ママになり、カジュアルなファッションをするようになった方は多いと思います。
しかし中には、そのカジュアルなファッションがしっくりきていない方もいるのではないでしょうか。その原因は、もしかすると、あなたの『顔タイプ』に原因があるのかもしれません。
このコラムでは、顔タイプ診断®︎を使って、あなた自身に似合うファッションを楽しむ方法をお伝えします。
顔タイプ診断®︎ あなたの顔は何タイプ?
顔タイプ診断とは?
『顔タイプ診断®』とは、お顔の輪郭やパーツの特徴、バランスなどを分析することで、あなたに似合う服のテイストや髪型などを導き出す診断方法です。
顔タイプ診断では、「子ども顔か大人顔か」「曲線的か直線的か」、この二つの軸を使って、顔タイプを次の8つに分類します。
- キュートタイプ
- アクティブキュートタイプ
- フレッシュタイプ
- クールカジュアルタイプ
- フェミニンタイプ
- ソフトエレガントタイプ
- エレガントタイプ
- クールタイプ
自分の顔タイプを知ることで、カジュアルよりも綺麗めが得意、かっこいいテイストよりも女性らしいテイストが得意などの、自分に似合うファッションの雰囲気が分かります。
さらに、ファッションの雰囲気だけではなく、ヘアスタイルや、バッグやアクセサリーなどの小物、似合う柄や素材までも分かってしまうのが、顔タイプ診断®︎の面白いところ。
ママになってカジュアルな服装をしていたけど、なんだか似合う気がしない‥と思っていた方は、その原因がここで分かるかもしれません。
顔タイプを知るメリット
まず、顔タイプ診断では『似合う』とは、着ている服装が「お顔の雰囲気に合っている」ことを言います。似合う服装やヘアスタイルをすることで、その人が本来持つ魅力が引き出され、より一層ステキに見えます。逆に、似合わない服装をしていると人に違和感を与えてしまうのです。
また、似合う、似合わないが分かるので、すぐに買うものを決めることができ、買い物時間を短縮することができます。さらに、クローゼットの中に自分に似合うものばかりが揃うので、朝の洋服選びの時間も短縮されるのも、ママとしては嬉しいポイントの1つになりますね。
顔タイプ診断®︎をしてみよう!
診断1: 子ども顔 or 大人顔
顔タイプを分類する際に、最初に見るのが世代感です。
以下の1~8の質問にAかBで解答し、AとBどちらの方が多くなったか覚えておいてください。
A 丸顔か横長のペース型(顔の縦の長さが短い方である)
B 卵型か面長、縦長のベース型である(顔の縦の長さが長い方である)
A あごが長い
B あごが短い
【3】目の位置は
A 離れ気味
B 寄っている
【4】鼻の高さは?
A 鼻が低い
B 鼻が高い
【5】顔全体の立体感は?
A 顔が平面的
B 顔が立体的
【6】目の大きさは?
A 目が小さい
B 目が大きい
【7】鼻の大きさは?
A 小鼻の横幅が目1つ分よりも小さい
B 小鼻の横幅が目1つ分よりも大きい
【8】口の大きさは?
A 口が小さい
B 口が大きい
診断2: 直線多め or 曲線多め
次の質問では、自分の顔の形状が『直線多め(=男顔)』か、『曲線多め(=女顔)』かを見ていきます。
ここでは当てはまった数が重要になるので、CとD、それぞれに当てはまった数をメモしながら解答してみてください。
C 顔に骨を感じない(もしくは丸顔か卵型)
D 顔に骨を感じる
C 頬が丸く出ている
D 頬に丸みがあまりない
C 目が丸く縦幅がある
D 目が切長である
【4】まぶたは?
C 二重幅が広い
D 一重もしくは奥二重
【5】目の形は?
C 垂れ目である
D 吊り目である
【6】眉の形は?
C 眉山がないorアーチ型である
D 眉山が角張っているor直線的
【7】鼻の形状は?
C 小鼻に丸みがある
D 鼻筋が通っている
【8】唇の厚みは?
