キャンバスにアクリル絵の具を置き、ジッパーバッグの上から自由に押し広げて作る『色遊び』と、乾いたあとに白い手形を重ねる『記念アート』が一つになった、ファーストアート工作をご紹介します。
小さなお子さんでも安全に取り組めるので、赤ちゃんの初めてのアート体験や、記念日の思い出作りにもぴったり。世界に一枚だけの、家族の『はじめての作品』を作ってみませんか?
遊んで、描いて、残す。親子でつくるファーストアートキャンバス
ファーストアートキャンバスの材料と作り方を、順を追って紹介します。
材料
- キャンバス(好きなサイズでOK。今回は25cm×25cmのキャンバスを使用)
- アクリル絵の具
- ジッパーバッグ
- 手形スタンプ

作り方
- 好きなサイズのキャンバスを用意します。ここに、好きな色のアクリル絵の具をチューブから直接出してのせていきます。
-
いろんな色を出してみましょう。
- キャンバスをジッパーバッグに入れます。このとき、絵の具がバッグにできるだけつかないようにそっと入れましょう。入れたらバッグの口をしっかりしめます。
- 上から手のひらで押さえたりこすったりして、絵の具を広げます。
- 絵の具が全体に広がったら、バッグから取り出します。
キャンバスの面がバッグにつかないように引っ張ると4の絵柄の状態に、バッグをこするように引っ張り出しせば、上の写真のように、絵の具の線が描かれます。
どちらも素敵な仕上がりになるのでいろいろ試してみてください。この段階でもファーストアートキャンバスとしては完成していますが、今回はここにもうひと工夫加えてみましょう。
- 白い手形スタンプを用意して、手にインクを塗ります。
- 5で作ったキャンバスの上に手形スタンプを押します。
- お子様の成長の記念としての手形スタンプが、作ったアート作品と合体しました。
- パパやママ、兄弟姉妹の手形スタンプを組み合わせるのもおすすめです。
お子様の成長を形に!飾っておきたくなるアート作品
ファーストアートキャンバスは、絵の具を広げる感覚遊びと、家族みんなの手形を残す記念アートがひとつになった特別な工作です。ジッパーバッグ越しに色を広げる工程は、小さなお子さんでも安心して楽しめ、色の混ざり合いや偶然できる模様に、大人も思わず夢中になります。
完成したカラフルな背景に家族それぞれの手形を重ねれば、そのときの大きさや形、そして笑顔までもが一枚のキャンバスに刻まれます。時間が経つほどに、「こんなに小さかったんだね」「この頃はまだ赤ちゃんだったね」と、振り返るきっかけになるはず。
記念日や誕生日はもちろん、雨の日や長期休みのおうち時間にもぴったり。世界に一つだけのアートが、家族の成長を見守る宝物になります。ぜひ、思い出づくりとアート体験を兼ねたこの工作を、家族みなさんで楽しんでみてください。
もっと、親子de楽しむ簡単工作シリーズ記事を読みたい方はコチラ


黄野 いづみ/Izumi Kohnoピープルビヨンド株式会社 代表取締役・企画編集ライター・ソーシャルエディター
山口県出身。学習院大学文学部卒業。16歳で単身アメリカへ留学。高校卒業後、日本の大学に入学・卒業し、その後に再度渡米。日系メディア会社やABCネットワーク系列のテレビ局にてインターンとなる。帰国後は出版社で広告営業、企画編集ライターとして活動する。10年間の出版社勤務を経て独立し、2011年、キアノ・インターナショナル株式会社(現・ピープルビヨンド株式会社)を設立。キッズ工作レシピや、子育て、教育に関するコラムの執筆のほか、様々な紙媒体、Webメディアでの取材・執筆活動、ディレクション、企業やホテル等のSNS運用代行、およびアカウント運用者の育成を行っている。ライター歴は25年以上。