夏の日差しがぐんぐん強くなり始めた今日この頃。
さっぱりとしたものを食べたくなってきているのではないでしょうか?
この記事では、新玉ねぎとレモンを使った爽やかなマリネのレシピをご紹介します。
新玉ねぎを『生』で食べる理由
レシピの前に、今回登場する今が旬の新玉ねぎの栄養についてお話しますね。
新玉ねぎの栄養価は普通の玉ねぎと同じく、ビタミンB1、B2、C、カルシウム、鉄などです。
そして、一番の注目は、ツンとした香りの正体である『硫化アリル』。
消化液の分泌を助けて食欲を増進する作用をはじめ、新陳代謝・神経の沈静化に必要なビタミンB1の吸収と活性化を促す作用があるとされています。更に、血液をさらさらにして動脈硬化を予防する作用があることが報告されています。
しかし、硫化アリルは、水溶性なので、水にさらすなどすると成分が流れ出てしまうのです。また熱にも弱いので、加熱して食べることが多い普通の玉ねぎの場合は、あまり摂取できません。
一方、生で食べやすい新玉ねぎなら、効率よく摂取できるというわけですね!
今回ご紹介するレシピでは、普通の玉ねぎでもOKなので、ぜひ試してみてくださいね!
玉ねぎとレモンのマリネ
材料(2人分)
- 新玉ねぎ(または玉ねぎ) 2個(300g~400g×2)
- レモン1個
【合わせ調味料】
- 酢 大さじ4
- オリーブオイル 大さじ2
- 塩 小さじ1+1/2
- 砂糖 小さじ1
- 粗挽き黒こしょう 小さじ1/2
作り方
- 玉ねぎは横薄切りにする。
<ポイント>新玉ねぎは水に晒すと硫化アリルが流れ出るのでそのままの方がGOOD。
- レモンは皮と種を取り、粗く刻む。
<ポイント>レモンは、白い皮までむいたほうが苦味がなくて食べやすくなります。
- ボウルに1を入れて混ぜ、オリーブ油、塩、こしょうを加えてあえる。
- 保存容器に入れて1週間冷蔵庫で保管して完成
生ハムのサラダや、鶏のからあげと一緒に食べると、さっぱり美味しくいただけますよ。
ぜひ試してみて下さいね!
相藤 春陽/Haruhi Aito
管理栄養士/食生活アドバイザー/フードコーディネーター/オーガニックコンシューマー
1966年熊本県熊本市生まれ
短大卒業後、管理栄養士として病院や施設で26年勤務その後、独立。
身近な栄養士として、食のカウンセラーを目指す。
医療機関の栄養指導や料理教室講師、フードコーディネーター、企業のレシピ開発など食関係全般で活動。
熊本地震で離乳食の災害支援をしたことをきっかけに離乳食セミナーなどを各地で講演。
現在は、地元テレビで旬の食材を使った時短料理コーナーを担当したり情報誌などでコラムを掲載。
料理教室もオンラインレッスン、YouTube(相藤春陽チャンネル)などで忙しいママたちでも参加できるレッスンを開催中。プライベートでは3歳の孫を育てながら家族の食生活を守るおばあちゃんであり母です。