あなたは無意識に使っていませんか? 子育てが辛くなるNGワード/『言葉』を変えて、子育てをもっとハッピーに!Vol.3

子どもを叱る母親 育児

この連載では、親から子への『言葉かけ』について親から子への『言葉かけ』についてお伝えします。

あなたが普段何気なく使っている『言葉』を、意識していいほうに変えてみると子育てがもっと楽しくなることでしょう。

第1回「言葉を変えるってどういうこと?」では、親から子にかける言葉の大切さについてお伝えし、第2回「子育てがツラくなるNGワード」で具体的な言葉の例を少しだけお伝えしました。今回は前回に引き続き、やめておきたい『NGワード』と、こんな風に言い換えたらどうかしら? という私からの提案を2つご紹介します。

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無意識に使っていませんか? 子育てが辛くなるNGワード

 

NGワード① 「まぐれでしょ」

かけっこで一等賞、絵が上手で表彰された、テストで100点を取った、先生にほめられた……など、子どもが成果を上げると、なぜか「まぐれでしょ」「偶然だよ」「たまたま運がよかっただけ」などといって、価値を下げるママがいます。

せっかく成果を上げて喜んでいた子どもは「しょぼーん」……自分ってすごいんだ、やれるんだという気持ちをつぶされて、自己肯定感が下がってしまいます。悲しむ子ども

でもたぶん「まぐれでしょ」と子どもに言うママは「子どもの自己肯定感を下げよう」なんて思っていません。
それどころか、親心で「調子に乗らせてはいけない」と引き締めたい気持ちだったり、「次はダメかも知れない」と失敗したとき子どもが傷つくのを減らすための『保険』だったりするのですよね。

私たち日本人は『謙虚』で『用心深い』と言われています。
それ自体は悪いことではないのですが、そのせいで子どもの成功を喜べなかったり、自己肯定感が下がってしまうのはもったいない、人生を損していると私は思います。

 

一緒に喜び、喜ぶ気持ちを認める

その「まぐれ」が、たとえば前の子が転んで1等賞とか、病欠のお陰で繰り上がり合格とか、他の人の不運のせいでたまたま本人にスポットライトが当たっているときは「他の人の気持ち」に目を向けさせるのは必要かも知れません。

しかし、それ以外は、たとえまぐれであったとしても、それを引き寄せた幸運を一緒に喜んでもいいのではないでしょうか。喜ぶ子ども

一緒に喜べないときは「良かったね」と子どもの喜ぶ気持ちを認めてあげるだけでもいいですよ。

子どもも前向きな気持ちになれますよね。
脳天気かもしれませんが、それで親も子も幸福度が上がるならいいじゃないですか。

運のいい人の特徴は「自分は運がいい」と信じていること、だそうですよ。笑顔の子ども達

 

→OKワードへの言い換え例

「良かったね」「ラッキー!」「お祝いしよう」「がんばったからね」「ママも嬉しい」など

 

NGワード② 「あんたなんか、いらない」

誰でも人に「いらない」と言われると傷つきます。まして、自分をこの世に産みだしたその親から言われるのは相当なダメージです。泣く子ども

しかし、それがわかっているのに、どうして言ってしまうのでしょうか……

いらないんじゃない、思うとおりに行かなくて、つらくて投げだしたい。
「こうしたい」という思いはあるのにその通りにならない、怒りや劣等感のぶつけどころがない。
SOSを出そうにも、分かってくれる人もいない……

そんなツライ状況での心の叫びなんですよね。「こんな子いらない」と言ってしまうママの心情を想像すると、私は思わず涙ぐんでしまいます。

追い詰められて発する言葉ですが、子どもを傷つけるだけでなく、そのまま自分をグサグサと傷つけてしまいます。泣く母親と子ども

 

ママだって、大声上げて泣いてもいい

もしも言いそうになってしまったら、飲み込みましょう。
そして……もう、わんわん泣いちゃいましょう。

だってそんなことを思ってしまうほど、心が疲れて限界なのですから。

ママだって泣いてもいいんです。

泣き止んだら、子どもと一緒におやつでも食べましょうか。
少しでいいので、自分の心がほっとする時間が持てたら「生まれてきてくれてありがとう」という気持ちが取り戻せるかも知れない、と思います。母親と子ども

そして、もし言ってしまったら…
気持ちを落ち着けて、それから「ごめんなさい」と謝りましょう。きっと子どもはわかってくれます。

子どもだって、感情的になって「ママ嫌っ!」とか言うことありますよね。それは子ども自身が「言ってしまっても許される」とわかっているから。
自分が許されている子は、ママのことを同じように許します。
(だからこそ、何度も言ってしまうと優しい子どもを追い詰めます。子どもの優しさに甘えないようにしたいですよね)

 

→OKワードへの言い換え例

「生まれてきてくれてありがとう」「大好きだよ」など

 

いかがでしたか?今回も、育児中についつい言いがちなNGワード2つと、その言い換えアイディアをご紹介しました。ぜひ今日から意識して試してみてくださいね。

次回は『うまくいかないとき試したい裏技』についてお伝えします。どうぞ、お楽しみに。

曽田照子さん
曽田 照子/Teruko Soda
作家・ライター・エディター、3人の娘の母。

自身の子育て経験を活かして書籍、雑誌、WEBサイト等に執筆中。子育て中の人の気持ちに寄り添った優しい文章が好評。
著書「子どもを伸ばすママの言葉がけ 言ってはいけないNGワード55」(メイツ出版)「『お母さんの愛情不足が原因』と言われたとき読む本」(中経の文庫)など。

最新刊は「決定版 ママ、言わないで!子どもが自信を失う言葉66」(学研プラス)。
曽田照子公式ブログ

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