0歳児ママは「むし歯や歯並びのことは気になるけれど、歯医者さんにはいつからデビューしたらいい?」「どこにいったらいい?」など、初めてのことで不安や悩みがありますよね。
また、歯医者さんにいくことにハードルが高いと感じているママも多くいらっしゃます。
今回のコラムでは、そんな0歳児ママの歯医者さんデビューなどのお悩みについてご紹介します。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
歯医者さんデビューはいつから?
歯医者さんへのデビューには、決まった時期はありません。最近では口内環境を整える観点からも、歯が生えはじめる6ヶ月頃からと言われています。
歯医者さんデビューのおすすめ目安 離乳食が始まる時期
子どもは、離乳食を通してお口の機能を育んでいきます。
お口を育てる時期は0歳から始まり、食育の観点からは離乳食を始める時期が1つの目安と言われています。離乳食でお悩みがあるママさんはこの時期から歯医者さんへのデビューをおすすめしています。
むし歯が気になる場合の目安 乳幼児健診
むし歯の観点からは、乳幼児健診(1歳半健診)の頃には、すでにむし歯になっているお子様もいるため、早めの受診をおすすめしています。
仕上げみがきの方法も個々に対応してもらえるので、ぜひ歯医者さんでお子さまにあった方法を習得しましょう。
何科を受診すれば良い?
医科の分野でも「内科」「外科」「皮膚科」などがあるように、歯科の分野においても専門があります。
子どもの場合は、小児歯科の分野が専門となるので、「小児歯科」や「こども歯科クリニック」、「小児矯正歯科」の診療内容が表記されている歯医者さんに行きましょう。
一般歯科でも子どもを診てもらえますが、離乳食などの個別指導については、医院によっても対応が異なるので、受診前に近隣の歯医者さんに問い合わせてみましょう。
最後に
お口には、「食べる」「話す」「呼吸する」といった生命維持に欠かせない大切な機能がつまっています。
お子さんのお口の健康と発達のため、適切なタイミング、歯医者さん選びなどの参考にしてみてくださいね。
(文)小牧圭美/Kiyomi Komaki
歯科衛生士歴23年 二児の母。
歯科医院勤務後、歯科衛生士養成校にて10年以上教育に携わり、担当患者数は歯科診療補助・歯科予防処置を含め、40,000人以上。結婚・出産後に退職し、離乳食をきっかけに食育インストラクターや健康咀嚼指導士を取得。介護士として施設で働く経験も持つ。
現在は、現役の歯科衛生士として大学で歯科衛生士教育に非常勤で携わりながら、乳幼児健診も行う。また、自身の経験から必要性を感じた人財育成として専門家へのコミュニケーション研修や教育機関、介護施設でお口の大切さを伝える講師をしている。
2022年より阪神梅田本店にて、ママそら講師として0歳ママさんを対象に「赤ちゃんのお口育て講座」を開催。2023年には「歯科医院お仕事マニュアル」共著で出版。