『お金の話』と聞くと、どうしても避けてしまったり、抵抗があったりする方もいるかもしれません。このコラムでは、お金を知ることで人生が明るくなる方法をお伝えいたします。
そのうち、この記事では「チーム『家族』! 人生100年時代を幸せに走り切る方法」をお伝えします!人生をより豊かにする方法をみていきましょう!
目次
チーム『家族』! 人生100年時代を幸せに走り切る方法
『ワーママ』という言葉が使われるように、今ではママが働くことが一般的な選択肢になりました。昔に比べると、共働き世帯や女性が働きやすい職場が増えています。
ママが働くメリット4つ
ここまでのコラムでも伝えてきましたが、ママが働くことは大きなメリットがあります。
メリット① 世帯収入が増える
当然ですが世帯収入が増えます。それまでパートナーの収入だけでうまく家計をやりくりできていたら、働くことで増える収入は自由に使えるお金です。
メリット② 気分転換になる
小さな子どもがいる世帯では、ママは常に気を張ってしまうもの。子どもに何かあったときには責任を全て背負い、自分を責めてしまいます。
今は家族の協力を得やすい時代になってきて、子どもを預けられる場所もあります。
上手く活用し、子どもと離れ自分の意志やペースで動ける時間を作ることで、気分転換になります。生活にメリハリが出て、改めて子どもとの時間を大切に思えるかもしれません。
メリット③ 社会とのつながりができる
ママ友とは子どもの話が中心になりがち。子育て中は社会とのつながりの範囲が狭くなってしまいます。
『仕事』という『子育て』から切り離された環境で、社会の一員として誰かの役に立つことはママにとってもプラス。人の役に立ち、感謝されて収入もある!という満足感は決して小さくありません。
メリット④ ライフプランの実現への近道
もっとも大切にして欲しい『ライフプラン』に関しては、コラムvol.2でお伝えしました。
どんなことにお金を使い、どんな気持ちで長い人生を過ごしたいか。ただ「お金があれば幸せ」というわけではありません。何にお金や時間をかけるか、人それぞれ大切にする価値感は異なります。
以前もお伝えしましたが、お金についての考え方はいたってシンプルです。
- 稼ぐ
- 削る
- 増やす
『稼ぐ』項目が増えることで、『削る』比重は下がります。そして『増やす』に使えるお金も増えます。ライフプランの実現に向けて、ママの『稼ぐ』はとても大きなポイントになります。
ママが働くデメリット3つ
メリットばかりではなく、デメリットもあります。自分自身の気持ちや、家族の考え方もしっかり理解して考えてみましょう。
デメリット① 体力的に疲れる
仕事をするため、家事と仕事で体力的に疲れます。どんな仕事に就くのかにもよりますが、最初はどんなことでも慣れるまで大変です。
デメリット② 嫌な思いをすることもある
仕事をする上で、社内または社外から厳しい言葉を言われることもあります。体力的にではなく、精神的に疲れてしまいます。
仕事だけではなく、家庭内で家族からのクレームもあります。家事や時間配分など、最初は悩むことも出てくるかもしれません。
デメリット③ 家事や育児の時間が少なくなる
家事や育児と仕事の両立は予想以上に大変で、慣れるまで苦労するかもしれません。
今まで子どもと関われていた時間が取りにくく「もっと子どものために色々やってあげたいのに…」と悩むこともあります。
デメリットの解決法
大切にしてほしい考え方として、完璧に家事も育児も仕事もこなせる人なんていません。そして、あなたは一人ではありません。
家族の幸せのために働くことを決めたなら、一人で悩まずに家族としっかり話しましょう。
家族はチームです。結果的に「働かない方がいい」と結論が出たとしても、それはまた家族の考えを理解するチャンスになります。
解決法① 働く目的を考える
- 自分の自由に使えるお金を増やすため?
- 家族と今しかない時間を楽しむため?
- 家族のために将来のお金を作るため?
「誰のために、何のために働くのか」考え直してみましょう。働くことが目的になってしまっては、仕事がつらいものになります。
解決法② 「自分も家族も幸せか」で判断する
- 毎週末おいしいご飯を食べに行く
- 連休に旅行する
- 夢のマイホームで幸せな時間を過ごす
- 子どもにしっかり教育費をかけられる
ママが働くことで家族の生活は豊かになります。ですが家族はママがつらい思いをしてまで働くことは望んでいません。
家族みんなが幸せに暮らすために、働き方や家事の分担などを相談しましょう。
「あなたは」どうしたい?
働くメリット・デメリットについて、あなたはどう思いましたか?ぜひ自分の気持ちを大切にして考えてみてください。例えば、次のように段階的に考えるのが良いでしょう。
- 子どもが小さいうちは家庭にいたい
- 子どもが小学生に上がったらパート(扶養の範囲)で働こうかな
- 子どもが中学生になるころにはフルタイムで仕事したい
どんな生活や人生を送りたいのかを考え、理想のライフプランに近づけましょう。
まとめ
「ママが稼ぐこと」についてメリットやデメリットについてご紹介しました。「誰のために」「何のために」その選択をするのか。働くことを決めた際は家族や職場の理解も必要不可欠です。
「仕事をしなきゃいけない」という気持ちで毎日を過ごすのではなく、その選択が家族の掲げる理想のライフプランのために必要かどうか考えましょう。
選択肢はたくさんあります。子育てに正解はないですし、お金の考え方にも正解はありません。このコラムが皆さんの人生の選択肢を増やす手助けになれば幸いです。
半年間に渡り読んでいただき本当にありがとうございました。皆さんの人生がより一層明るいものになることを心から願っています。
近藤 賢一/Kenichi Kondo
子育て世帯専門のファイナンシャルプランナー事務所RAC代表。
『関わる全ての子育て世帯が、知らないことで損をしないため』に難しいお金の話を分かりやすくワクワク伝えるプロ。
年間100世帯以上の子育て世帯の家計相談や資産運用、住宅購入等ありとあらゆるお金の相談に対応。毎日配信される公式LINEは「無料で気軽にお金や制度、経済の情報を得ることができる!」と大好評。大人だけでなく子どもの金銭教育にも力を入れ、お金の大切さやお金の稼ぎ方を伝えるオンラインスクールも開講しています。
大学生のアメリカンフットボール部のコーチもしながら、明るく楽しく人生100年時代を生き抜く力をつけるための並走者として活動中です。
・ホームページ:ファイナンシャルプランナー事務所RAC