このコラムでは「朝の始まりと、明日へと眠りにつくときに良いアロマ(香り)」についてお伝えします。
アロマは決してアロマオイルの事だけを指すのではありません。
日常に溢れている自然の香りもアロマです。
このコラムシリーズでは、日々の暮らしを彩るアロマ(香り)を感じるきっかけになるようなヒントをお渡ししています。過去コラムもぜひ参考にしていただけますと幸いです。
人生に寄り添い、生活を彩る香りの贈り物
人生とは、朝目覚めて、夜眠りにつくまでの一日の繰り返しです。
そう言ってしまうと、とても味気なく聴こえてしまいますが、
思いがけない奇跡のような出逢いに恵まれたり、子どもの成長に涙が出るほど喜んだり、小さい頃から一緒だったペットとの急なお別れがあったり、夢だったマイホームを手に入れたり、大切な人とのお別れがあったり、新しい生命が誕生したり、
一日一日が人生そのものだと思うのです。
そして、人生のあらゆる場面で香りが存在しますね。
例えば、私は赤ちゃんの全身から香る甘い何とも言えないあたたかな香りが大好きなのです。お祖母ちゃんから香る仁丹の香りも好きでした。
ふと自然に香るその人の香りは、安心感と優しさを私たちに与えてくれますね。
あなたにとって安心感を与える香りは一体なんでしょうか?
始まりの香り
一日一日が、人生そのものではないかとお話しましたが、時間が過ぎるのはびっくりするくらい早く、特に朝の時間は戦場だと思います。
もしあなたがコーヒーが好きならば、コーヒーの香りに包まれ、さらにトーストの香りが交わるとなんとも癖になり、至福の時間になるのではないでしょうか。
食事の香りを感じ味わう。
忙しい朝に数秒でよいので、感じてみてください。
お掃除におすすめの香り
そうして目覚めたら、さぁ、お掃除タイムです。
子どもがいると床拭きの頻度も上がりがちですよね。
そんな床掃除には、その日の気分によってタオルにペパーミントの精油を垂らしたり、ユーカリの精油を垂らして拭き掃除をしてみてはいかがでしょうか。
ペパーミントの香りは、気持ちを切り替えるのに抜群で、ユーカリは呼吸をクリアにしてくれます。
部屋の空気が滞っていると感じる時は、浄化の作用があると言われるフランキンセンスの精油を使用するのもよいでしょう。
こうして自分の好きな香りから始める一日は、自ら人生を創り出す一歩となります。
明日のための香り
今日も一日ありがとう。お疲れ様。
そんな気持ちで精油とともに眠りにつくと、精油の香りが深い眠りに誘ってくれます。
リラックスの代名詞とも言えるラベンダーや、特別な夜はちょっと贅沢にローズの香りもいいですね。
植物たちの香りはいつだって、私たちの人生に優しく寄り添い、一日の一瞬一瞬を美しく彩ってくれ、かけがえのない想い出として記憶に残してくれることでしょう。
アロマライフは『感じる』ことから始まる
このようにアロマライフは決して難しくありません。
まずは、日常に溢れる香りにそっと心を寄り添わせてみてください。
今まで見過ごしていた大切なことに気づくかもしれません。
そうすると、人生はもっと豊かになります。
人生は特別なことではなく、日々の毎日の生活のなかにあり、その積み重ねですから。
あなたが笑顔でいると、あなたの周りの大切な人も嬉しくなります。
そんなあなたからは、あなただけの輝く香りが放たれています。
あなただけの香りを、笑顔とともに明日から未来へと繋いでいきましょう。
高木 理々/Riri Takaki
フランス式アロマ「biossentiel」 技術講師 ・ReBorn(再生)サロン事業&スクール事業 代表 ・認知症予防サポート協会
2度の重度の鬱病を克服した経験から 「人はいつでも生まれ変わることが出来る」をコンセプトに ReBorn(再生)という名で、サロンを開業して10年。フランス式アロマの先駆的ブランドbiossentielを研究し独自のトリートメントを開発。 全国に技術を広める活動を行っている。
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