家ではよくお喋りをして元気に過ごしているのに、外に出た途端に人見知りになってしまうお子さまに不安を感じるママも多いのではないでしょうか?
でも、子どもの人見知りは成長の証。心配する必要はありません。
この記事では、子どもの人見知りの原因と克服の方法についてご紹介します。記事の最後には、お子さまの人見知りを克服させるべく仕事を始めた「ヤクルトレディ」もご紹介します。
子どもの人見知りとは
「子どもが人見知りで困っています」と聞くと、どのような状態を思い浮かべますか?
一般的に子育てにおいて「人見知りが始まった」というと、ママやパパ以外の人に話しかけられたり、抱っこされたりしたときに泣いてしまう子どもの反応を指します。
原因は?
この反応は、子どもが成長し、ママとパパ、それ以外の人を判別できるようになった証拠なのです。生後4か月くらいまでの赤ちゃんは、視力が発達していないため、目で見て他人を判別することはできません。生後5か月くらいからは母親と他人の判別ができるようになり、生後6か月くらいから、自分の知らない人に対して警戒心がはたらくようになります。これが人見知りのきっかけです。
このように人見知りは決して悪いことではなく、自分のお世話をしてくれる身近な大人との強い絆から、赤ちゃんの認知能力が発達し、区別できるようになったという証なのです。また、このころになると他者に興味を持ち始め「他者が怖い」という警戒心と「他者に近づきたい」という好奇心が葛藤しているといわれています。
では、この人見知りはいつからいつまで続くのでしょうか?
期間はどれくらい?
個人差が大きいといわれていますが、早い子だと生後4か月から始まるといわれています。長い子は2歳まで続く子もいるようですが、他人に慣れるまでの期間は子どもによってさまざまなので、個性としてゆったり構えられると良いですね。
人見知りへの対応策
人見知りの程度や期間はさまざまと言っても「我が子の人見知りが激しくて外出が大変」という声も多くあります。それでは、どのような対策ができるのでしょうか?
1.子どもが集まる場所を利用する
保育園や幼稚園に入園すると、他の子どもと接する機会が増えてきます。「他人がいる空間に慣れる」という意味でも、子どもが興味を示す子ども向けのイベントなどに参加してみると良いかもしれません。子どもも楽しみながら、自然とコミュニケーションに慣れることができます。
2.人との会話に慣れさせる
人見知りをする子どもの中には「会話をするときに何を話せばよいのかわからない」という不安を抱えているケースがあります。
まずは家で頻繁に会話をするようにして、誰かに話しかけられたときに言葉を返せるように練習してみましょう。親戚やママ友など、身近な大人の協力を得ても良いですね。
3.子どもの不安を理解する
子どもが人見知りをするのは、他者に対する警戒心から不安が生まれているからです。子どもが安心できるまでは寄り添ってあげることで、ママや家族から離れても自然とコミュニケーションが取れるようになってきます。
また、親がお手本となって人と接する姿を見せることも大切です。脳には「物真似ニューロン」とも呼ばれるミラーニューロンが存在しており、相手のことを理解しようとする際に重要な役割を担っているとされています。子どもにとって一番身近な親が他人とコミュニケーションをとっているのを見ることで、子どもも安心して真似することができるようになるのです。
人見知りは、基本的には成長とともに解消されていきます。わが子の人見知りが激しいと、つい心配して焦ってしまうかもしれませんが、警戒心が強いのは、危機意識が強く、慎重であるという良い面でもあります。子どものペースに合わせて、ゆっくり対策をしていきましょう。
ママも、1人で抱え込まずにぜひ周囲の人に相談してみてくださいね。
[参考文献] 子どもの人見知りはいつからいつまで?人見知りしない対策はあるの?.ママソレ.2022-04-318, https://www.asahi.com/articles/ASN7Z3JTJN7ZUQIP00D.html?iref=sp_tectop_feature5_list_n ,(参照2023-09-20)ヤクルトレディにインタビュー:子どもの笑顔のために
4月にキャリースタッフとして働き始めて、8月から働き方をヤクルトレディに変更。
お子さまの人見知りを克服するために、保育園に通わせようと仕事を始めた。
趣味は野球観戦。
今年の4月末からです。最初はキャリースタッフとして働いていましたが、8月からヤクルトレディとして働いています。
働き始めたころは、正直キャリースタッフとヤクルトレディの違いが分かっていなかったんです。でも息子も保育園に慣れてきたので「もう少し長く預けてもいいかな」と思ったときに、ちょうど「ヤクルトレディにならないか」という話をいただいたので変更しました。息子も楽しそうに保育園に通っているので安心しています。
—―ヤクルトで働く前は何かお仕事をされていたのですか?
