あなたは、子どもが寝てからやっと自分の時間ができて、ついつい睡眠時間を削ってしまうことはありませんか?
子育てや仕事に追われていると、自分の時間も満足に取れないことも多いですよね。考え事も多く、なかなかリラックスしきれないまま睡眠につくと、眠りは浅く、翌朝に疲労を持ち越してしまうことになります。朝起きても疲れている日が続くと、ストレスを抱えやすくなってしまい、さらに睡眠は浅くなってしまう・・・
そんな負のループを断ち切るために、良質な睡眠を取る工夫をしてみませんか?今回は、日々を奮闘するママたちがぐっすり安眠を促す簡単なマッサージとヨガポーズをご紹介します。
寝る前に簡単にできるツボ押し&ヨガ
ぐっすり眠るための簡単ツボマッサージ
1日の終わりにゆっくりと時間が取れないときも多いですよね。そんな時は、どこでもできる簡単ツボマッサージをしてみましょう。
『失眠』をたたく
『失眠』とは足裏のかかとの中央部分にあるツボです。神経が高ぶっているときに、落ち着かせて眠気を誘う効果が望めるとされています。
寝付きが悪いときにベッドの中で眠気がくるのを待っていると焦ってしまいますが、そんなときは一度ベッドの端に座って、失眠のツボを刺激しましょう。
<ツボの押え方>
座って左手で左足首を持って右足に乗せ、右手で拳をつくって10〜20回ほど叩きましょう。
左足も同様に行います。
『安眠』を押す
『安眠』は後頭部の外側のツボ。耳の横の突起から指1本分下に位置します。この奥には迷走神経や交感神経があり、自律神経を整えてリラックスへと導きます。
<ツボの押え方>
『安眠』のツボを中心に、周辺を3本指で押します。3〜5秒押したらずらして、周囲をまんべんなく押しましょう。
『丹田』を押さえながら深い呼吸をとる
『丹田』はおへそから指4本分下に位置するツボ。高ぶった神経は、丹田に意識を向けることで落ち着きやすくなります。
<ツボの押え方>
『丹田』の上に手のひらを重ねて、何度か円を描くように優しくマッサージ。動きを止めたら、目を閉じて丹田に意識を向けながら深い呼吸を続けます。
落ち着きを感じ始めたら、自然な呼吸に戻していきます。
安眠を促すヨガ
もし時間が取れる日には、ベッドに入る前に安眠ヨガでゆったりと全身をほぐしておくのがお勧めです。体の強張りを和らげてあげるだけでも眠りやすくなり、睡眠の質も上がることでしょう。
足とお尻のストレッチ
膝を立て、左足に右足を乗せて、左太もも裏を両手で掴みます。左足をゆっくりと伸ばしながら呼吸しましょう。反対側も行います。
ねじりのポーズ
右足が上になるように足を組んで、右側に両足を倒します。右手は足元へ伸ばし、左手は肩の高さに伸ばします。視線も左側へ。反対側も同様に行います。
魚のポーズのバリエーション
仰向けになり、バスタオルやブランケットを丸めて、それを背中の下に背骨に沿わせて入れます。タオルの一番上が肩の位置になるように調整し、後頭部をマットに下ろします。ゆったりと呼吸しながら、首の前側が伸びて肩が開かれる様子を味わいます。
さらに時間が取れる時はぜひ動画と一緒にやってみましょう
いかがでしたか?
毎日多くの事に追われる日々だからこそ、睡眠の質を上げ、お子さんとすっきりとした朝を迎えられますように。
ママのための簡単ヨガレッスンシリーズ
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磯 沙緒里/Saori ISO
ヨガインストラクター
幼少期よりバレエやマラソンに親しみ、体を使うことに関心を寄せる。
2002年よりヨガを始め、国内外でさまざまなヨガを学び、スタイルやシチュエーションに捉われないレッスンを行う。 ヨガ経験を問わずに受けられるレッスンは幅広い年齢層から支持されている。 ヨガコラム執筆、大規模イベントプロデュースのほか、多くの広告出演やヨガ専門誌への掲載など活動は多岐に渡る。
発酵食品マイスターとして体が喜ぶ食の提案も行い、暮らしに寄り添うヨガを提唱。オンラインレッスンを開催のほか、自宅で簡単にできるヨガ動画もYouTubeにて配信中。
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