食べない子が変わる5つのステップとステップ別声かけ/食育カウンセラーが解決!子どもの食の悩み Vol.3

口いっぱいに食べる子ども 教育

子どもの好き嫌いに頭を悩ませるパパママは少なくありません。

今回の記事では、食べない子が変わるまでの5つのステップと、ステップ別に意識したい声かけについてお伝えしていきます。

子ども 笑顔 食事 父親

食を広げる土台 「食べることが楽しくなる」秘訣/食育カウンセラーが解決!子どもの食の悩み Vol.2

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食べない子が変わる5つのステップ

食べない子が変わるには

  1. 知らない
  2. 知ってもらう
  3. 興味を持ってもらう
  4. 触れてもらう
  5. 食べてもらう

という5つのステップを踏む必要があります。

「ひと口でもいいから食べてみて」という声かけをしたことはありますか?子どもにとって「ひと口食べる」というのは、実は心理的ハードルがとても高いのです。

5つのステップを意識して、食べる以前に知ってもらったり、興味を持ってもらったり、触れてもらったりするようにしましょう。お皿 男女 父母

 

5つのステップ別声かけ

ステップ別に意識して、子どもへ声かけしてみましょう。

1~3 知らない→知ってもらう→興味を持ってもらう

「これなんだと思う?」「どんな味がすると思う?」などの声かけをすると良いですね。

 

4 触れてもらう

最初は「どんな匂いがするかな?」と聞いて、匂いを嗅いでもらうだけでもOK。次第に「ペロッとしてみたら?」と、少しずつ食べることに近づけていくと良いです。

「ペロッとしてみたら?」という声かけは、特に有効だと多くのお母さんが実証済み。今日から早速使ってみてください!

 

5 食べてもらう

1~4の段階を踏まえて「ひと口食べてみる?」という提案を少しずつ受け入れてくれます。紙コップ 会話

 

その「ひと口」大きくないですか?

大前提として、子どもに勧めるひと口が大きくないか、それが大人の基準になっていないかは気をつけたいところです。

最初は米粒大くらい、いや、もっと小さい「ひと口」で構いません。「急がば回れ」の精神で、焦らず少しずつ食を広げていくことが大切です。

また「ひと口食べてみて」と提案し、子どもがひと口にチャレンジした後にすかさず「もうひと口、いってみよう!」と約束を破るのはやめましょう。

そのようなコミュニケーションをると、次からの「ひと口食べてみて」の提案を受け入れてもらえなくなってしまいます。気をつけてくださいね!口いっぱいにほおばる子ども

 

まとめ

現状に大きな健康的問題がなければ、あせらず少しずつスモールステップを重ねましょう。

今回は5つのステップを紹介しましたが、実際は前に進んだと思ったらまた一歩下がって…と、その繰り返しで少しずつ食が広がっていきます。

大人側も一喜一憂せずに、子どもとの食事の時間を楽しみながら、長い目で見て子どもの食を支えてあげましょう。

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山口健太
『きゅうけん|月刊給食指導研修資料』代表・編集長
一般社団法人日本会食恐怖症克服支援協会代表理事

「会食恐怖症」の当事者経験から「食べない子」専門の食育カウンセラーに。「食べない子」に悩む保護者、学校・保育園の教員などにメッセージを伝えている。著書に『食べない子が変わる魔法の言葉』(辰巳出版)など。

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