たった2つ! やりがいを感じながらイキイキと働くために知るべきこと/私らしい生き方・働き方 Vol.1

赤ちゃんを抱き上げる男性と見守る女性 キャリア

人生の一大イベントである結婚や出産、そして育児。ライフステージの変化によって理想の生き方や働き方について悩む女性は少なくありません。

もっとやりがいのある仕事をしたいのに男性の同僚や子どものいない女性だけが着々とキャリアアップしていくことに焦りを感じたり、逆に、望んでいない役職に任命されてしまい、子どもと過ごす時間が少ないことに罪悪感を持ったり…。

あなたにもそんな経験はありませんか?このコラムでは、女性がやりがいを感じながらイキイキと働くための情報をお伝えしていきます。

第1回目は『たった2つ!やりがいを感じながらイキイキと働くために知るべきこと』です。一緒に考えてみましょう!

 

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子育てママでも仕事ができる

やりがいを感じながらイキイキと働くために知るべきこと

理想と現実のギャップに苦しんでいるワーキングマザーの声をよく耳にします。

  • 働きたいけれど、子育てしながらだとできることが限られてしまう
  • ロールモデルとなる女性がいないため、キャリアプランが描けない
  • パートナーが転勤族なので、働き方について悩んでいる
  • 仕事も家庭も大切にしたいけれど、どちらも中途半端になっている

…など。

このような悩みを解決するためには、一度立ち止まって自分を見直してみましょう。ペンを持って考える女性

もしかしたら慌ただしく過ぎていく日々の中で、ゆっくり考える時間はなかなか取れないかもしれません。それに、何をどう考えたらよいのか難しいと感じる方もいらっしゃるかもしれません。

今日はポイントを2つに絞って考えてみましょう。大切なのは自分の『価値観(理想)』と『今の状態』を明確にすることです。

 

ポイント① あなたにとっての『幸せ』とは?

日本は物質的に恵まれていて、健康寿命も長い国なのに、主観的な幸福度が低いことはよく話題になりますよね。その理由の一つは『自分なりの幸せの定義』を持っていない人が多いからかもしれません。

自分の『幸せ』の基準がないと、無意識に周りの人と比較し自分が満たされていない部分にばかり目が向いてしまいます。そうやって、ないものねだりの思考になり、「自分の人生はこれでいいのだろうか?」という不安に襲われてしまうのです。頭を抱える女性

例えとして筆者の体験をお話します。
新卒で勤めていた会社の仕事が大好きで、やりがいを感じていました。キャリア志向も高かったので、管理職になって責任のある仕事をしたいとも思っていました。ところが、学生の頃から付き合っていた彼は転勤のある仕事に就いてしまったのです。

結婚を意識し始めた30歳手前で、私は本当に悩みました。

この人と別れて今の仕事を続けるか、別居婚で私が一人で子どもを育てるか、仕事を諦めて転勤に帯同するか、彼に転職してもらうか…選択肢はたくさんありますよね。
この時、もし複数の人に「どの選択が一番幸せになれると思う?」と相談していたら、何パターンもの答えが返ってきていたと思います。

それもそのはず、人生で大切にしたいことは人それぞれ異なるからです。赤ちゃんを抱き上げる男性と見守る女性

「自分にとって何が一番幸せか」を考えると、私の場合はその仕事に執着することや収入面よりも、「家族みんなで一緒に暮らしたい」という思いが強いことに気づきました。「やりがいのある仕事は他にも見つけられるのではないか」と思えてきて、彼との結婚や転職を決意しました。

あなたにとっての幸せは、あなた自身にしか決められません。正解は自分の中にしかないのです。

 

ポイント② 今あるものや満たされていることに目を向ける

実現したい未来や「こんな人になりたい!」を明確にし、そこに向かって進む努力をすることが幸せに近づく唯一の方法だと私は考えています。

しかし、その過程で『自分に足りないもの』ばかりに意識が向いてしまうのは要注意!
自分にはなくて、周りの人にはあると感じるもの(例えば、学歴、お金、美貌、所有物、子ども等)は探せばいくらでも出てきてしまいますし、比較したらきりがありません。

そして『あなたの人生』の成功や幸せには関係ないものかもしれないのに、無意識に「あった方が良いに違いない」「それがない自分なんて…」と思ってしまうことがあるからです。お花とありがとうカード

人と比べて一喜一憂するのではなく、今あるものや満たされていることに目を向けてみてください。

例えば、『家族が健康に過ごせていること』『毎日美味しい食事を食べられていること』『悩みを話せる友だちがいること』『こうやって情報を収集できる環境があること』など、考えてみると私たちは幸せに囲まれて生きています。

このようなことに日々感謝できていると、気持ちに余裕が生まれてくるため、前向きな気持ちで挑戦を楽しむことができます。

 

まとめ

今回はみなさんがやりがいを感じながらイキイキと働くために大切な2つのポイントをお伝えしました。

  1. あなたにとっての幸せ(価値観)を明確にすること
  2. 今あるものや満たされていることに目を向けること

ぜひ一度、ゆっくり時間をとって考えてみてくださいね。

 

岩谷けいこさん

岩谷 けいこ/ Keiko Iwatani

トラストコーチングスクール(TCS)認定コーチ
マザーズコーチングスクール認定ティーチャー
パートナーアソシエイツ協会認定パートナーシップコーチ

製薬会社にて8年間治験を担当。組織風土改革の実行委員として、風通しの良い職場作りや生産性向上に取り組む。

職場の人間関係や、結婚・出産後の働き方の悩みをきっかけにコーチングを学ぶ。職場や夫婦の関係がよくなり、自分の思いも明確になったため、仕事も家庭も大切にしながら進めるように。

現在はコーチとして、「すべての女性が 自分らしさ・才能・魅力を発揮し、大切な人とより良い関係を築きながら、イキイキと活躍できる社会を作る」というVisionのもと活動中。働き方・キャリア、子育て、夫婦関係、職場の人間関係、部下育成などの悩みをコーチングで支援している。

3歳・1歳男児の母、転勤族の妻。

岩谷けいこInstagram

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