お正月や1月は初詣やお祭りついでに参拝など、神社やお寺に行く機会が多くあります。それに関わらず、親になってお参りをする機会が増えますよね。
とはいえ、お参りの仕方がよくわからず、ひとまず前の人のお参りの仕方を真似してしまうもの。
そこで『正しいお参りの仕方』をお伝えします。
正しいお参りの仕方
神社とお寺ではお参りの仕方が違う!?
まず、大前提として、神社とお寺ではお参りの仕方が違います。
神社
神社は文字の通り「神様が住まうところ」という位置づけです。
また『神道』という日本発祥の信仰となり、すべてのものに神が宿る『八百万の神』という考え方が元となっています。
見た目の特徴としては鳥居があります。
お寺(寺院)
こちらはお坊さんがいらっしゃって日々修行なさっているところというイメージがわかりやすいでしょうか。
インドや中国からの外来の仏教が信仰となります。輪廻転生という考え方が元となっています。
お墓や仏像があるところでもあります。
お願いごとの種類は?
それでは神社とお寺で、してよいお願い事は違うのかもみていきましょう。
神社
神様に『現世で叶えたいこと、生きているうちの幸せ』をお祈りします。
とはいえ、『叶えてもらう』というスタンスではなく、『私はこうします!』という決意表明をすることが、本来であるようです。
お寺(寺院)
まず祀られている仏様によって変わってきます。
大きく分けて『生きているうちの幸せ』もしくは『死後の極楽浄土』をお祈りします。
しかしこちらも『叶えてもらう』のではなく、『自身の行動によってよりよい結果を手に入れる』という意思を表明することで、この点では神社と同じですね。
正しいお参りの仕方は?
神社
- 鳥居をくぐります。
鳥居はいわば玄関なので、軽く一礼をしましょう。
中央を避けて歩くということが敬意の表し方のひとつとされています。 - 入手水舎の水で清めます。
①まずは右手で柄杓を持ち、左手に水をかけ、その後柄杓を持ち替えて右手を清めます。
②次にまた右手で柄杓を持ち、左手で水を受け、その左手の水で口をすすぎます。
③最後にもう一度左手に水をかけます。
④使い終わった柄杓は立てるようにして水を切り、次の人のために柄杓を流してから元に戻しましょう
⑤手と口をハンカチなどで拭き、会釈をしてからその場を離れます。 - 参道を通って賽銭箱の前へ。
再度一例をしてからお賽銭を賽銭箱の中に入れましょう。 - 二礼二拍手一礼をします。
①深い礼を2回します。
②胸の前で2回パンパンと拍手を打ちます。
③両手を合わせてお祈りをします。
④再度深く礼をします。
参考:東京神社庁 参拝の仕方
お寺(寺院)
- お寺の玄関となる山門は、手を合わせてから一礼し、右足でくぐりましょう。
その際敷居を踏まないように注意。
お寺の参道は神社とは異なり、どこを歩いても構いません - 手水の仕方は神社と同じです。
- 『常香炉』という仏様にお香を備えている場所があれば、煙を浴びて、心身を清めましょう。
- 賽銭箱に、お賽銭は投げずにそっと入れます。
- もし鈴があれば3回鳴らします。
- そっと手を合わせたお祈りをし、「南無阿弥陀仏」のように仏様の名前の前に『南無』をつけて唱えます。そのまま手を合わせたまま深くお辞儀をします。
- 最後に一礼をしましょう。
いかがでしたか?ぜひ事前にお子さんにも教えてあげて、参拝してくださいね!