あなたは最近、だるさを感じたり、イライラしやすかったり、不安を感じたり、寝つきが悪かったり、下痢や便秘になったり…なんとなく不調が続いていませんか?
育児に、仕事に、家事に…忙しい毎日の中で、病院に行くほどでもないと放置しがちなちょっとした不調。これらは自律神経の乱れが原因かもしれません。
特に夏の終わりは自律神経のバランスが乱れやすい時期。
真夏は猛暑の屋外と冷房の効いた室内を行き来し、またこれからの季節朝夕の冷え込みなど、身体は気温差にされされることにより、自律神経のバランスは乱れやすくなってしまいます。
今回は、そんな自律神経の乱れを整えるための簡単セルフケア方法をご紹介します。
自律神経を整えるツボマッサージでケア
時間がなくてなかなか自分自身のケアをしにくいあなたにおすすめなのが、ツボマッサージ。
今回は手のツボをご紹介しますので、いつでもどこでも気軽にできます。
電車の中や仕事中、テレビを見ながらなど、日常生活の中でふと気づいたときに押してみましょう。
不調を感じ始めたらすぐに押し、ひどくなる前に対処してあげると良いでしょう。ツボの位置はだいたいでかまいませんので、まずは気楽に行ってみてください。
『労宮』と『内関』を押す
『労宮』は手の平の中心部分のくぼんだところにあり、『内関』は手首のシワから指3本分下にあります。どちらも気軽に押しやすいツボですので、セットで押しましょう。気温差が大きいことがわかっている日には、不調を感じる前に押しておくのもよいでしょう。
《ツボの押し方》
- 左手の平の中心部分のくぼみ部分の労宮を右親指で押さえ、吐きながら親指で円を描くように押し、吸って緩めます。3~5回行いましょう。
- 続いて手首のシワから指3本分下の内関を押さえ、吐きながら円を描くように押し、吸って緩めます。3~5回行いましょう。
- 反対側も同様に行います。
『合谷』を押す
「合谷」は手の甲側にあるツボです。自律神経のバランスが整うといわれているツボですが、特にストレスを感じて不安定な時に押してみましょう。気持ちが落ち着きやすく、徐々に平常心へと戻す働きがあります。
《ツボの押し方》
- 手の甲側の、親指と人差し指の分かれ目、やや人差し指寄りを親指で押さえます。
- 吐きながら揉みほぐすようにして押し、吸って緩めます。3〜5回行いましょう。
- 反対側も同様に行います。
自律神経を整えるヨガポーズでケア
空き時間ができたら、自宅で簡単にできるヨガポーズも行ってみましょう。
体側伸ばし
- あぐらで座り(※あぐらが難しい場合は足を前に伸ばしましょう)、吸いながら右手を体側に着いて左手を上へ伸ばします。
- 吐きながら左手をさらに右上へと伸ばしていきます。脇と肘が伸びて、体側が十分に伸びているところで3〜5呼吸キープします。視線を天井へ。
- 吸いながらゆっくりと腕を戻し正面に戻ってきます。
- 反対側も同様に行いましょう。
キャット&カウのポーズ
- 四つん這いになり、肩の下に手首、股関節の下に膝がくるように配置します。
- 息を吸いながら、胸を天井の方へ引き上げるようにして胸を開き、背中を反らしながら、視線を天井へ。肩や首をすくめないようにしましょう。
- 息を吐きながら、おへそを覗き込むようにしながら背中を丸めていきます。
- 2〜3を5セット程度行いましょう。
仰向けのねじりのポーズ
- 仰向けになり、両膝を立て、両手を肩の高さに伸ばします。
- 膝を左右に倒し、膝と反対側に顔を向けます。数回行いましょう。
- 膝が右側に倒れたら、顔を左側に向け、5呼吸キープします。左手指先をより左側へと伸ばし、右手は足元に添えます。左肩がマットから離れてしまうようなら右足を中心へと少し戻して調整します。
- 吸いながら膝を左側へ倒し、顔を右側へ向け、3と同様に行います。
自律神経を整えるヨガ動画はこちら
さらに時間ができたら、以下のヨガ動画を見ながら動いてみましょう。初心者でも、夜寝る前に気軽にできる内容です。不調を感じたら行ってみてください。
ママのための簡単ヨガレッスンシリーズ
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磯 沙緒里/Saori ISO
ヨガインストラクター
幼少期よりバレエやマラソンに親しみ、体を使うことに関心を寄せる。
2002年よりヨガを始め、国内外でさまざまなヨガを学び、スタイルやシチュエーションに捉われないレッスンを行う。 ヨガ経験を問わずに受けられるレッスンは幅広い年齢層から支持されている。 ヨガコラム執筆、大規模イベントプロデュースのほか、多くの広告出演やヨガ専門誌への掲載など活動は多岐に渡る。
発酵食品マイスターとして体が喜ぶ食の提案も行い、暮らしに寄り添うヨガを提唱。オンラインレッスンを開催のほか、自宅で簡単にできるヨガ動画もYouTubeにて配信中。
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