保育園や幼稚園に通う子どもを持つママにとって、先生やママ友との円滑なコミュニケーションは子どもの成長に欠かせませんよね。
しかし、誤解や伝達不足、価値観の違いからコミュニケーションがうまくいかないことも…。
そこで今回は、色彩心理の視点からこれらの問題を解決し、相手の個性を理解することで、ストレスフリーに自分らしいコミュニケーションを築く方法をご紹介します。
まずは、コミュニケーションの入り口に立ち、良好な関係を築いていくための第一歩を踏み出しましょう。
目次
誤解や伝達不足、価値観の違いどうする?
保育園や幼稚園の先生、ママ友との円滑なコミュニケーションは、子どもの成長はもちろん、通園する楽しさにつながるポイントです。
しかし、日常生活の中で先生と保護者の間、ママ友同士でのコミュニケーションがうまくいかないことは誰にだってあります。
コミュニケーションが上手くいかない原因
- 情報の共有不足
- 保育の方針や教育への期待や価値観の差
- コミュニケーションのタイミングのズレ
- 言葉のニュアンスの誤解、説明不足
- 子どものトラブルのフィードバックが感情的
さまざまな理由が考えられますが、その多くは誤解や情報の伝達不足、価値観の違いによるものです。
それらの解決の糸口を色彩心理の視点から見ていきましょう!いい関係を築くための参考にしてくださいね。
【色彩心理のタイプ別相談例と解決の糸口】個性を色で視覚化して特長をつかんでみよう
コミュニケーションが上手くいかない原因の誤解や情報の伝達不足、価値観の違いが改善しない理由のひとつに、人柄や考え方などのお互いの情報が全くわからないから、ということがあります。
お互いにいい関係を築くためには、相手の色彩心理を理解することで解決できることがあります。
筆者がこれまでよく受けた相談例と解決の糸口をご紹介します。
詳しい色タイプ別の特長はVol.1〜3、を参照してください。
相談例① 先生が『レッドタイプ』で、ママが『グリーンタイプ』
- 先生の声や身振り手振りが大きくて威圧感がある
- ママがはっきりしない態度をとると不快感を示される
- 先生の思い通りにママや子どもを動かそうとする
ママの解決策
- 「でも…」など口をはさまず、まずは言い分を聞く
- イエス、ノーをはっきりする
- 努めて日頃の感謝やお礼を言うように心がける
相談例② 先生が『イエロータイプ』で、ママが『パープルタイプ』
- 先生から質問されても急な返答は戸惑う
- 先生の気まぐれな態度が理解できない
- お互いに誤解を招いている感じがする
ママの解決策
- 無理にテンションを上げなくてよい
- イエロータイプの天真爛漫さを知る
- お互いの価値観を認めつつ意見は伝える
相談例③ 先生が『パープルタイプ』で、ママが『レッドタイプ』
- 先生に質問してもすぐ返事がこない時がある
- 何を考えているのかわからなく、避けられているように感じる
- 先生の話が難しくて理解できないことがある
ママの解決策
- 意のままにコントロールしようとしない
- 自分と似たようなリアクションを期待しすぎない
- 先生の思慮深い特長を受け入れる
人は相手の欠けているところに注目したくなる?!
上記の美味しそうなリンゴの写真をみて、最初どこに目がいきましたか?
ほとんどの方が、欠けている部分かと思います。
これは脳の仕組みの話にもなりますが、人に対しても同じような見方をしてしまう傾向があります。
例えば、子どもが同じ間違いを何回か繰り返すのを見ると、「まただ」「いつもこうだ」「何度言ったら」と、ママのフィルターができてしまうのです。
それが、「この子はこういう子だから」という思い込みや、事実を確かめていないのに好ましくない意味づけをしてしまうこともあります。
大人同士の関係も同じで、それによってかける言葉や態度もとげとげしいものになってしまうので、気をつけてみてくださいね。
最後に
いい関係性とは、一方通行なものではありません。
例え相手の考えや行動が、あなたと異なっていたとしても、違う側面から見ることで新しい知識が入ったと思えば、いつもの景色も違ったものに見えることでしょう。
「今よりもっと仲良くなりたい」「ギクシャクした関係をどうにかしたい」そんな時は相手とあなたの個性を色で例えてみてください。
きっと、解決の糸口が見つかるはずです。
次回は、2024年8月26日公開予定です!お楽しみに!
とみたえみ/Emi Tomita
カラー通訳専門家・ゆるりすとライフコーチ
沖縄移住21年。
身内がいない子育てと、3.11で家族が被災し心が不安になり、色彩心理、アドラー心理学を学ぶ。
娘が5歳の時、吃音を発症するが、色を手がかりにして言葉にならない心の声を聴いていくと、症状が緩和する。
47歳で色彩心理カウンセラーになり、5年間で1,300組以上の母子カウンセリング、29名のカラーセラピストを育成。
沖縄の風に身を任せ、自由な心を育みながら、わかちあいとフラットな世界を実現する、ゆるりすとライフを提唱。
2024年6月12日開催 「不登校からはじまる、いきかた選択肢」主催