カビ対策は水まわりから!風通しの良い暮らしでカビを防ごう/ハッピーに暮らすための整理と収納 Vol.2

洗面台を掃除する女性の手 暮らし

湿気の多い季節に心配なのがカビ。特に水まわりは家の中でも一番カビが発生しやすく、注意が必要です。

実はこのカビ、ちょっとした「収納の見直し」でぐっと減らせるってご存じですか?

毎日忙しい子育ての中で、お風呂や洗面所・キッチン・トイレといった水まわりの片づけは、つい後回しになりがち。

ですが、こうした水まわりの出しっぱなしやモノの多さは、カビの発生を助けてしまうこともあります。

湿気がこもりやすい水まわりは、カビにとって絶好のすみか。だからこそ、湿気をためない収納や片づけの工夫で、家族の健康にもつながるカビ対策をしていきたいですね。

このコラムでは水まわりを掃除しやすく衛生的に保てる収納方法をご紹介しています。

 

\この機会にぜひ!/子育てママでも仕事ができる

カビ対策は水まわりから!風通しの良い暮らしでカビを防ごう

「浮かせる収納」で衛生的に!

カビを防ぐには、まず風通しを良くすることが大切です。そのためには、「床置き」を減らし、浮かせる収納を活用するのが効果的。

水まわりの収納は、とにかく掃除しやすいのが1番!⁡⁡シャンプーやボディソープ、子どものおもちゃなど、床に置いてあると湿気がこもりやすくなり、底面のぬめりやカビの原因に。

吊るす・フックに掛ける・吸盤で浮かせるといった方法を取り入れることで、掃除がしやすくなれば、キレイな状態をキープできますよ。

洗面台の掃除

 

洗面所のカビ対策

片づけやすさがカビを防ぐポイントに

洗面所も、湿気がこもりやすい場所のひとつ。特に、使ったまま出しっぱなしにしたヘアブラシや化粧品、歯ブラシなどがホコリを吸着してしまうと、カビの温床になりかねません。

そこで意識したいのが、「片づけやすさ」と「モノの定位置」を決めること。家族みんなが使う洗面所は、使いやすく戻しやすいことが大切です。使ったら戻す習慣が自然と身につくように、収納ケースやトレーを使って「ここに戻す」を明確にすると、毎日のリセットがぐっとラクになります。

水気を切りながらスッキリ収納することもポイント!乾かしながら収納すれば、自然とカビを防ぐことができます。

最近は100円均一ショップにも便利なアイテムがたくさんあります。『フィルムフックシリーズ』は貼り直しが簡単にでき、家族の人数に合わせて増やすこともできるので便利です。

 

キッチンのカビ対策

「浮かせる収納」と「置くものを厳選」してスッキリ

毎日何度も使うキッチンは湿気に加えて、食品のカスや油など、カビが好む要素がたくさん。気がつくと常に蛇口周辺が水浸し…なんてことも。まずは置くものを厳選し、カビが発生しやすいものを排除することから始めましょう。

Otel(オテル)の『泡ソープボトルホルダー』やSeriaの『吸着シート ボトルホルダー』を使えば、キッチン用品を壁につけたままプッシュができるうえ、取り外しが可能で詰め替えも簡単です。シャンプーホルダー

シンク下や調理台まわりも、詰め込みすぎず、空気が通るようにスッキリと収納することで、カビのリスクを減らすことができます。

 

お風呂のカビ対策

濡れるものは「吊るす収納」が効果的

お風呂場は、家の中でもっとも湿気がたまりやすい場所。特に湿気・カビ対策が必要です。

バスタブのふちに置いたままのシャンプーボトルやおもちゃ、洗面器なども、カビの温床になりやすいアイテムです。そこでおすすめなのが、「吊るす」「浮かせる」「かける」収納

たとえば、吊り下げ収納は通気がよく、カビの発生を防ぐことができます。水気が切れるので、ボトル底の嫌なヌメヌメも防ぎ、掃除の手間も軽減します。浴室の吊り下げ収納

子どもが使うおもちゃも100円均一ショップで売っているネットなどに収納して「吊す収納」をすることで清潔さを保つことができます。

トイレのカビ対策

床やタンクまわりはスッキリ収納で湿気をためない

意外と忘れがちなのが、トイレのカビ対策。タンクの裏や床まわりは、掃除がしづらく、湿気がたまりやすい場所でもあります。

また、トイレは毎日使う場所でありお客様も利用する場所なので、掃除がしやすいだけでなく見た目にもきれいな清潔感のある空間が理想です。

トイレブラシや洗剤、サニタリー用品などを「見せる収納」ではなく「スッキリ隠せる収納」に変えるだけでも、見た目が整うだけでなく、カビのリスクも軽減。

そして、小さなお子さんがいると、トイレの床に手をついたり、ふとした拍子にモノに触れることもあるので、清潔を保つことはとても大切です。床に直置きするのではなく、棚に収めたり浮かせて収納することが、清潔を保つコツです。

そんな時に便利なのが、突っ張り棒2本を使えば簡単に棚を作ることができます。デッドスペースが有効活用でき、掃除がしやすく便利です。トイレ収納

 

浮かせてキレイをキープしよう!

無理なく続く!子育て中でもできる「カビを寄せつけない仕組み」づくり

カビ対策は、がんばりすぎる必要はありません。毎日使う場所だからこそ、「戻すだけ」「吊るすだけ」といったちょっとした工夫を積み重ねることが、快適な暮らしの第一歩になります。

赤ちゃんやお子さんのお世話・お仕事との両立で忙しい日々の中でも、仕組みづくりでラクになる片づけと収納を意識していけば、気がつけば「掃除がラク」「気分がスッキリ」と感じられるようになります。そして何より、きれいな水まわりは、家族みんなにとっても心地よい空間になります

水まわりのモノを浮かせると

  • 掃除がラクになる
  •  ぬめりやカビ防止になる
  •  狭いスペースを広く使える

と、いいことばかり!

小さな工夫で、毎日の暮らしと心が軽くなるカビ対策を、今日から始めてみませんか?

浮かせる収納を取り入れてカビの発生を予防し、梅雨の時期を元気に乗り切りましょう!!

 

次回コラムは忙しいママにこそ! 整理収納で手に入れる時間と心の余裕です。こちらもぜひご覧ください!

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(文)
清水 幸子/Sachiko Shimizu

整理収納アドバイザー1級、整理収納アドバイザー2級認定講師、ファイリングアドバイザー認定講師。最年少整理収納アドバイザーである清水麻帆の母。元銀行員の経験を活かした住まいとオフィスの整理収納を提案。instagramやメディアでは日頃の生活で役立つ整理収納のコツを紹介している。著書『片づけを楽しむ、好きになる。』

・清水幸子Website
・清水幸子Instagram

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