あなたは産後、慌ただしく過ごす中で自分の体のことは後回しにしていませんか?
気づいたら出産から随分と年月が経ってしまったなんて方も、大丈夫!
いつでも骨盤調整はできますよ。
少し落ち着いてきて骨盤の歪みが気になってきた方も、なんとなく不調が続いているなんて方も、今日から骨盤調整してみませんか?
目次
骨盤の歪みからくる不調対策に! 今日からできるセルフケア
じっくり時間を取れない時の簡単ツボマッサージ
女性の骨盤は、妊娠中からリラキシンというホルモンの影響で骨盤が開きやすい状態にあり、このホルモンの影響は出産後も半年ほど続きます。その間は骨盤が柔らかく調整しやすいため、産後2〜6ヶ月から骨盤調整を始めてあげると妊娠前の状態まで骨盤の状態を戻しやすいです。
ただ、新生児〜6ヶ月の赤ちゃんとの生活の中で、自分の時間をみつけるのはなかなか難しいのが本音…。私自身、産後6ヶ月までのあいだは毎日があっという間に過ぎ去っていった記憶があります。
これまでケアをしたいけれど時間がなくてできなかった方も多いですよね。肩こりや腰痛、冷え、頻尿、疲労感など様々な不調は骨盤の歪みが原因かもしれません。
まずはツボ押しと簡単な動きだけでも良いので、短時間でできるケアから始めていきましょう。
『腰陽関』を押す
『腰陽関』は腰にあるツボです。骨盤のゆがみをはじめ、腰痛、消化不良、生理痛などが気になる方にもおすすめです。
〈ツボの押さえ方〉
両手を腰骨の出っ張り部分に当て、そのまま背骨に向かってスライドしていき背骨に当たった場所が『腰陽関』です。親指で小さな円を描くように押しましょう。いつでもどこでも押せますので、ふと気づいたときに気軽に押してみましょう。
『衝門』を押す
『衝門』は脚の付け根にあるツボです。骨盤に違和感があったり、腰痛がある方はここを押してみると凝り固まっていることがわかるかもしれません。リンパが流れる際に重要なツボでもあり、『衝門』を押しリンパの流れがよくなると、足のむくみや下半身の冷えの改善へも繋がります。
〈ツボの押さえ方〉
太ももの付け根の中央部分、動脈の拍動を触れるところが、『衝門』です。心地よい刺激を感じる程度に数秒押しては離してみましょう。
『衝門』を押しながら股関節をまわす
簡単な動きをつけてみましょう。『衝門』を押しながら股関節まわしを行うことで、骨盤や背骨の歪みが改善されやすくなります。
〈股関節まわしのやり方〉
右を下にして横向きに寝て、右腕を頭の下に入れて枕をつくります。両膝を曲げ、背中や腰が丸まらないよう真っ直ぐに整えます。左手で『衝門』を押しながら、左足を動かし、股関節をまわします。反対側も同様に行いましょう。立った状態で片足ずつ行うこともできます。
寝たままできる骨盤調整ヨガ
もう少し時間が取れる時にはぜひ骨盤調整ヨガを行ってみましょう。骨盤を整えるヨガを行って動いていくことは、自分で整体しているような状態です。痛みがなく、無理なくできる範囲で行いましょう。
今回ご紹介するポーズはすべて寝たままできますので、寝る前や疲れているときにも無理なく動けます。産後間もない方は医師の許可を得てから動き始めましょう。
セツバンダーサナ(橋のポーズ)
- 仰向けになり、膝を立てて踵をお尻に近づけつつ、足の裏全体がマットから離れないようにします。
- 両手は体側に下ろし、息を吸いながら足の裏全体でマットを押し出しながらお尻を持ち上げ、息を吐きながらゆっくりとお尻を下ろします。
- 何度か繰り返してから、息を吸いながらお尻を持ち上げて肩に体重がかかったら両手を背中の下で繋いで5呼吸キープします。
仰向けの膝まわし
- 仰向けになり、膝を抱え込みます。
- 右手で右膝を、左手で左膝を持ち、両膝が離れないようにしながら膝で円を描くようにまわします。
- だんだんと大きな円を描くようにまわし、反対まわりも行います。
仰向けのねじり
- 仰向けになり、両足を伸ばします。
- 右足を左足の上をまたいで左側に伸ばし、視線は右側へ。左手を足元へ当て、右手を右側に伸ばしていきます。
- 両肩がマットから離れないように足の位置を調整しながら5呼吸キープします。反対側も行いましょう。
骨盤調整ができるヨガの動画はこちら
さらに時間が取れるときにはぜひ以下の動画と一緒に動いてみましょう。
いかがでしたか?時間を見つけて少しずつでも動いて、骨盤の状態を整えて快適に過ごしましょう!
ママのための簡単ヨガレッスンシリーズ
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磯 沙緒里/Saori ISO
ヨガインストラクター
幼少期よりバレエやマラソンに親しみ、体を使うことに関心を寄せる。
2002年よりヨガを始め、国内外でさまざまなヨガを学び、スタイルやシチュエーションに捉われないレッスンを行う。 ヨガ経験を問わずに受けられるレッスンは幅広い年齢層から支持されている。 ヨガコラム執筆、大規模イベントプロデュースのほか、多くの広告出演やヨガ専門誌への掲載など活動は多岐に渡る。
発酵食品マイスターとして体が喜ぶ食の提案も行い、暮らしに寄り添うヨガを提唱。オンラインレッスンを開催のほか、自宅で簡単にできるヨガ動画もYouTubeにて配信中。
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