育児に仕事に夢中で過ごす毎日。ふと気づいたら猫背になっていませんか?
私自身、育児をしていると背中を丸めて過ごす時間が長いことに気付きました。
猫背の状態が長く続くと、首や肩や背中のこり、腰痛、頭痛、消化不良や便秘などの体の不調に加えて、落ち込みやすさや不安感など心の不調が表れることも。
今回は猫背を改善する方法を知って、不調から抜け出しましょう。
猫背を改善するヨガ&ツボマッサージ
ツボマッサージをしてみよう!
まずは、隙間時間に簡単にできるツボマッサージをご紹介します。
ツボは体調によってわずかに変動しますので、ピンポイントに場所がわからなくても周辺も押してみるなど、気軽に試してみましょう。
「中府」を押す
「中府」は鎖骨周辺にあるツボです。胸の筋肉をほぐし、背筋を伸ばしやすくするため背中が張っているときにおすすめのツボです。他にも、喘息や咳がつらいときに呼吸を楽にするといわれています。
《ツボの押さえ方》
- 鎖骨の外側の下にくぼみを見つけ、さらに指1本分下を押さえます。
- 押さえやすい指で押しながら、小さな円を描くように動かします。
- 吐きながら押し、吸って緩めましょう。5〜10回行います。
「建里」を押す
「建里」はみぞおち周辺にあるツボです。猫背になると腹部の筋肉が固まってしまうため、腹部を柔らかく保ってくれる「建里」を押さえましょう。胃腸の働きが悪いときにもおすすめです。
《ツボの押さえ方》
- おへそから指4本分上を押さえましょう。親指で始めは優しく押し、徐々に無理のない範囲でしっかり押していきましょう。
- 吐きながら親指で押し、吸いながら緩めましょう。5〜10回行います。
ヨガポーズをとってみよう
少し時間ができたら、ヨガポーズをとってみましょう。完璧にできなくても大丈夫なので、無理のない範囲で行ってみてください。
スフィンクスのポーズ
- うつ伏せになり、両足を伸ばし、恥骨をマットへ押し下げます。
- 肘から手の平までをマットに下ろし、脇を締めます。
- 息を吸いながら、胸を引き上げるようにして上半身をゆっくり起き上がらせます。
- 3〜5呼吸キープして吐きながらうつ伏せに戻りましょう。
マッツヤーサナ
- 仰向けになり、両腕を背中の下に仕舞い込みます。上から見たら二の腕が見えないくらいにしっかりと背中の下に腕を入れましょう。
- 息を吸いながら胸を持ち上げ、頭頂部をマットに下ろし、首の前側を伸ばします。
- 5〜10呼吸キープしてから、後頭部をマットに戻し、両腕を体側に戻してポーズから解放します。
ヨガ動画を見ながら動いてみましょう
10分程度、時間が取れる時があったらヨガ動画を見ながら動いてみましょう。
初心者や運動不足の方でもご安心下さい。無理なくできる範囲で行ってみましょう。
ママのための簡単ヨガレッスンシリーズ
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磯 沙緒里/Saori ISO
ヨガインストラクター
幼少期よりバレエやマラソンに親しみ、体を使うことに関心を寄せる。
2002年よりヨガを始め、国内外でさまざまなヨガを学び、スタイルやシチュエーションに捉われないレッスンを行う。 ヨガ経験を問わずに受けられるレッスンは幅広い年齢層から支持されている。 ヨガコラム執筆、大規模イベントプロデュースのほか、多くの広告出演やヨガ専門誌への掲載など活動は多岐に渡る。
発酵食品マイスターとして体が喜ぶ食の提案も行い、暮らしに寄り添うヨガを提唱。オンラインレッスンを開催のほか、自宅で簡単にできるヨガ動画もYouTubeにて配信中。
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