病院の受付や専門学校の広報などで働いていました。ただ、妊娠して少ししたころに新型コロナウイルスが流行り始めたことを機に仕事を辞めました。
—―ヤクルトで働き始めたきっかけを教えてください
子どもの人見知りをなおすために、保育園に預けたかったことがきっかけです。
4月で子どもが1歳になったのですが、人見知りがかなり激しく、外に出るとずっと私の足にくっついて泣いてしまっていたんです。お買い物とかも大変で。
保育園という環境で人に慣れさせたいな、と思ったのですが、私が当時専業主婦だったのでなかなか保育園に入れませんでした。「仕事を探さないと」と思ってハローワークに行ったとき、ママ向けのコーナーで「保育所付きの職場」でヤクルトの仕事を紹介していただきました。
—―働くことに不安はありましたか?
ブランクが1年半くらいだったので、働き始めるのに最初は「子育てと両立できるか」や「新しい環境に慣れていけるか」など不安がありました。でも、キャリースタッフを始めて3日間はしっかり研修があったため、商品の知識や取り扱い方法、お客さまとのお話の仕方など、とても丁寧に教えていただけて安心できました。その後もしばらくは社員がついてきてくれて、優しくいろいろ教えてくれたので、心強かったです。
—―働き始めてどうですか?
ずっと体を動かしていなかったので、すごく気持ちのいい疲れを感じます。仕事を始める前に息子と1日中2人で過ごした夜の疲れと比べると、疲れの質が違うというか。「今日も1日頑張ったー!」とすっきりした疲れを感じられています。
あと「休日は子どもと全力で遊ぶぞ!」というメリハリができました。
—―キャリーレディからヤクルトレディに変更して、働き方は変わりましたか?
仕事内容自体は大きく変わっていません。キャリースタッフは9:00~14:00くらいまでの時間での仕事だったので、午前中にお届けが終わるくらいだったのですが、今は少しお客さまが増えて、午後も少しお届けに行っています。
—―1日の流れを教えてください。
朝は私が起きると息子も気づいて起きてしまうので、結構ギリギリまで寝ています。 「シナぷしゅ」っていうテレビ番組を一緒に見て、歌いながら家を出るのが毎朝の日課です。
【東山さんのスケジュール(例)】
6:00~8:00 | 起床・朝の準備 |
8:10 | 子どもを保育園に送る |
8:50 | センター到着・仕事開始 |
9:30 | お届けに出発 |
12:00 | 一度センターに戻り、次の日の準備・昼食 |
13:00 | 午後のお届けに出発 |
13:30~14:00 | 商品の在庫確認 |
15:00 | 仕事終了・センター出発 |
15:30 | 保育園到着・子どものお迎え |
朝、息子を保育園に送るときまだ少し泣いてしまうので、なるべく早めに迎えに行ってあげたいなと思っています。でも、いざ迎えに行くと楽しそうにしているので「なんだぁ」ってなりますね(笑)
—―休みの日は何をして過ごしますか?
野球観戦をしたり、子どもと遊んだりします。
夫の影響でもともと野球が好きで、子どもができてからはなかなかテレビにかじりついてみることはできないのですが(笑)以前はよく球場に観に行っていました。神宮球場は観客席からプレーしているところの距離が近くて、席によってはブルペンが良く見えたりするので楽しいです!
—―お子さまの人見知りは良くなりました?
保育園に通う前より、すこし良くなってきました。
保育園に通ったことは、息子だけでなく私にとってもすごく良かったです!私も夫も初めての子育てで、右も左もわからず「これであっているのかな」と不安を感じていました。でも今は、保育園の先生方がすごく丁寧に話を聞いてくださるので、気軽にプロに相談できる環境がとても心強いです。
あと、ヤクルト保育園は少人数保育なので、先生方がすごく小さな変化にも気が付いてくださるんです。今まで「こうかな?」と思って離乳食を食べさせていたのですが、ある時先生に「保育園ではご飯を食べられていますよ!お家ではどうですか?」と聞いてくださったことがあって。大人と同じご飯が食べられると思っていなかったので、教えてもらえて安心だなと思いました。
—―ヤクルトで働いて良かったと思うことはありますか?
息子が元気よく笑顔で帰ってきてくれると「あー良かったな、またお仕事頑張ろう!」と思います。仕事をしようと思ったのが息子のためだったので、そこは一番大きいです。
あとは、保育園の先生だけでなくて、センターのヤクルトレディも子育て中のママが多いので、気軽に質問ができたり、悩み事も聞いてもらえたりするのが嬉しいですね。
――東山さん、ありがとうございました。
東京ヤクルト販売では、ヤクルトレディが活動するセンターやヤクルト保育園の見学ができます。
ヤクルトレディに直接話を聞くこともできるので、興味のある方は、ぜひ実際の職場や保育園をご覧ください!