C 唇が厚い方である
D 唇が薄い方である
診断結果
診断1と診断2の解答結果をご用意ください。以下のどこに当てはまったか見ていきましょう。
- Aが多く、Cが7〜8個 → キュートもしくはアクティブキュートタイプ
(目が小さめ〜普通:キュートタイプ、目が大きい、目力が強い:アクティブキュートタイプ) - Aが多く、Dが2〜6個 → フレッシュタイプ
- Aが多く、Dが7〜8個 → クールカジュアルタイプ
- Bが多く、Cが7〜8個 → フェミニンタイプ
- Bが多く、Dが2〜6個 → ソフトエレガントもしくはエレガント
(目が小さめ〜普通:ソフトエレガントタイプ、目が大きい、目力が強い:エレガントタイプ) - Bが多く、Dが7〜8個 → クールタイプ
それぞれのタイプの特徴
診断結果は分かりましたか?
次に、それぞれのタイプについて、特徴と印象、似合う服のテイストについて解説していきますね。
キュートタイプ
<特徴と印象>
キュートタイプの特徴は、顔のパーツや輪郭が曲線的で丸みを帯びていることです。
また、パーツのバランスも下心顔(おでこが広い)であるなと、いわゆる『童顔』の方が多いです。
年齢よりも若く見られることが多く、年齢を重ねても可愛らしい印象を持たれます。
親しみやすく、「守ってあげたい」と感じさせる魅力があります。
<似合う服のテイスト>
キュートタイプは、ガーリー・カジュアル・キュートなスタイルのファッションが得意です。
全体的に可愛らしさや女性らしさや優しさのある雰囲気が似合います。
逆に、トレンチコートなどの大人っぽいクールな印象のアイテムは不得意です。幾何学模様などの直線的でモードな雰囲気のアイテムも苦手な傾向があります。
アクティブキュートタイプ
<特徴と印象>
アクティブキュートタイプは、輪郭やパーツが曲線で作られている点はキュートタイプと同じですが、キュートタイプ以上に目が大きく目力があることが特徴です。
元気で親しみやすく、活動的な印象を持たれる方が多いです。かわいさやポップさもあり、また目力の強さと幼い顔立ちから、好奇心旺盛に捉えられることもあります。
<似合う服のテイスト>
アクティブキュートタイプは、カジュアル・ポップ・アクティブなスタイルのファッションが得意です。個性がある派手なものや、大きくポップなアクセサリーもよく似合います。色やデザインでインパクトを付けたり、小物をアクセントにして個性をプラスするとおしゃれな着こなしとなります。
フレッシュタイプ
<特徴と印象>
フレッシュタイプは、子ども顔で輪郭やパーツに直線と曲線がミックスされていることが特徴です。直線要素と曲線要素、どちらが多いかによって、合わせるアイテムが少し変化してきます。
その名の通り、爽やかで清潔感があり、親しみやすい印象を持たれやすいフレッシュタイプ。街で知らない人に道を聞かれやすいのもこのタイプの特徴です。いつまでも若々しく年齢を重ねても歳を取らず、年齢不詳な方も多いです。
<似合う服のテイスト>
フレッシュタイプは、爽やかさやカジュアルさのあるスッキリした雰囲気のファッションが得意。直線と曲線がミックスされているタイプなので、幅広いファッションが似合うところがポイント。直線要素の多い方は、よりシンプルかつ直線的なシルエットの服を選ぶのがおすすめ。曲線要素が多い方は、ふんわりしたスカートや女性らしいワンピースなどキュートタイプの要素も入れてもらうとお顔の印象によりマッチします。
クールカジュアルタイプ
<特徴と印象>
クールカジュアルタイプは、子ども顔で輪郭やパーツに直線を感じさせるところが特徴です。顔の肉感をあまり感じない方が多いです。
フレッシュさの中に、凛々しさやボーイッシュさを感じるところがクールカジュアルタイプの魅力。個性的な印象を与えるのも、他のタイプにはないこのタイプの魅力の1つです。
<似合う服のテイスト>
モード、スポーティ、ボーイッシュなど、カジュアルさとかっこよさを感じさせるファッションが得意。個性的なアイテムもお顔の印象とマッチするので、インパクトのあるデザインの服も自然に着こなせます。
逆に甘い、可愛らしすぎるテイストは苦手な傾向にありますので、柔らかい印象を与えたいときはフレッシュタイプのファッションを参考にすると良いでしょう。
フェミニンタイプ
