかな、と思うぐらいの味付けを心がけましょう。

 

【2】生活リズム

きちんと食べるためには、お腹が空いていることが一番大切ですよね。食事量が少なかったり、好き嫌いが多く困っている場合は、睡眠や運動習慣など1日の流れを見直してみると改善することも。食事の時間にお腹が空くようにスケジュールを調整してみてくださいね。

 

【3】食事時間の過ごし方

2、3歳になってくると、食事中のマナーが気になることもありますよね。立ち歩いてしまったり、食器を落としてしまうなど、危険が伴う場合は、何度も根気よくやめてほしい理由を冷静に伝えていきましょう。

 

親も子もストレスなく食事するのが、一番です。お惣菜や冷凍食品、ミールキットなどを賢く使用して、ママパパの負担を減らし、楽しい時間を過ごせるようにしたいものですね。

オムライス

さて、今回は子どもの食事、特に離乳食・幼児食のポイントをお伝えしました。次回は、その子どもの食事をなるべく簡単に作ることができる『時短調理方法』をご紹介します。

今回もお読みいただき、ありがとうございました!
みなさんがお子さん楽しい食事時間を過ごせますように。

 

木村 有花/Yuka Kimura

食育知育の専門家。2児の母。
出産前は子ども向けのロボット製作&プログラミング教室に勤務し、アクティブラーニング、プログラミング教育、STEAM教育などの普及に従事。長男の食に悩んだことをきっかけに、ママパパ向けの離乳食教室を始める。現在は食育・知育についてInstagramで発信するとともに、モンテッソーリ乳幼児教室に勤務。
2020年度のオンライン講座にはのべ500組以上の親子が参加。ママパパが子どもと楽しく穏やかに過ごせるよう、そして子どもが素直に健やかに成長できるよう活動中。

【保有資格】
離乳食アドバイザー
幼児食アドバイザー
AMI(国際モンテッソーリ協会)アシスタント教師(0~3歳)
モンテッソーリクッキング認定講師 など

Instagram

\ヤクルトレディのリアルな姿をチェック/

ヤクルトレディになりたい