皆さんは、お住いの近くでヤクルトレディを見かけたことがありますか?
ヤクルトレディとして働く方の多くは子育て中のママですが、どのようにしてお仕事を始めるのでしょうか。
近年ほとんどの企業の採用情報がインターネットに載っているように、ヤクルトレディの募集もホームページで公開しています。日々たくさんのお問い合わせをいただきますが、その応募を管理しているのが、アポインターというお仕事です。
この記事を読むと、ヤクルトレディの仕事の魅力や、アポインターの思いがわかります。
今回は、東京ヤクルトのアポインターである稲見さんにインタビューしました。
――ヤクルトレディになったきっかけを教えてください。 ――なぜやってみようと思ったのですか? ――仕事に対して不安はありませんでしたか? ――大変だったことはありましたか? ――職場の雰囲気はどうでしたか? ――トレーナーになってからは、どのような仕事をされていたのですか? ――社員になってからは、どのような仕事をされているのですか? ――アポインターはどのような仕事内容ですか? ――アポインターの仕事で大変だと思うことはありますか? ――どんな人がヤクルトレディに向いていると思いますか? ――最後に、ヤクルトレディの仕事を検討している方に一言お願いします。
2児のママ。約6年間のヤクルトレディ経験の後、トレーナーとして主にヤクルトレディの育成を担当。その後社員登用され、営業活動やスカウト活動に携わり、現在はアポインターとして従事している。
子どもたちが小さかったころ、児童館で仲良くなったママ友がヤクルトレディで「やってみない?」と誘われたのがきっかけです。
当時仕事は全く探していなかったので、子どもを預ける予定もなく、幼稚園と保育園の違いも分からないほどでした。
地元の友達がヤクルト保育園の先生をしていたので、ヤクルトレディに誘われたことを相談したら「合うんじゃない?」と言われたからです。あまり深くは考えていませんでしたが、当時保育園は入れないものだと思っていたので「子どもを預けて働けるのはラッキー」くらいに思っていました。ヤクルト保育園を見学し、あっという間に働くことが決まりました。
なかったですね。実は私、ヤクルトレディは個人事業主ということも知らないまま、何もわからず勢いで働き始めたんです。でも研修などが本当に手厚くて、安心してお仕事が始められました。
――最初はどんなお仕事をされたのですか?
仕事を始めて2週間程は、トレーナーと呼ばれるヤクルトレディの育成担当の後ろについて行って、お客さまへのお届けや営業の仕方などを見て学びました。トレーナーは新人ヤクルトレディにとって先生であり相談役で、仕事のことも子育てのこともいろいろ相談していました。
その後4週間はトレーナーと一緒に、実際に自分でお届けをしたり、新しいお客さまをつくる営業活動を行ったりしました。
新しいお客さまづくりでは、40階建ての高層マンション全軒に訪問しました。いろいろな方にお会いできるのが楽しかったですし、お客さまからも子どもへの気遣いをしていただいたり「待っていたよ」と言っていただけたりすることが嬉しかったです。
待っていてくださる方ときちんとお話ししたいから、約束した時間を守ることは大切にしていました。
それぞれのお客さまが購入される商品を覚えるのが大変でした。あと、複数の商品を購入されたときの合計金額を覚えるのも難しかったですが、少しずつ慣れていきました。
私はすでに輪ができているところに入るのが苦手なタイプなのですが、ヤクルトレディは外出時案外ひとりで仕事をすることもあり、何も問題なかったです!女性ばかりの職場で怖いかもしれないと思っていましたが、むしろみんな子育てを経験しているからこそ、すごく協力的でした。あとは、トレーナーという相談できる相手がいたこともあり、すぐに環境に慣れることができましたね。
新人ヤクルトレディのサポートをしていました。自分が新人だったときのことを思い出して、安心してもらえるような声かけを心掛けていましたね。
働き方としては、ヤクルトレディとは異なり時給制で、9時~16時までの勤務形態でした。月に12万円くらいの収入で扶養内で働いていましたが、いずれ社員になる予定で働いていました。
社員になって最初は、新しいお客さまをつくる部署にいました。その後はヤクルトレディのスカウト活動を行い、今のアポインターという職種に異動になりました。
アポインターの主な仕事は、ヤクルトレディに応募した方の見学日程調整です。ほかにも、求人管理やブログの執筆などを行っています。
特に応募者と話す際には、相手の生活を想像しながら会話をするようにしています。例えば幼稚園に通うお子さまがいるママだったら「お迎えがあるからこの時間は働けないな」など、相手の立場だったらどうかを想像して、相手に寄り添った提案を心掛けています。
応募者が自分らしく、長く仕事を続けることができるように一緒に考えることが、アポインターの大切な役割だと思っています。
応募者にお電話をするのですが、出ていただけないことがあるのが大変です。お話ができないと始まらないので、まずはお電話に出ていただけるように時間を変えたり、メッセージを送ったりして工夫しています。
お客さまとたくさんお話しするので、お話が好きな方は向いていると思います。
あとは自分の目標をもって行動できる方、時間管理ができる方は適性があると思います。お客さまとの約束の時間を守ることは当たり前のようですが、信頼関係につながるのでとても大切です。
また、子育て中のママや午前中をメインに短時間で働きたい方、土日はしっかり休みたい方にもおすすめなお仕事です。
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