<特徴・印象>
フェミニンタイプは、大人顔で輪郭やパーツのほとんどが丸みを帯びており、「女性らしい」印象を与えます。パッと目を引く華やかさがあり、大人っぽさも感じさせます。女優さんにも多いタイプです。
<似合う服のテイスト>
お顔の印象の通り、大人っぽく女性らしいテイストが得意。ブラウスにロングのふんわりしたスカートなど、上品でコンサバティブなファッションがよく似合います。一方で、「女性らしさを全面に出したくない」という方も。その場合は、ソフトエレガントタイプのテイストを取り入れるなど、どこかに似合う要素を残しながら甘さを押さえていくことも可能です。
ソフトエレガントタイプ
<特徴・印象>
ソフトエレガントタイプは、大人顔で、輪郭やパーツに曲線と直線の両方を感じさせることが特徴です。優しく、上品で繊細な印象を与えることが多いタイプです。フレッシュタイプと同様に、直線要素と曲線要素どちらが多いかによって、似合うアイテムが多少異なります。
<似合う服のテイスト>
シンプルで上品なファッションが得意なソフトエレガントタイプ。デコラティブで派手なファッションよりも、上品で落ち着いたテイストがよく似合います。柄も、無地や主張しすぎない小花柄などが、ソフトエレガントタイプの柔らかく繊細な印象を壊しません。
直線要素が多い方はクールタイプ、曲線要素が多い方はフェミニンタイプのファッションを参考にするのもおすすめです。
エレガントタイプ
<特徴・印象>
大人顔で輪郭やパーツに直線と曲線の両方を感じる点はソフトエレガントタイプと同じですが、エレガントタイプは、その中でもパーツ(特に目)が大きく、華やかなお顔立ちをしています。上品さと華やかさ、どちらも兼ね揃えておりますが、派手に見られることも。女優さんにも多いタイプです。
<似合う服のテイスト>
上品で綺麗めなテイストをベースに、「華やかさ」が欲しいタイプ。パーツの大きいお顔にファッションが負けないように、大きめの柄や、コントラストのある色合いでメリハリをつけたいところ。派手に見られるのが苦手な場合は、ファッション自体はソフトエレガントタイプのようにシンプルで上品なテイストにして、小物で大きめのアクセサリーをつけるなど、ちょっとした工夫でも素敵な着こなしとなります。
クールタイプ
<特徴・印象>
大人顔で、輪郭やパーツがほぼ直線要素のクールタイプ。「かわいい」よりも「美人」な印象を持たれる方が多いです。
都会的で洗練された印象を持たれ、また大人っぽいところから、実年齢よりも上に見られることがあるかもしれません。
<似合う服のテイスト>
キリッとした魅力を引き立てる、クールでモダンなテイストが得意です。トレンチコートやチェスターコート、センタープレスのあるパンツのような、かっこいいアイテムがクールさんのお顔と非常にマッチします。逆に、カジュアルで女の子らしいキュートタイプのようなアイテムはクールさんの魅力を発揮しきれません。
ご自身のタイプは見つけられましたか?「そうそう!」と共感できるポイントはありましたか?
おしゃれを楽しむコツ
自分の顔タイプは分かったけど、それを実際の生活に取り入れるにはどうすれば…?と、難しく感じる方もおられるかもしれません。
例えば、クールタイプの方がいくら似合うからと言って、センタープレスのパンツにハイヒール姿で子どもたちと公園に行けないですよね。
大切なのは、自分の似合うものを知って、それを軸として持っておくこと。その軸をもとに、TPOに合わせて、カジュアルテイストにしたり、かっこよさや可愛らしさをプラスすることです。
顔タイプを知って終わりにするのではなく、顔タイプを実生活に取り入れて、おしゃれを楽しんでいきましょう!
次回更新は、2022年9月8日を予定しております!お楽しみに!
長谷川 真理 / Mari Hasegawa
顔タイプアドバイザー1級 / 骨格診断アドバイザー
同志社大学卒業後、大阪、岡山で会社員として勤める。結婚、妊娠・出産、子育ての経験を経て、自身の働き方を見つめ直し、イメージコンサルタントの道へ。
会社勤めや子育ての経験を活かし、一人一人の好みや、実生活に寄り添ったパーソナルなファッションを提案。全国の「ママになっても、可愛く、おしゃれでありたい」と願う女性に向けた情報発信やメニューづくりを行なっている。