千田 ゆきみ(ちだ ゆきみ)さん
岩手県在住。夫、息子(4歳)、夫の両親、曾祖母(95歳) の四世代6人家族。
塩麹、醤油麹、甘酒を使った発酵料理教室主宰。2020年11月から、忙しい女性、ママの負担を減らし、毎日のお食事で病気にならない体作り、米粉を使った体に優しいスイーツ作りなどのレッスンを開催している。
目次
何事もまずは行動あるのみ! 課題をプラスに捉えて前進
人と接することが力の源
私は結婚前に、12年間工場で働いていました。
8年前に岩手に嫁いだのを機に退職してからは、ビジネスホテルに勤務しフロント業務や厨房作業をしていました。
結婚後、すぐに妊娠はしたものの、妊娠が継続出来ず、2度の流産を経験。その後、なかなか子どもを授かることが出来ず、自分を責め、暗い生活を送っていました。
当時、知らない土地での結婚生活で、友達もいなくて寂しい生活をしていましたが、仕事に行き同僚やお客様と接することで元気をいただきました。
発酵食品との出逢い
どうしても子どもを授かりたくて、良いといわれることはいろいろ試しましたが、お金と時間がかかるばかりで、成果が出ず…。
そんな中、辿り着いたのが食改善でした。
身体に不要とされるものの摂取を控え、発酵食品を取り入れるように。
一年から一年半経った頃、体の冷えやお腹の不調が改善されて、息子を授かる事ができました。
職場の理解で乗り越えられた妊娠と育児
とはいえ流産の経験から、妊娠してからも不安な毎日でした。
その時、ホテルのオーナーが理解のある方で、シフトを調整するなど、助けてくださいました。
産休育休を経て復帰する際は「もっと息子と一緒にいたい!」という想いと「だけど仕事もしたい!」という想いとで葛藤がありました。
その旨をオーナーに相談すると「子育ては一瞬だよ。 仕事はいつでも出来るから。週に一回でも二回でも働いてくれたらホテルは助かる!」と言っていただけたのです。
そうして悩んだ結果、家族にも相談して、産後は週一回だけ勤務することにしました。
実は、息子が3歳を過ぎ、保育園に入ったらもう少し働く時間を増やすつもりでした。
しかし「どん底だった私を救ってくれた発酵食の良さをもっとたくさんの人に伝えたい」「苦しい思いや、辛い思いをしている人を助けたい」という気持ちが次第に大きくなり、ホテルを退職することに決めました。
不安だらけだった『起業』
そのような強い想いではありましたが、起業については最初は不安だらけでした。
果たして起業出来るのか? 集客は上手くいくのだろうか?私が講師業なんて出来るのか?
ですが、何事もやってみないと分かりません。
行動してみないと、良いも悪いも何も見えてこないと思い、前に進んだのです。
発酵食品の魅力を伝えたい
そうして退職後、少しずつ勉強し、2020年11月、初めてレッスンを開催することが出来ました。
現在はコロナ渦ということもあり、オンラインで全国の方へ発酵食の魅力をお伝えしています。まだまだ勉強中のところもありますが、私の経験が少しでも誰かの役に立てたら良いなと思っています。
課題をプラスに捉えて前進!
私はまだまだスタート地点に立ったばかりなので、レッスンの度に課題が出てきます。
でも、それをマイナスではなくプラスに捉えて、一つ一つ解決しています。
生徒様からすぐに答えられないような質問をいただく時もありますが、その場で曖昧な返答はせずに、一旦持ち帰るようにしています。
それについて調べ、理解を深めることにより、より良い回答ができるだけではなく、私のスキルアップに繋がっているのです。
家事・育児・仕事を家族のチームワークで乗り越えたい
私の場合は義両親が同居しているので、家事や育児について、すごく助けてもらっていますし、頼りにもしています。
自営業でホタテの養殖業を営んでいて、比較的時間の融通が利きますので、土日にレッスンを入れる時は、義両親に息子をお願いしています。
今のところ息子の体調不良などのトラブルはありませんが、万が一の時があったとしても上手く家族と協力して乗りきるつもりです。
家事、育児、自分の仕事、家のホタテ作業、家族で助け合いながら、ワンチームで働いていきたいです。
仕事のやりがいは生徒様の声
そんな私は、レッスンに参加した生徒様から嬉しいご感想をいただけることが、今の仕事の一番のやりがいと感じています。
「もう麹が手放せなくなった」「野菜嫌いだった子どもが、野菜を食べるようになった」「便秘が改善されてきた」「肌の調子が良くなった」…など。
発酵食品の良さをたくさんの人に伝えたいです!
これから働きたいあなたへ
誰だって、新しい環境に飛び込むのは不安です。
でも、勇気を出して踏み込んだ先に、必ず新しい景色が見えるはずですよ!
一日のスケジュール(育休中)
6:00 | 起床、朝食準備 |
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7:00 | 朝食 |
8:30 | 保育園見送り |
9:00 | 掃除 |
10:00 | オンラインレッスン、SNS更新、メール返信など |
13:00 | 夕飯買い物やレシピ考案など |
16:00 | 保育園お迎え |
17:00 | 夕食準備 |
18:00 | 夕食 |
20:00 | 息子と入浴 |
21:30 | 息子と就寝 |