仕事や家事、育児に追われて忙しい日々。ついカッとなってパートナーに当たってしまい喧嘩に…なんてこともありますよね。
結婚生活では誰もが避けることのできない夫婦喧嘩。このコラムでは仲直りするコツについて、サイグラム診断を活用した心理学の観点からご紹介します。
夫婦喧嘩はなぜ起こる?
そもそも夫婦喧嘩はなぜ起こるのでしょうか?
お金のこと、家事や育児のこと、原因は色々とあります。筆者自身も幾多の喧嘩をパートナーと繰り返してきましたが、結論は内容は何であれ「言い方・態度」の問題と考えます。
「普通に言ってくれたら手伝うのに、何か言い方が腹立つ」とか「話しかけているのに、寝転がっていてこちらを見ずに返事する」など。
言い方と態度を改善するだけで喧嘩を減らせる可能性があります。
喧嘩してしまったらどうする?
減らせても、全く無くすというのは難しい夫婦喧嘩。たまには喧嘩するぐらいのほうが言いたい事も言えるし、ストレス発散になることもあります。
これにはサイグラムは関係ありませんが、喧嘩してしまったら、まずはどちらが悪いか関係なしにすぐ謝るのが良いでしょう。
喧嘩した後の後味の悪さが続くとお互いに辛いですよね。時間が経てば経つほど、お互い意地を張り、謝るタイミングも分からなくなってしまいます。
「やってしまった」と思ったらなるべく早く謝り、嫌な雰囲気をすぐに断ち切りましょう。
夫婦喧嘩 サイグラムタイプ別仲直り法
「とにかく早く謝るのがいい」のはもちろんですが、それを踏まえたうえでサイグラムに基づく仲直りのコツもお伝えします!
Fグループ
Fグループは基本的には相手の出方を見ていて、その時によって機嫌が良い悪いがあります。
喧嘩してしまった場合、相手が何か言ってくるのを待っていることが多いので、こちらから謝ることができればスムーズです。
また「なんで嫌だったのか」「どうしてそういう言い方になってしまったのか」と聞いてみると素直に話してくれる可能性が高いです。それを受け止めて、改めて謝れば、すぐ仲直りできるはずですよ。
Aグループ
Aグループは終わりの見えない長い話を特に嫌うので、1番仲直りしやすいグループです。
まず謝って「相手の嫌だったこと」を聞き、受け止める。それから「こちらが嫌だったところ」をストレートに伝えて、お互い謝る。これで終了です。
仲直りまでは本当に早いです。逆に、ネチネチ言ってしまったときは、許してくれるまで相当時間かかるので気を付けましょう。
Mグループ
Mグループとの仲直りは少し難しいケースがあります。論理的な思考を持っているタイプなので、ただ単に「ごめんなさい」だけでは納得しない可能性があります。
では、どうすればスムーズに仲直りできるのでしょうか。
まず謝った後に「なぜそのような言い方や行動をしてしまったのか」「次もし同じようなことがあった場合どうするのか」ということをきっちり順序立てて伝えることができれば、納得してもらいやすいです。
まとめ
夫婦喧嘩のとき一番大切なのは、言い方や態度に気を付けて、パートナーにまず謝ることです。その上でサイグラム グループ別の仲直りのポイントを押さえて、パートナーとスムーズに仲直りしましょう。
サイグラムを活用して、相手の特性を理解すればコミュニケーションはもっと円滑になります。前回のコラムでは、家事・育児を手伝ってほしい時の効果的な促し方について説明していますので、よろしければ参考にしてみてください。
お互いに思いやりをもって、パートナーと良い関係性を築いていきましょう。
次はいよいよ最終回。2023年10月19日公開予定です。お楽しみに。
近藤 慧/Kei Kondo
子育て診断士、ファイナンシャルプランナー、2児の娘のパパ。
24歳にして父親になるが、子どもとの接し方が分からず自分の未熟さを感じていた。そんな中「娘に好かれるパパになりたい!」との強い想いから子育て診断士の資格を取得。
学びを深める中で、子ども一人ひとりが違う特徴を持つことを理解し、今まで自分が『しつけ』だと思っていたことが『押しつけ』であったことに気づく。さらにパートナーに対しての理解も増し関係性がより向上した実体験から、この知識を広めるために活動中。
その他、ファイナンシャルプランナーとして、子育て世代を中心に、年間100件以上のお金の相談に対応している。