子育て中のブランクは心持ち一つでキャリアに!/令和ママのキャリア作り3ステップ Vol.2

赤ちゃんと母 お役立ちコラム

あなたは子育て中で外で仕事をしていない期間をブランクだと考えていませんか?

子育ても立派な主婦の仕事。やることはたくさんあって、日々忙しいはずです。決して何もしていないブランクではないのです。

このコラムではこれから働きたい人や、これからのキャリアをどうしたらいいか迷っている人たちの相談を日々お伺いしているキャリアコンサルタントの橋谷恵と共に、いずれまた働きたいと考えているあなたが日常の中でできるキャリア作りについて、3回に分けて一緒に考えていきます。

最初の一回目は、主婦が働くメリットとデメリットを考えてみました。自分が働くとしたらのメリットやデメリットを考える宿題もありました。やってみましたか?まだという方や、今回初めてという方は、前回の記事も読んで、よかったら機会を見つけてやってみてくださいね。

二回目は、子育て期間のブランクをどう考えるかを見ていきましょう。

メリット デメリット

子育て中・専業主婦でもできる! 私のブランクをキャリアに変える第一歩/令和ママのキャリア作り3ステップ Vol.1

 

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子育てママでも仕事ができる

ブランクと言われるのはなぜ?

主婦の仕事も立派な仕事。ブランクではないとお伝えしました。
しかし、なぜブランクと言われてしまうことが多いのでしょう?

それは、主婦の仕事はたくさんありすぎて、何をしていたか説明できないからです。

たとえば面接で、こう尋ねられたとします。

 

面接官「前職を退職した後、何をしていましたか?」

あなた「10年間は家事と子育てをしていました」

面接官「家事と子育ては何をしていましたか?」

あなた「・・・・」

面接官(家事と子育てと言われても、それだけだとこの人何ができそうかわからないな・・・)面接イメージ

いえいえ、あなたは一生懸命に家事や子育てをがんばってきたでしょう。
主婦を続けてきているじゃないですか。
その中から話せることやアピールできることがたくさんあるはずなのに話せない。
だから何もしていないと思われてしまいがちなのです。

実際にはそうではないのにと思うと、私はとても残念です。
それはキャリアカウンセリングの中でそれぞれに質問しながらお話すると、全員が自分のやってきたことをいろいろ話せるし、就職につながるアピールポイントがみつかるからです。

単なるブランクではなく何をしていたか話せないだけなので、話すことを見つけられればブランクを問われても怖くなくなります。

 

就活の面接で子育て期間中に聞かれたら

面接官はブランク、つまり職歴等で間が空いているから働けないと思っているのではありません。
単に何をしていたかが知りたいだけです。

間が空いていたときにやっていたことが大体わかる説明ができればOK。
もう少し言うと、今働けそうかどうかが知りたいので、間が空いている期間を説明しながら、働く意欲や仕事へのアピールも付け加えられるとさらによくなります。

 

今日からでもブランクをキャリアに変える!

何度もお伝えします。
あなたの日々の家事や子育ても大切な仕事ばかり。
外で働くときに必要な、様々なスキルが知らず知らずのうちに身についているものです。

たとえば晩御飯を何品も同時並行で作る『段取り力』、自宅を片付ける『整理整頓』、家計管理や節約で身につく『コスト意識』、子どもにわかりやすく伝える『伝達力』など。

家事や子育てで身についたアピールポイントは探せば、きっと見つかります。

 

大したことをやっていないと考えてしまうあなたには

とはいえ、今は、私はそんなに大したことをしていないと思っているのではないでしょうか?

大丈夫です。
もしそう感じてしまうのであれば、今から出来ることを見つけて取り組んでいきましょう。

未来の自分のための、ささやかな準備期間ですよ!

 

得意な家事をがんばってみる

掃除、洗濯、アイロンがけ、染み抜き、料理、お菓子作り、洋裁、手芸、ハンドメイド、ファッション、メイク、節約術、貯金などなど、あなたの得意な家事はなんでしょう?

