澤本 志帆(さわもと しほ)さん
大阪府在住。夫、長男6か月の3人家族。犬1匹。
ヴォイストレーナーMusic Activist shihoとして活躍して10年。
3年前からケニアで生理用品や性教育に関する活動もしている。
目次
自分が「何を最優先にしたいか」を考え、バランスをとっていくのが大切!
子どもと一緒にできる方法を考えて活動を続ける
私はヴォイストレーナーをしながらケニアなど海外へ飛び回りながら仕事をしていました。しかし子どもが生まれたら、ヴォイストレーナーとして今までと同じ本数のレッスン数はこなせないし、海外へ行くことも難しくなる。正直、出産後どこまでやれるかが予想できなくて不安でした。
でも「何を一番最優先にしたいか」と考えたとき「赤ちゃんと一緒にできるやり方を考えて活動を続けたい!」という想いが強く、徐々に復帰をすることにしました。
新型コロナウィルスの自粛期間中だったこともあり、家に居ながらオンラインレッスンから復帰をしました。社会的にもオンラインレッスンに対してのニーズが増えていたことは職場復帰の追い風になりました。
生徒さまの温かい対応に支えられて
とはいえ、子連れで開催するレッスンは何もかもが初めてでした。レッスンを組み込んだ一日の生活リズムが整うまで少し時間がかかりました。
一番の不安は「レッスン中に赤ちゃんがぐずってしまったらどうしよう…」ということでした。しかし、子ども向けのレッスンでも、生徒さまの保護者の皆さまは私にとっては先輩ママ。久々の赤ちゃんの面倒を喜んで見てくださって助かりました。生徒さまはもちろん、保護者の皆様も協力をしてくださるおかげで仕事を続けられ感謝しています。
本当に生徒さまに恵まれていると日々感じています。「できるだけ仕事を休みたくない」、でも「子どもを置いて仕事に行くのはできるだけ避けたい」という私のわがままを理解してサポートしてくださいます!
どうしても子どもをレッスンに同伴できないときは、前もって家族に相談してスケジュールを調整してもらうこともあります。
以前から子ども向けのレッスンをしていたので、いつもお母さん達が子どもに付き添っていたり、見守っていたりする姿を見てきましたが、自分が母親になって子どもを応援したい気持ちや大事に思う気持ちが、前よりもっと分かるようになりました。
発想を転換 今を大切な準備期間だと思って
現在、私は今までと同じ数のレッスンを現在はできていません。育児をしながらなので時間の制約もあり、保護者同伴の子どもクラスのみの復帰としました。新型コロナウィルスの影響を受け、もともとのレッスン数も減ってしまいました。
ですが、完全復帰できない分、自分の練習や必要な学びのために時間を費やすことができています!
ヴォイストレーナーとしてだけではなく、ケニアで行っている活動に関しても、考える時間が増えタイミングが来たときにすぐに動き出せる準備を整えているところです。
今までの活動に新しい目線で取り組めるように
私はケニアで、生理用品や性教育に関する活動を行っています。私自身が親になり、新たに母からの目線で「自分の子どもにだったら、どうやって伝えるだろう?」と考えるようになりました。
出産前は学校講演などを行っていましたが「今後は子連れでも講演をしたい!」と思っています。海外の国会で女性が子どもを抱っこしながら議会に参加している姿を見たとき「すごくいいな!」と感じたからです。
子どもがケニアへ行ける年齢になったら、一緒に行って活動もしたいと思っています。
ゆっくり、自分のペースを見つけよう!
あなたも今はコロナ禍ということもあり、普段よりも特に複雑な事情がある時期だと思います。
私は今まで通りできないことに不安を覚え「止まったら死ぬのでは?」というくらい動きっぱなしでした。現在は「子どもとどうやって過ごしたいか」を一番に考えスケジュールを組むようにしています。
子どもと一緒に外出すると色んな人が話しかけてくれたり、笑顔になってくれます。皆さんに「癒されたわ〜」と言っていただくたび、我が子の存在のすごさを実感しています。
仕事と育児を両立するには、まずは譲れない優先順位を決め、ゆっくりバランスをとっていくのが大切だと思います。慌てずゆっくりスタートしてみても良いのではないでしょうか。
一日のスケジュール
6:30 | 起床、 犬の散歩 |
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7:00 | 朝食、お弁当作り |
8:00 | 掃除、子どもとの時間 |
9:00 | 子どもや犬との時間、子どものお昼寝中に仕事、レッスンのときは子どもとレッスンへ |
17:00 | 夕食準備、犬の散歩、洗濯片付け |
18:00 | お風呂 |
19:00 | 夕食 |
20:00 | 片付け、子どもや犬との時間 |
21:00 | 寝かしつけ |
22:00 | 就寝 |