冬になると、スーパーの果物コーナーには、真っ赤に色付く「りんご」が沢山並びますよね!
今回は、冬の保存食のひとつ、りんごを使ったスイーツレシピのご紹介です。
※果物やお野菜のアレルギーがある場合は、ご注意下さい。
葉っぱで甘みが増す?!色のムラがあるりんごのヒミツ
さて、今回のレシピをご紹介する前に・・・
この時期に出回っている「サンふじ」という品種の赤いりんご。
同じ赤色でも、真っ赤なりんごもあれば、赤色にムラがあるりんごもあります。
その違い、何だかご存知でしょうか?
実は育て方の違いにあります。
真っ赤に色付くりんごは、りんごがしっかり太陽の光を浴びるよう、周りの葉っぱを取り除いて育てられています。その一方で、赤に色ムラがあるりんごは「葉取らずりんご」とも呼ばれ、葉っぱが太陽の光をたくさん浴びます。
太陽の光を浴びた葉っぱは光合成により「糖」を生成し、その「糖」が実に送り込まれるので、りんごの甘みが増していきます。
是非スーパーで違いを見比べてみてくださいね♪
りんごで作るチョコスイーツ
材料:小さいカップ4個分
クラフト(土台になる部分)
- 生クルミ…40g
- 生カシューナッツ…20g
- 干し柿…1個
- ココナッツファイン…15g
- バニラエクストラクト…小さじ1/2
- 塩…少々
フィリング(上台/ムースになる部分)
- りんご…中1個
- アボカド…中1個
- RAWカカオパウダー…大さじ2
- キャロブパウダー…大さじ2
- メープルシロップ…大さじ1~2
- みそ…小さくひとつまみ
- 飾り用のフルーツ…適宜
作り方
- 生クルミと生カシューナッツを3~4時間浸水させて、ザルで水切りする。
- 干し柿のヘタと種を取り除き、小さめにカットする。
- クラフトの材料(キャロブパウダー以外)をフードプロセッサーに入れてまわし、材料を粗目に砕く。キャロブパウダーを加え、材料が細かくなる程度まわす。
- クラフトを器の下台に盛り付け、軽くスプーン等で押して少し固める。
- フィリングを作る。
りんごは皮の表面を綺麗に洗い、芯を取り、細かく切り、ミキサーへ入れる。アボカドも皮を剥き、種を取り除き、細かく切ったら、ミキサーへ。 - 他の材料も全てミキサーへ加え、材料全てが混ざるまでミキサーで攪拌(かくはん)する。
- 器のクラフト層の上に注ぎ込み、飾り用のフルーツを盛り付けて出来上がり。
冷蔵庫で1~2時間冷やすと、美味しく召し上がれますよ。
お砂糖の代わりに干し柿!?
今回ご紹介したレシピは干し柿をお砂糖代わりに使用しました。
干し柿と言えば、田舎のおばあちゃん家へ行くと、よく見かける光景…のイメージではないでしょうか?
柿は干すことで水分が蒸発し、本来の大きさの1/3程度にまで小さくなります。
水分の抜けた柿は、ビタミンCは減ってしまうものの、βカロテンとビタミンAが通常よりも大幅に増える為、食べると血行が良くなり、胃腸の動きを助けると言われています。
干し柿を使うメリット
・甘さが凝縮されている。
・食物繊維も同時に摂れる。
りんごの効果を余すことなく食べる
りんごには、「りんごポリフェノール」と呼ばれるものが含まれています。
「りんご1個で医者いらず」と言われるように、さまざまな研究結果が報告されています。
りんごポリフェノールは、特に皮に多く含まれており、果肉の4倍にもなると言われています。熱を加えたり、酸素に触れたりすると分解されてしまうので、生で食べるのがオススメです。
お肉が好きだけど脂肪が気になるという方は、食前または食事中に、お肉と一緒にりんごを取ることがおすすめです!
火を使わない、お子様と手軽に作れるスイーツ。
バレンタインシーズン、ぜひ親子のコミュニケーションタイムに作ってみてくださいね!
加藤 貴和子/ Kiwako Kato
リバーシングセラピスト/ローフードマイスター
/スムージーアドバイザー/レシピプランナー/保育士
1974年福島県福島市生まれ。短大卒業後、食や美を中心とした仕事に携わる。保育の現場では食育を担当し、子ども達の便秘、アレルギーや好き嫌いの多さを目の当たりにする。子ども達の健康の乱れや自身の数々のダイエットの失敗経験から、ホリスティックな見方・考え方で身体の調和をはかるリバーシングセラピーの概念と出会う。「健康美のキホンは、腸が大事」である事を実感。ローフード料理教室では新鮮な野菜・果物を取り入れた食事を通し、「家族で腸からキレイになろう」推進活動に貢献し、家庭で簡単に作るローフードレシピを手がける。
加藤貴和子Facebook:https://www.facebook.com/kiwako.kato.7