ぜひあなたの得意な家事のスキルを磨きましょう。
好きなことなら、楽しみながらネットなどで調べてスキルアップできそうです。
家事をがんばることが、自身にもつながります。家事をする女性

 

ママ友リサーチ

ママ友や身近な人で家事と仕事を両立している人がいたら、ランチの合間に情報収集。
他の人がやっていることで、自分に取り入れられることはないでしょうか。

仕事のグチを聞きながら、自分がその立場だったらできることや対策、何をいえばいいか、どうすればいいかを、こっそり考えることもできます。

 

雑誌を眺める

最近はコンビニで立ち読みができなくなりましたが、銀行や病院や歯医者や図書館や美容院などには、雑誌を置いてあるところもあります。
スマートフォンでは、いつでも見られます。

雑誌を見つけたら、積極的に手に取って眺めてみましょう。

自分の好きなこと、興味のあること、面白そうなこと、何に惹かれるのか、普段は気が付かない自分探しのチャンスです。
ファッション誌の記事にも、生活に役立つ特集や女性の生き方や働き方が出ていたりします。雑誌をよむ女性

 

お気に入りのブログやVlog、インスタグラムを探す

あなたは『Vlog』をご存じですか?
Video Logの略でブログの動画版で、Youtube等の動画サイトで探せます。

ブログは文字や写真で綴るインターネット上の日記、動画で綴る日記がVlog、インスタグラムは写真が投稿できるSNSです。

この中で、自分が憧れるライフスタイルや生活を送っている人を、探してみましょう。最初はママタレントのブログやインスタでもかまいません。

いろいろみていくと、普通の主婦たちが情報発信していることに気づくはず。
自分がいいなと思う人を、たくさん探していきましょう。
自分もこうなりたいとあこがれる人が見つかれば、日々努力するモチベーションにつながります。

更にMama Yellの両立インタビューの記事も、ぜひ読んでみてくださいね。いいなと思う人が、きっと見つかるはずです。

 

丁寧な言葉遣いを意識する

ご主人や子どもやママ友たちと話す普段使いの言葉で過ごしていると、とっさの時に丁寧語が出てこないものです。

コンビニやスーパーの店員に話しかけるときも、友達と同じような言葉づかいで話しかけていませんか?

丁寧語で話せる場は、日常生活にいくらでもあります。
普段使いの言葉と丁寧語の使い分けができるよう、自分から意識して丁寧な言葉で話す練習をしてみましょう。
面接や働く場面で普段の言葉遣いが出ていると、働く意識が低いと思われてしまいます。

 

これらがどうキャリアへつながるの?

今から取り組めることはわかったけれど、それがどうキャリアにつながるの?と思っていらっしゃるのではないでしょうか。

これらは、自分のやっている家事や子育てを意識すること、その中で得たことを他人に説明できるようにすること、そして働く姿勢を身に着け、働く意識をアピールすることにつながっていきます。

次回に具体的な話をしますが、確実に言えるのは、あなたの普段やっていることは意識と取り組みで全くもって変わってくるということです。

せっかくやるなら、自分のためにもなるように毎日を過ごしてみませんか?自分を大切に

 

宿題:時間を見つけてやってみよう

今から取り組めることでご紹介したことは、家事や子育ての合間にできることもあれば、家事そのものでできることもたくさんあります。

あるかないか、できるかできないかは、わかりませんが、やってみないとあるかないかも、できるかできないかもわかりません。
とにかくやってみること。

そして、ひとつやってダメだとあきらめないことです。
たまたま、最初に見たものの中に自分が惹かれるものがなかっただけかもしれません。

やってみることつづけることが、未来の自分のキャリアにつながります。
よかったらコツコツつづけてみてくださいね。

 

橋谷恵

橋谷恵/Megumi Hashitani
キャリアコンサルタント/講師/ライター
キャリアコンサルティング研究所主催。
人生百年時代に向けて、今後のキャリアや働き方を考える方とのキャリアコンサルティングや、就職転職に向けた履歴書・職務経歴書・エントリーシート等応募書類アドバイスや面接対策を通して、女性の生き方・働き方を支援。個別相談や講座の他にも、一人でも多くの女性が時代の変化に柔軟に対応していけるようネットコラムを通じたキャリア関連の情報発信も行っている。
橋谷恵HP

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