育児に仕事に家事にマルチタスクをこなすママたちは、イライラや気分の落ち込みが表れやすい状態です。
特に、産後半年はホルモンの影響を受けやすい時期。それに加えて、忙しく日々の作業をいくつも行う中で、脳疲労状態になってしまいがちです。姿勢の悪さが続いて背中が丸まることから呼吸が浅くなることでも様々な悪影響が。
原因不明の気分のムラに気づいたら、いつでも簡単にできるツボマッサージやヨガでセルフケアしていきましょう。
目次
イライラや不安感から、気分を前向きにしたいときのツボマッサージ&ヨガ
気分を前向きにしたいときのツボマッサージ
時間がない時や疲れきってしまっている時にも簡単にできるツボマッサージをご紹介します。
ツボは体調によってわずかに変動しますので、ピンポイントに場所がわからなくてもOK。周辺も押してみながら、気軽に試してみましょう。
「合谷」を押す
「合谷」は手の甲側にあるツボです。気持ちを落ち着かせたい時、ストレスを感じる時、自律神経のバランスを整えたい時におすすめです。
《ツボの押さえ方》
- 手の甲側の親指と人差し指の付け根が合わさる場所からやや人差し指側を親指で押さえます。
- 押しながら、小さな円を描くように動かします。吐きながら押し、吸って緩めましょう。
- 5〜10回行います。
「神門」を押す
「神門」は手首にあるツボです。イライラを鎮めたい時、気持ちを落ちつけたり時、ぐっすり眠りたい時にお勧めです。
《ツボの押さえ方》
- 手首の横皺の小指側の腱の内側、少しくぼんでいる場所が「神門」です。吐きながら親指で押し、吸いながら緩めましょう。
- 5〜10回行います。
「太衝」を押す
「太衝」は足の甲にあるツボです。イライラして眠れないような時、頭痛やめまい、目の疲れにもおすすめのツボです。
《ツボの押さえ方》
- 足の甲の親指と人差指の骨を辿り交差する地点のくぼみが「太衝」です。親指で押さえ、吐きながら押し、吸いながら緩めます。
- 5〜10回行いましょう。
気分を前向きにしたいときのヨガポーズ
少し時間ができたら、ヨガポーズをとってみましょう。完璧にできなくても大丈夫なので、無理のない範囲で行ってみてください。
アンジャネーヤーサナ(三日月のポーズ)
- 四つん這いの状態から、右足を両手の間に下ろし、かかとの上に膝がくるように配置します。左足は後ろに引き、足の甲もマットに下ろします。
- 息を吸いながら両手を上に伸ばしましょう。3〜5呼吸キープします。
- 反対側も同様に行いましょう。
ウシュトラアーサナ(ラクダのポーズ)
- 正座で座り、足幅は拳一個分程度に開きます。
- 両手をお尻の後ろに配置します。この時、後屈が苦手な方や初心者の方はお尻から遠ざけて安定する場所に手をつきます。
- 息を吸いながらお尻を持ち上げ、視線を天井へ。様子をみながら次第にお尻を持ち上げ、無理のない位置でキープします。
- 余裕がある方は、足首を手で掴み、視線を後ろへ向け、後屈を深めます。
- 無理のない場所で3〜5呼吸キープし、ポーズから解放します。
ジャタラ・パリヴァルタナーサナ(ワニのポーズ)
- 仰向けになり、膝を立て、両腕を肩の高さに伸ばします。
- 両膝を右に倒し、顔を左へ倒しましょう。5〜10呼吸行います。
- 反対側も同様に行いましょう。
ヨガ動画を見ながら動いてみましょう
15分程度の時間が取れる時には、以下のヨガ動画を見ながら動いてみましょう。
全てのポーズを完璧にできなくても大丈夫です。ご自身が心地が良い範囲で無理なく動いていくうちに、気持ちがすっきりとしていくことでしょう。
ママのための簡単ヨガレッスンシリーズ
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磯 沙緒里/Saori ISO
ヨガインストラクター
幼少期よりバレエやマラソンに親しみ、体を使うことに関心を寄せる。
2002年よりヨガを始め、国内外でさまざまなヨガを学び、スタイルやシチュエーションに捉われないレッスンを行う。 ヨガ経験を問わずに受けられるレッスンは幅広い年齢層から支持されている。 ヨガコラム執筆、大規模イベントプロデュースのほか、多くの広告出演やヨガ専門誌への掲載など活動は多岐に渡る。
発酵食品マイスターとして体が喜ぶ食の提案も行い、暮らしに寄り添うヨガを提唱。オンラインレッスンを開催のほか、自宅で簡単にできるヨガ動画もYouTubeにて配信中。
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