幼児食の悩みを解決して、もっと楽しい食事タイムにしよう!/幼児食インストラクターに聞く幼児食 Vol. 2

好き嫌いするこども 育児

離乳食の後はどうすればいいかご存知ですか? 離乳食の情報はたくさんあるけれど、その後を教えてくれる本や記事は少ないですね。

離乳食が完了しても、すぐに大人と同じものを食べられるわけではありません。離乳食の後は、幼児食が始まります。

幼児食って?から、幼児食の悩み解決、幼児食と歯とお口に気になること、幼児食と自己肯定感&算数の関係まで、幼児食インストラクターである私・大沢有貴子が4回にわたり紹介します。

第1回目は、幼児食が大人の食事とは異なる注意が必要なことと、子どもの学習と自立を後押しするという役割についてお伝えしました。

第2回目となる今回は、幼児食でみなさんが困っていることを、できるだけ簡単にラクに解決するためのヒントを紹介します。

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子育てママでも仕事ができる

幼児食 ママの抱える4つのお悩み

子どもがいつも楽しく食事をしてくれるとは限りませんよね。好き嫌い、小食・食べ過ぎ、栄養バランス、おやつなど…あなたも悩みや疑問はありませんか?

【お悩み その1】 嫌いなものをなかなか食べてくれません

好き嫌いの原因は味の好みだけではありません。

前回のコラムで書いた通り、子どもの噛む力は弱くて、6歳では大人の40%程度の力です。そのため食材によっては、大人の想像以上に子どもにとって噛み切れない、食べにくいことがあります。

特に下記のようなものは、子どもは食感や口当たりが悪くて食べにくいと感じることがあります。

  • レタスやわかめのような、ペラペラしたもの
  • トマトや豆のような、皮が口に残るもの
  • ブロッコリーやひき肉のような、口の中でまとまらないもの
  • ゆで卵、パンのような、唾液を吸うもの
食べる幼児

しかし、まったく食べられないわけではありません。少し工夫を加えることで、子どもでも食べやすくなります。是非お試しください。

  • 柔らかく茹でる、煮る
  • 『あん』でからめる、卵でとじる
  • だし汁やマヨネーズ、牛乳でしっとりさせる
  • 繊維を断つように、噛みやすい大きさに切る

 

【お悩み その2】 小食 or 食べ過ぎ ?

食べる量は、個人差がとても大きく、その日の活動量や気分にも左右されます。毎日元気過ごしていて、便もきちんと出て、体重が成長曲線の範囲内に収まっていれば、心配する必要はありません。

食事の理想量は、1~3歳は大人の1/3程度(900~950キロカロリー)、6歳までは大人の1/2程度(1250~1300キロカロリー)とされています。

とはいえ、食事のエネルギー量を計算することは難しいですね。実は、簡単にエネルギー量をイメージする方法があります。それは『お弁当箱』です。

お弁当箱の容量(ミリリットル)は、エネルギー量(キロカロリー)とほぼ同じです。「小食かな」「食べ過ぎかな」と不安になったら、お弁当箱に入れてみましょう。お弁当箱

あまり食べてくれない小食のお子さんの場合、もしかすると、山盛りのお皿を見ただけで「食べきれない…」とやる気をなくしているのかも。ママは少し面倒ですが、小さなお皿に少しずつよそってみましょう。「食べきれた!」という達成感を積み重ねると、食べることが楽しくなるでしょう。

逆に、食べ過ぎが気になる場合には、子どもの脳の満腹中枢が未発達のため、満腹の感覚が分かりにくいことが考えられます。大きめに切る、柔らかくしすぎないなどの工夫をして、噛みごたえのある食事にすると満腹感を得やすくなりますよ。

 

【お悩み その3】 栄養バランスが気になります

大切だけど不足しがちな栄養素が、カルシウムと鉄分。毎回の食事できちんと摂るのが理想ですが、なかなか難しいですね。そんなお悩みを簡単に解決するのが、『ちょいかけ』です。

  • カルシウム・・・じゃこ、チーズ、ごま、桜えび
  • 鉄分・・・青のり、かつおぶし、きなこ

これらの食材を、いつものメニューにちょいかけしましょう。

1回の食事で栄養素を全てとることができなくても、1日・1週間単位でバランスよく食べることができれば大丈夫です。

栄養バランスが整っているかチェックできる、簡単な2つの方法があります。

  1. 食材が5色(赤・白・緑・黒・黄)そろっているか
  2. 健康によいとされる、和の食材『まごわやさしい』食材をつかっているか

ま:まめ      豆製品(大豆、小豆・とうふ、みそなど)

ご:ごま ごまなどの種実類(ごま、ナッツなど)

わ:わかめ  海藻(わかめ、海苔、ひじきなど)

や:やさい   野菜(葉野菜、根菜など)

さ:さかな   魚介類(魚、小魚、貝類など)

し:しいたけ きのこ(しいたけ、まいたけ、マッシュルームなど)

い:いも     いも(ジャガイモ、サトイモ、など)

気になるときは、これらの色や食材が含まれているかチェックしましょう。まごにやさしい 食材

 

【お悩み その4】 おやつの用意が、毎日大変!

消化機能が成長途中である子どもには、『補食』の役割もあるおやつは必須です。

でも、毎日のおやつの準備は面倒ですね。なるべく簡単に準備したい時は「素材そのまま」にしましょう。

まだまだ暑いこの時期には、きゅうりを野菜スティックのように切ったり、バナナをつぶして凍らせたなんちゃってアイスはいかかでしょうか。秋になったら一番のおすすめは焼き芋です。おやつを食べる子ども

凝ったものをつくらなくてはと必死にならなくても、お店でお菓子を一生懸命選ばなくてもOK!おうちにある食材で、なるべく手間をかけずに、そのまま食べられるものを探しましょう

素材そのままおやつなら、気になる食品添加物を減らせるメリットもありますよ。さらにおやつに『ちょいかけ』すれば、栄養バランスもよくなります。

幼児食は子どもの成長のために必要なものですが、子どもが食べることを楽しいと感じることも大切です。そのためにはできるだけラクに楽しく準備して、親子で食事の時間を楽しみましょう。

 

次回は幼児食講座を開催すると必ず質問される「歯とお口について、歯みがきのコツとよく噛めるようになるための工夫」を紹介します。お楽しみに!

 

大沢 有貴子さん
大沢 有貴子/Yukiko Ohsawa

幼児食インストラクター・食育アドバイザー・食生活アドバイザー・くつえらびアドバイザー

ママが赤ちゃん、子どもと一緒に参加できる講座で、幼児食について2017年からお伝えしています。また、家庭学習サポート専門家として教育・受験情報を発信中。幼児食講座でも、家庭学習の視点を取り入れながら、食事の時間が楽しくラクになるヒントを紹介しています。幼児食も、家庭学習も、ママの不安に寄り添うアドバイスを目指しています。
大沢 有貴子 公式HP / twitter

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