「家事や育児を手伝ってほしい!」タイプ別の効果的な伝え方/パートナーシップ向上に効く!『サイグラム』診断 vol.2

育児

「伝えたいことがあるけど、どうやって伝えればいいかわからない…」夫婦間でもこんな悩みをお持ちの方は結構いるのではないでしょうか?このコラムでは心理学に基づいてパートナーシップを円滑にする方法をお伝えします!

前回のコラムではあなたのパートナーは何タイプ?行動分析心理学についてご紹介しました。パートナーのタイプは分かりましたか?

今回は前回のコラムでの診断結果を元に、パートナーに家事や育児を手伝ってほしい時にポジティブな変化をもたらすアプローチの仕方についてご紹介します。

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家事・育児を手伝ってほしい時、パートナーにどう伝える?

家事や育児の分担は夫婦関係を円満にします。負担を分散することで共同生活がより快適になるだけではなく、夫婦が協力し合うことで価値観や考え方を冷静に尊重する姿勢が培われ、絆が深まり信頼関係が築かれます。家事や育児を分担することには大きなメリットがあります。

では、パートナーに家事や育児を手伝ってほしいとき、どのようなコミュニケーションをとったらよいでしょうか。手をつなぐ 手を繋ぐ 協力 夫婦 パートナーシップ

 

サイグラムの基本3グループとは?

心理学に基づいたサイグラムでは、性格を基本3グループにタイプ分けをしています。それぞれのタイプに合わせたコミュニケーションをとることができれば、気持ちよく行動してもらいやすくなります。

まずは、前回のコラムでご紹介した基本3グループのおさらいです。

 

Fグループ

  • キーワード
    その時の気分、雰囲気、居心地、直感や印象、感受性などの感覚的な判断をする
  • 特徴
    周りに対する配慮と好き嫌いの感情、気が進むかどうかという感覚を大切にする。

 

Aグループ

  • キーワード
    とりあえず動く。スピード、コスパ重視。行動の軸にはスピードを置き本能的な判断をする。
  • 特徴
    あれこれ考えるよりも、とりあえず手を打つ、停滞したり止まったりすることを嫌う。

 

Mグループ

  • キーワード
    分析、計画的、納得を大切にする。むやみなエネルギー消耗を避け、合理的な判断をする。
  • 特徴
    行動前にしっかり準備し、段取りをする。納得いくまで情報収集し、計画を練る。鉛筆 ふきだし

 

サイグラムに基づくタイプ別コミュニケーション術

実際にパートナーに家事や育児を手伝ってほしい時、どう促せばいいのでしょうか?タイプ別に解説していきます。

 

Fグループの人への促し方

Fグループの人に高圧的な言い方や、強引な態度を取ることはタブーです。そのため、前置きなくいきなりあれしてこれしてと言ってしまうとストレスになります。

何か頼みたい時には「今何をしていて、それがいつ頃終わるのか」を聞いてから「落ち着いたら手伝ってほしいことがあるんだけど」という順番が大切です。

早く動いてほしい時は、自分が言いたいことをスパッと言ってしまいがちですが、その時の気分が乗るかどうかでFグループの人は行動が変わります。その特徴を理解し、少し我慢して言葉のキャッチボールを心がけましょう。マイペース 木漏れ日

 

Aグループの人への促し方

Aグループは意見をはっきり言わない人や煮えきらない態度を取る人を嫌う傾向にあります。また、とにかく長い話や結論が見えない話をすることはタブーですので、結論から話すことを心がけましょう

「すごい」「速い」「さすが!」というような言葉を言われると嬉しいグループなので、何かを頼みたい時にはストレートに手伝ってほしいということを伝え、動いてくれたら「本当に仕事早いね、さすが!」などと言ってあげましょう。もっと動いてくれると思います!速い ランニング マラソン

 

Mグループの人への促し方

Mグループの人は独自のペース配分があるので、そのペースを乱さないよう心がけることが大切です。例えば、その人の家に13時に遊びに行く予定なのに12時50分にインターホンが鳴らされるのを嫌います。13時なら13時ピッタリに来てほしいというのが何事も計画的にしたいMグループの特徴です。

Mグループに唐突に物事をお願いをするのはNG。ペースを乱す行為なので、とても嫌がります。Mグループの方に何かを頼みたい時は、事前に「いつ、こういうことをお願いしたいんだけどその時間の予定は?」と聞くようにしましょう。「予定が空いてるならOK」という承諾を得やすいです。

また、してほしいこと(結論)を伝えた後に、なぜそれをお願いするのかを伝えるとより納得してもらいやすくなります。「結論→なぜその結論に至ったのか」という順番がポイントです。マイペース ゆっくり

 

まとめ

いかがでしたか。コミュニケーションの取り方は基本3グループごとに違いはありますが、共通するのはお互いに感謝の気持ちを忘れないことです。パートナーが家事や育児を手伝ってくれた時には感謝の気持ちを忘れずに伝えてみましょう。

夫婦でコミュニケーションを取りながら、お互いに支え合って共に家事や育児を分担してみてください。夫婦の絆も強くなり、家庭も円満になるでしょう。

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(文)
近藤 慧/Kei Kondo

子育て診断士、ファイナンシャルプランナー、2児の娘のパパ。

24歳にして父親になるが、子どもとの接し方が分からず自分の未熟さを感じていた。そんな中「娘に好かれるパパになりたい!」との強い想いから子育て診断士の資格を取得。

学びを深める中で、子ども一人ひとりが違う特徴を持つことを理解し、今まで自分が『しつけ』だと思っていたことが『押しつけ』であったことに気づく。さらにパートナーに対しての理解も増し関係性がより向上した実体験から、この知識を広めるために活動中。

その他、ファイナンシャルプランナーとして、子育て世代を中心に、年間100件以上のお金の相談に対応している。

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